境界線上の死神   作:オウル

4 / 76
ようやく原作でいったら一巻上の半分
アニメでいったらニ話くらい?まで来ました
個人的に一番好きな三巻まで行けるかな?なんて考えたこともありましたが
二巻の分厚さを考えると絶望的ですね・・・
そもそも一巻終了まで行けるかすら怪しい・・・

※修正・加筆しました


三話 後編

 

 

正純は、目の前に立つ友人を見た。

 

「P01-s・・・まさかお前とこんなとこで会うとはな・・・ここにはよく来るのか?」

「jud.この墓所の掃除は日課としておりますゆえ・・・あと強いて申し上げればここは人通りが少ないので、掃除が終わった後でこの自然公園のベンチで本を読みます」

 

以前正純が貸した"指導者言動録"ともう一冊、"運命に支配された世界で生きる価値はあるのか?"という本を懐から取り出すP01-s。

 

「それは・・・以前貸した本か、もう一冊は・・・自分で買ったのか?」

 

自分が貸した本の事は解るがもう一冊は知らない本だった。

"運命に支配された世界で生きる価値はあるのか?"なんて、この世界そのものを否定しているみたいで不思議な感じがした。

 

「この本ですか、これは康景様・・・常連の方に譲っていただいたモノです。既存の世界観に対し否定的な観点から独自の解釈と今後の世界の在り方について書いてあり、奥深いものがあります」

「へぇそんな本があるのか・・・ん?康景って天野康景か?」

「はい、現在教導院三年梅組の生徒だと聞いております」

 

その本の持ち主が、康景だという事に驚いた正純は軽い興奮状態にあった。

自分の友人が別の友人と友人だという事実も初めて知った。

アイツも本を読むという、ひょっとしたら共通の趣味になりそうな事実がある。

 

偶然ってあるもんだなぁ、なんて呑気に構えていた。

 

だが同時に、そういうタイトルの本を読むという事は、アイツは歴史再現やそう言った物に懐疑的な立場なのだろうか?

だとしたらなんで襲名者をやっているのかよくわからなくなった。

 

「いや、私も康景とは知り合いだったんだ・・・意外と世間は狭いな」

「そうですね・・・私から見てよくわからない人ですが、読書から得られる知識の有用性について教えてくださった方なので、それなりに親しくさせていただいております。こうしてたまに本の貸し借りなどをしますし」

 

そうなのかぁ・・・良いなぁ。

 

羨ましさと、お礼にはひょっとしたら本あたりが良いかな、なんて考えながらP01-sと共に近くの墓所付近の草を毟る。

草がある程度溜まると、P01-sは側溝にまで運ぶ。

どうやらP01-sは黒藻の獣にこっそり餌付けをしているようだが何故かそれを隠しているようで、

 

「だいじょうぶ、バレてない?」

「jud.大丈夫だと判断できます、我々の活動は完璧です」

 

いや、バレてるぞ・・・!その自信は何処から・・・?

 

「ところで正純様、正純様はこちらの墓石の手入れをよくされていますね」

 

気が付くと、正純は先程墓参りをしたはずの母親の墓の周辺を入念に手入れしていた。

 

「あ、いや・・・まぁ実は母のなんだ、遺骨がないから形見の品しか入れてないんだけどな・・・」

「・・・率直に申しまして、正純様はお母さまがお好きなのですね」

「・・・」

 

いきなりの事で、反応に困る正純。

 

好きか・・・。

 

どう返事をしていいかわからず、あいまいな返事をしてしまう正純。

すると、隣でP01-sが歌い始めた。

 

通りませ 通りませ

行かば 何処が細道なれば

天神元へと 至る細道・・・

 

P01-sが歌ったのは『通し道歌』と呼ばれる、極東ではメジャーな童謡で正純もよく子守歌として母親に歌ってもらっていたのを思い出した。

 

「・・・」

「どうかされましたか?」

「へっ?」

 

気が付けば正純は泣いていた。

 

その理由が自分が襲名に失敗した悲しみからか、母を失った時の悲しさからか、現状に対する悲観からか、すぐには判断が付かなかったが、

 

多分、全部なんだろうなぁ・・・。

 

歌聴いて泣いているなんて、この状況では不自然だと思ったので正純は、とりあえず理由を話した。

かなり湿っぽい話になってしまったが、最後まで黙って聞いてくれたP01-sに対し本当に良い友人を持ったな、と嬉しく思った。

 

「・・・そうですか、そのようなことが・・・」

「すまない、情けない話で・・・」

「率直な感想で申しますと、正純様の男装の理由は趣味ではなかったのですね」

 

そこ!?

今自分がこれまでの経緯とか、何を思ってきたかとか

結構思い切って話してきたのにピックアップするのそこ?!

 

内容が内容だしそういう風になってしまうのもわかるけれども・・・!

