東方恋魔形(とうほうこいまぎょう) 作:禁断 ~封印されしみやそー~
幻想郷の一角地、湿度が高く年中無休でジメジメしている「魔法の森」。
瘴気も溢れ返っており、本来ならば人が住むには適さないその土地には、ある二人の魔法使いが暮らしていた…
バァァアアン!!
ドアが勢い良く開かれる。
そして私の目の前に居る、ドアを開けた短めの金髪少女が口を開いた。
『魔・理・沙!♡ sexしよ!!♡』
「くたばれ変態」
開始1ページ目からこんな汚い言葉ばかり飛び交ってすまないな。
私の名前は霧雨魔理s『じゃあ、子作りしましょ!!♡』
「意味変わってねえだろ埋まれ。」
『んもぅ…魔理沙ったら、相変わらず奥手なんだから…
でも、そんな所も好き…///』
「そうか、私はお前のそんな所が反吐が出る位嫌いだZE!☆」
私の名前は「霧雨魔理沙」。
幻想郷で魔法使いをやっている。
特技は「異変解決」、
趣味は「他人の物をパク……借りる事」だ。
そして、こっちの奴h『じゃあ、チューでも良いわよ!♡はい、チューー…ぶへっ!?』
こっちの公然猥褻痴女は『アリス・マーガトロイド』
人形を操る七色の魔法使いであり、私にとっての『生涯の天敵』だ。
特技は『セクハラ行為(約一名限定)』、
趣味は『ストーキング(約一名限定)』だ。
私は憎しみと嫌悪を込めて『変態』と呼んでいる。
因みに私が今いる場所は「私の家のトイレの中」だ。
無論、この変態を家に招き入れた覚えもない。
「いや、出てってくれよ!私は今、見ての通りの事がしたいんだよ!」
『安心して魔理沙…私がちゃんと見ててあげるから♡』
「なんでだよ!なんなんだよ!
大体、なんで家の鍵は全部掛けてんのに平然と入ってくんだよお前は!?」
『あら…戸締りをきちんとしてるなんて、流石私の魔理沙ね…///
良い私のお嫁さんになれるわ…///』
「私は『お前の魔理沙』になった覚えも、『お前のお嫁さん』になった覚えも無いし、戸締りをし始めたきっかけはそうしないと頻繁に私の所有物(主に下着類)が紛失するからだよこのド変態がぁ!!」
『しょ、しょうがないじゃない…魔理沙が可愛すぎるのがいけないんだもん…///』
「全然ときめかねぇんだよ!良いから私の下着を返しやがれ!!
そして出ていけぇ!!!」
『はぁ、魔理沙の頼みじゃ仕方ないわね…』
(バサッ…)
『はい…取って良いわよ…///』
「私の下着を装着してんじゃねぇぇええええ!!!」
今日も私の家に怒号が響く。
かくしてこの物語・『東方恋魔形』の華々しい1ページ目は…
「私の家のトイレ」から1歩も進展しないまま、幕を開けた…
※ここからは作者の特に意味の無い後書きコーナーとなります!
どうも始めまして紳士淑女の皆さん!
みやそーと言います!☆
初投稿なのです…(緊張)
まだまだ不出来ですがシリーズ物なので、
良かったら感想または改善点をお待ちしております!