もう一つの未来   作:蒲鉾侍

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どうです?タイトルのインパクト凄いんじゃないですか?
そして、ネタバレも凄いだろうけど。


ポポ 神様になる

いつもどうり花に水をやって落ち葉の掃除をしていると二人は出てきた。

悟飯とトランクスだ。

 

「ポポさん!修行終わりました!」

 

トランクスは本当にべジータの子なのか?

感情豊かで素直だ。

孫悟飯が二人いるみたいだ。

ピッコロがいたら泣くんじゃないか?

 

「ポポさん、お腹が減ったので……。」

 

悟飯が顔を赤らめて、腹の虫を鳴らす。

 

「わかった、飯だな!悟空とそっくりだ。用意してくる」

 

悟空とそっくりだ と言われて更に赤らめる悟飯と神殿の中に入って料理の仕度を始める。

 

「トランクス、今日で終わるんだな」

 

「はいっ!!」

 

二人は完全に人造人間を越えた。

一人でも相手出来るだろう。

それだけ、一年の修行は役に立った。

 

「飯持ってきたぞー」

 

ポポは自分の身長の倍近くある大漁の皿に盛り付けられた料理を持ってきた。

 

「ありがとうございます。いただきます!」

 

「いただきまーす!」

 

ガツガツと皿に盛り付けられた料理を口の中に放り込んで、空になったら皿をポポがせっせと運んでいる。

 

 

 

すぐに食事を終えた二人は休憩をしている。

ちなみにまだ食事を取っただけで他はなにもしていない。

 

「行かなくて良いのか…?人造人間暴れてるぞ?」

 

ポポの言葉に跳ね起きるトランクスと悟飯は下界に飛びたそうとする。

 

「まって!」

 

「え?なんですか、ポポさん」

 

ポポの制止の声をかけて二人を止める。

 

「ポポ、ずって一人で神様のいない神殿守るの意味ないき気がするどうすればいい…?」

 

涙目になって二人に問いかける。

確かに神様のいない神殿のなんてもはや、神殿ではない。

空に浮いているただの城だ。

 

 

「じゃあ、ポポさんが神様になれば良いですよ!」

 

「と、トランクス……?」

 

「ポ、ポポが神様になる…?」

 

トランクスの言葉にポポと悟飯は驚いている。

しかし、それで解決出来たようだ。

 

 

 

 

 

 

「二人ともいってらしゃい。ちゃんと倒してくるんだぞー」

 

二人を見送る頃になるとポポは何処からか引っ張り出してきた、○の中に神とかかれたデザインの服を着ていた。

 

「神様、ポポ 神様になった」

 

二人を見送り終わると、ポポは静かに空を見上げそう言った。

 

 

 

二人は人造人間の暴れている街に向かった。

 

そこはもう、瓦礫の山と化していた。

目の前にいる二人をにらみつける悟飯とトランクス。

 

「よう、悟飯 トランクス 殺されに来たのか?」

 

「私はイライラしてんだよ!悟飯は私が殺すからね!」

 

18号は悟飯に飛びかかるが、簡単に跳ね返される。

 

「な、なんでっ!!?」

 

何度も攻撃をしても全て受け流させてしまう。

 

「お前達はいくつの人を殺したか分かっているのか?」

 

悟飯の静かな言葉と共に行った膝蹴りによって18号の体が く の字に折れ曲がる。

 

「くっ!ならお前だっ!」

 

「邪魔だ」

 

17号がトランクスに攻撃を仕掛けるが、トランクスの回し蹴りで吹き飛ばさせて瓦礫に埋もれる。

 

「な、こいつら何時の間にこんな力を…!」

 

ゆっくりと近づいていく悟飯。

 

「俺達の仲間になれ、そうすれば許してやる」

 

悟飯の口から漏れた言葉は想像外の言葉だった。

トランクスも驚きを隠せずにいる。

 

「……良いのか…こんな俺達を…お前たちの仲間を殺してきたんだぞ!?」

 

そして、人造人間も予想外の行動をしてきた。

人造人間17号は仲間なれ と言う言葉に涙している。

18号の方はこちらも泣いているのか目を擦っている。

 

「…その涙が本当がどうかは知らんが…まぁいいさ。

これからは復興に手を貸してもらう」

 

トランクスと悟飯は超サイヤ人の変身を解いて、背を向ける。

 

「「嘘だよ!バカーっ!」」

 

人造人間二人は勢いよく、その場から飛び去る。

トランクスと悟飯は分かっていたのか、すぐに追いかける。

 

 

「全く、あいつらバカだね!」

 

「そうだな!俺達は気をもって無いから隠れれば逃げ切れるぞ」

 

この二人は逃げ切れると思っているらしい。

 

「いたっ!?誰だよ!」

 

「ブラアアアァァ!見つけたぞ」

 

人造人間二人の前に現れたのは、緑色の虫のような化け物だった。

 

 




はてさて、緑色の虫のような化け物ってなんでしょうかね?
そこまで、出す必要なかったけど、これも次の章に繋げるためです。


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