みなさん、読んでいただきありがとうございます!
他の方が書かれたのを見ているとまだまだだなぁと思いますが、頑張っていきたいです!
今回でデート終了です!
いろはのかわいさを意識して書いたつもりです笑
楽しんでいただければと思います!
意識して行間を空けているつもりですが、いろは視点やら八幡視点にころころ変わるので見づらいかもしれません。ご了承ください。。。
追記
1話と同様です。
俺と一色の間にはなんとも言えない沈黙が流れていた。
……なんだこれは。
いや待て、一回状況を整理してみよう。
まず俺は一色に連れられてとてもオサレなカフェに入った。
そしてそこで『ラブラブランチセット❤️』なるものを頼まれてしまった。
よし、そこまではオーケーだ。いや、まぁカップル限定って書いてあるからほんとは頼んじゃいけないんだろうが。問題はそのあとだ。
「ドリンクでございます。」
そう言って店員は大きなグラス?を1つ持ってきた。当然もう1つ持ち運ばれてくるだろうと待っていた俺はそこであることに気づいた。
そう、ストローの形状が変なのだ。
何やら複雑な軌道を描いてストローの口(くち)が2つに分かれている。
よく見ると、ラブラブセット限定ストローと書いてある。
…嘘だろ……?
「いっ…一色……。」
一色を見るともじもじとしながらうつむいている。
そんなに嫌なら頼まなきゃいいのに・・・。
「すいませーん。あ、コップもうひとつもらっていいですか?」
店員は驚いたのか少し目を見開いたがすぐに営業スマイルを取り戻して新たなコップを持ってきてくれた。
俺はグラスの中の飲み物を半分ほどコップに移し、コップの方を一色に渡した。
「…ほれ。」
「あ…ありがとうございます…。」
は……恥ずかしいーーーーー///
まさかこんなことになるなんて……。
さすがに口が分かれてるとはいえ同じストローで一緒にドリンクを飲むのはハードル高すぎるよーーー///
っていうかこんな時でもさりげなく持ちにくい大きなグラスじゃなく持ちやすい小さめなコップを私に渡す先輩あざとすぎです。
先輩を見てみるともう何事もなかったかのようにドリンクを飲んでいる。
もうちょっと意識してくれてもいいのに。
先輩だから仕方ないけど。
少し冷静さを取り戻した私はいつものようにあざとく
「今度は『同じ』グラスで、『同じ』ストローで飲みましょうね?」
と攻撃してみる。
「っ//…飲まねぇよ。」
よし!少しは動揺してくれてるみたい♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
それから先も何かが運ばれてくるごとにいろいろあった。
途中から一色も慣れたのか積極的にやろうとするし、練習だというのにやりすぎだろ…。
中学生の頃の俺だったら「あれ?これいけるんじゃね?」とか勘違いして告白して振られて夜に枕を涙で濡らしていたことだろう。
カフェを出てからは特に何をするでもなくブラブラと歩いて過ごした。いやほんとなんで女子というものは何も買わないのになんでいろいろなものを見て回るのだろうか。
そんな思いが顔に出てしまっていたのか一色には「いろは的にポイント低いですよ?」と言われてしまった。
そのうち由比ヶ浜や陽乃さんあたりも使い出しそうだな……。
それは八幡的にポイント低い。
日も暮れてきたので今日はもう解散ということになった。さすがに3月にもなると日が落ちるまでが長い。
「では先輩!またデート行きましょうね!予定空けといてくださいよ?まぁ先輩なんで、そこに関してだけは信頼できるんですけど。」
「やっぱり次もあるのか……。あと俺がいつも暇みたいにいうのやめてね?ちゃんと予定あるから。日曜とか朝7時半からレンジャーとか仮面ライダーとかプリキュアで超忙しいから。」
「うわぁ…さすがにそれはドン引きです。近づかないでください。」
「酷すぎる…そんなこと葉山には言うなよ?」
「心配されなくても葉山先輩にはこんなこと言いませんよー。葉山先輩、プリキュアとか絶対見ないでしょうし。」
「さいですか…じゃあな。」
「はい!帰り道にぼーっとして怪我とかしないでくださいよー?」
「しねーよ…。」
家に帰った俺は小町の作ってくれた晩御飯を食べた後、ベッドで寝転がっていた。
メールの着信音が聞こえたが、今日1日ずっと外出していたこともあって睡魔が襲ってきたので見ずにそのまま寝てしまった……。
またいろはと八幡の喧嘩話とか書きたいなーと思ってます。
需要があればですが…。
しつこいようですが、もしよければ感想やご指摘、評価などしていただけると嬉しいです!
よろしくお願いします。