 

内心憤るが、すぐに諦めた。

 

不意に、空が広がる。

武蔵のステルス航行が終わった。これが何を指すのか、

 

もう三河に着くころか・・・。

 

そろそろ自分が育った町が見えてくる。

故郷と言えるかどうかは微妙だが。

 

だが、ステルス航行の終了と同時、武蔵と並行する船があった。

武蔵と武蔵野の上を横切るように通過していく船には三つ葉葵の家紋があり、それは松平公の船だった。

 

『武蔵諸君、毎度毎度私が三河党首、松平元信だ!残念なことに、聖連の方の指示で今回武蔵住民は三河側に降りることが出来ない。だがそれを悲観することは無い、三河側からは多くの荷を運び込むから、それらを通じて交流してほしい。後、今夜、私の方でも花火を用意しているから、良かったら見てみるといい・・・では!』

 

相変わらずだなぁ元信公。

 

元々は郊外の領民に声を届けるためにやっていたらしいが、今ではもう一行事として定着している。

 

隣、P01-sが元信の船に手を振っていた

 

「まるで観光客みたいだぞ」

「いえ、船の下の方で手を振って下さっている方がいたので、こちらも返した方がいいかと・・・」

 

四限目終了の鐘が鳴る。

教導院ではそろそろ昼休みだ。

 

*********

 

「じゃあ今回の"葵君の告白を成功させるための臨時生徒会兼総長連合会議"を始めたいと思います。では、今回の会議の主体である葵君、どうぞ」

 

教導院正面の長い階段の下、三年梅組の面々が集まっていた。

内容は宣言通り、トーリの告白に関する会議で司会進行は書記であるネシンバラ。

 

「うーん、告白って言っても俺したことないからわかんねーしなぁ・・・」

「点蔵、お主回数に関しては人より群を抜いているんだから、何かアドバイスしてやったらどうだ?」

「そっか点蔵がいたか、確かに点蔵、"回数"に関しては凄いよな・・・実績は別にして」

「い、今自分、色々否定されたで御座るよ?!なんて連中で御座るか・・・!」

 

自分が名指しで否定されたのにそれでもちゃんと考えるあたり、点蔵って良いやつだなぁ・・・モテないけど。

 

トーリ達の背後、階段手摺に寄りかかっている康景は改めてトーリの人望の厚さに感心する。

自分もこの会議で積極的に何かアドバイスしようかと迷ったが、特に(自分から)告白した経験はないので今回は静観することにした。

 

「うーん、ぶっちゃけいきなり告るとかは、あんまりしない方が良いと思うで御座る。例えば何の接点もないような女子が朝、家の前で待機していて出てきたところでいきなり『好きです』なんて言われたらどうで御座るか?・・・いや、結構自分イケるで御座るよ!」

「・・・」

「・・・」

 

皆が若干引き気味の反応を示すが、点蔵が一人盛り上がっている。

 

いや、怖ーよ。どこのヤンデレだよ。点蔵にふったのは間違いじゃないだろうか?

 

康景はこの会議に若干の不安を感じた。

 

「うーん、でもそれが点蔵だったら俺は嫌だな、お前が告るために家の前で待機してたら通報もんだわー」

 

トーリが意外とまともだった。トーリが言いたいことをまとめると『それって人によるんじゃね?』ということだ。

 

しかし、

 

「君たち・・・真面目にやりなよ・・・」

 

ネシンバラが怒り気味だった。

自分の妄想から帰ってきた点蔵が今度こそ真面目に考え始めた。

 

「・・・手紙作戦など如何で御座ろう?」

「手紙?」

「やっぱり人は緊張すると大事な局面で噛んでしまうもので御座る。例えば『君のことが好きだ』が『君のおとこが好きだ』みたいに噛んでしまうような事があるで御座る。だから手紙ならそう言った間違いを犯さないようにすることが可能になるで御座る」

「その間違い結構ヤバくないか?」

 

思わずツッコんでしまった。

 

それが実体験に基づいた間違いなら相当に酷い目にあったんだろうなぁ・・・。

 

康景は可哀想なモノを見るように点蔵を見た。

それにつられ皆も点蔵を憐れみの視線で見たが点蔵は気にせず続ける。

 

「要するに、前もって伝えるべきことを書いておいて告る代わりにそれを手紙にして渡すで御座るよ」

「これにどうして相手を好きになった理由を書けばいいのか?」

「まぁ正式な内容は後日考えるとして、今は考えをまとめてみるのもいいのではないかと・・・」

「んー・・・感情を言葉にするって難しいな・・・」

 

トーリが珍しく悩む。

それに助け舟を出したのは姉である喜美だった。

 

「フフ、愚弟?感情を上手く言葉にできない?だったら試しにここにいる連中の嫌なとこ書いて練習すればいいじゃない」

「なに言ってんだ姉ちゃん。友達の悪口なんて書けるわけないじゃん!」

 

