キビトはそのままです。
「シン…さん。この星になんのようですか…」
悟飯の前に立つ人物は赤肌を持つキビトと言う人物とシンと名乗る小柄の人物。
明らかにこの星の者ではない。
敵ではない、味方だ。とい言葉の意味を察するにセル側の人間ではないの出はないのだろう。
しかし、それなら、なおさらここにきた意味がわからない。
「さっきほども、言いましたがセルゲームに参加するためです」
セルゲームに参加をする。
それは、このシンの気を感じとると頼もしい事だがそんなに早く情報が回るのが早いだろうか?
いくら、セルとはいえそこまで早いはずがない。
ここまで、情報が早いのはさっきほどまでずっと見ていたと言うことだ。
「そうです、ずっと見ていました。
セルの変身を止めれなかったのは謝ります」
二人の心を読んで、疑問に答えるだけではなく、謝罪もしている。トランクスと悟飯は混乱してしまう。
「えーと、では悟飯さん お手並みを拝見したいので少し組み手をしましょう」
「え、いいですけど」
「超サイヤ人でお願いします」
「わ、分かりました」
なぜ、超サイヤ人を知っているのだろうと思ったが先程の会話を思いだし、超サイヤ人の事も見ていたからだろう。と納得し超サイヤ人に変身する。
「では、そちらからどうぞ」
少し、見下した態度をするシン。
それにムッとなった悟飯は手を抜かず本気で攻撃を仕掛けた。
「だあぁ!」
「はぁっ!」
「くっ!」
悟飯の攻撃を軽々避けると、隙間を縫って気功波を当てる。
そして、わざと威力を弱められた気功波によって、悟飯の火に油がそそがれた。
「そこだあぁ!!」
「むっ!?たあ!」
悟飯の拳はシンの頬をかすっただけだか、シンはぐっと睨み付けてカウンター攻撃を悟飯に喰らわせる。
「かあぁ!!」
「うっ!?」
しかし、その攻撃をモロともせずにシンの横腹に蹴りを入れて吹き飛ばす。
「超サイヤ人…かなり強い。こちらも本気でいきましょう」
「……まだ、本気じゃなかったんですか」
瓦礫から出てきたシンは構え直して、悟飯に向かって走る。
「はあぁ!!」
「くっ!早い!」
シンは真っ直ぐ突っ込んで来たが、攻撃が来るのは悟飯を取り巻く全方位。
それも、相手の場所を察知するのに時間がかかるほどのスピードで行っている。
「ぐっ!く、くそ!どこだっ!?」
気を解放して、この状況を抜け出すことは可能だが、同じことをやられてはこちらが不利になるだけ、この技を完全に破ることが最善の道である。
「……!そこかあぁ!!」
「なっ!?」
悟飯がゆっくり目を閉じると場所を特定したのか、空間に向かって拳を放つとその場からシンが出てきた。
「くらえ!!波ーーっ!」
「がはっ!?」
かめはめ波をシンの腹に向かって放った。
至近距離で一発によって、かなりの痛手を負ってしまうシン。
しかし、顔に焦りは出ていない。
「これで最後だっ!」
悟飯はシンに最後の一撃を入れる為に踏み出す。
「終わりだぁ!」
「ハッ!」
「ぐ、ぐわあぁ!?」
悟飯の拳がシンの顔に当りかけた時、悟飯は遥か後方に吹きとんだ。
シンは悟飯の向かって、強力な衝撃波を放って吹き飛ばしたのだ。
「私は、気功波よりこちらの方が使いやすいので
悟飯さん、組み手はここまでにしましょう。そうしないとお互いに危険ですから」
「シンさん、とても強いですね、僕びっくりしましたよ!」
悟飯とシンは組み手に満足したのか、二人とも笑顔だ。
「もしかして、トランクスさんもこれほどの実力を持っているのですか?」
「い、いえ、流石に二人には敵いませんよ!」
悟飯とシンの白熱する戦いを見て、改めて力の差を実感したトランクス。
シンはトランクスに興味を示して、悟飯はキビトに興味を示している。
「キビトさんはどれぐらい強いんですか?」
悟飯の質問にビクッと肩を揺らすキビト。
若干顔の色が青くなっている。
「もしかしたら、キビトは一番弱いかも知れませんね」
「な、なんですっと!私だって力はありますよ!」
シンの言葉にまた肩を揺らすキビト。
今度は赤顔が更に赤くなっている。
「悟飯、提案があるのですが…」
「なんでしょう」
「7日後のセルゲームに備えて、私と悟飯さんでトランクスさんを鍛えましょう」
その言葉を聞いた途端にトランクスは地獄を見たよ
うな、表情をしたという。
戦闘力
悟飯 10億(通常) 500億(超サイヤ人1-4)
トランクス 8億(通常)400億(超サイヤ人1-4)
シン 530億(最大)
この時空の界王神優秀。
そして、トランクス可哀想。
トランクスまだ、14歳。
悟飯は21歳そして界王神のシンは何千年と生きている。
戦闘力の開きはすぐに縮まるよっ!
だって、トランクスは主人公だから(小声)