・点蔵:御座るは本気なのかキャラのつもりなのかと思うと、うまく表現できない

・ウルキアガ:姉キャラ担当言ってるけどどこからが姉キャラなのかわからなくて、うまく表現できない

・ネシンバラ:中二病キャラが板についてるけどもしかして気付いていないのかなと思うと、うまく表現できない

・シロジロ:たまに教室で株価チェックでニヤニヤしているのを見ると気持ち悪くて、うまく表現できない

・御広敷:ロリコンの癖にそれを認められないのはどうかしてると思うと、うまく表現できない

・康景:ツッコミキャラだと思ってるだろうけど、お前結構ボケキャラだからwと思うと、うまく表現できない

etc・・・

 

等々、クラスの皆の悪口をスラスラ書き始めた。

康景は『え、俺ってそういう立ち位置なの?』と思いはしたがそれを言うとひどい目に遭いそうだったので、あえて黙った。

 

「ず、随分スラスラ出るで御座るなぁ!!」

「あっれ?おっかしーなぁ、お前らの良いとこは書けそーにないのに・・・なんでだろ?」

「さ、最悪で御座るよ!」

「その調子よ愚弟、その調子でアンタが思うその子の良いところを書いてみなさい」

「さらっと難しい事要求すんなよ姉ちゃん、点蔵とかヤスとかはアレだから書けたけどさぁ、彼女に対する俺の心の純情さとか、そんなん上手く表現できると思ってんのかよ?!」

 

・顔が真ん中ドストライク過ぎて、うまく表現できない

・しゃがんだ時の太もものむっちり感がエロ過ぎて、うまく表現できない

・ウエストのラインが絶妙過ぎて、うまく表現できない

 

「随分スラスラと具体的に書いてるで御座るよ!」

「まだまだこんなもんじゃあないぜ!」

「待てーい!」

 

その変に具体的な箇条書きに待ったをかけたのはウルキアガだった。

 

「トーリ、お主ほどのオッパイ県民が何故オッパイへの言及をしない?」

 

おお、皆が驚きの声を上げる。

後ろの方で女性陣が「アサマチとかには平気でセクハラするのに好きな相手にはヘタレ?」「総長口だけ説ww」等、好き勝手言い始めた。

それに対しトーリは、

 

「オツパイは 揉んでみないと わからない」

 

何故か俳句風に語った。

どうやらトーリのオパーイへの熱量は、常人には計り知れないものがあるという事が、とりあえず伝わった。

 

「いいか、皆?オッパイってのはなぁ!揉まねえと解んねぇんだよ!相手の胸の感覚もつかめないうちにただ見た目だけを評価するなんていい加減な事、俺にはできない!」

「お前変に真面目だよな・・・方向性が正しいかは別として」

「トーリ殿のオッパイ連呼数は一般人のそれを軽く超えているで御座る・・・」

「でも愚弟、視覚情報から評価できないとしてソムリエ的にその胸が”アウトだったら”どうするの?一つ試しておいた方がいいんじゃない?」

「試す?」

「近似のオパーイオーナーに揉ませてもらうに決まってるじゃない!アンタの見立てではどうなの?hard?easy?それともextreme?」

「喜美は頭いいけど発想がその・・・前衛的だよな」

 

揉ませてもらう、その発言に全員が馬鹿姉弟から距離を置いたが、喜美は康景に言われドヤァと誇らしげしていた。

 

「うーん、俺の見立てだとvery hard?かな?」

「やや硬め・・・該当するのはアデーレとか鈴・・・あとは三要先生とかその辺かしら・・・」

「教師を名指しで指名するなよ・・・」

「あら?皆さん、こんなところでいったい何をしているんですの?」

 

康景のツッコミに割り込むように、ミトツダイラと酒井が教導院の方から下りてきた。

一瞬喜美はニヤリと悪い顔をしたが、ミトツダイラがそれに気づくことはなかった。

 

「ネイト、お前三河行くのか?」

「いいえ、分家の権利関係とかで降りる学長に色々証書が必要だったので・・・」

「学長先生、三河まで行くの?よく許可でたなぁ」

「ん?あー昔の仲間に呼び出しくらっちゃってさぁ、まぁ酒飲んだらすぐ帰るし」

 

面倒臭いなぁ、なんて顔をしているがどこか楽し気に語る酒井。

酒井は話を切り替えるように

 

「そういえばトーリ、噂になってたぜ、お前さんの告白の件。一体そんな危険な行為が及ぶ相手って言うのは・・・」

「ホライゾンだよ」

 

その言葉に、皆が黙った。酒井は空を見上げ、

 

「あの子か・・・やっぱりお前さんもそう思う?」

「学長先生だってそう思ってんだろ?」

「まぁそうだけど・・・他人の空似かもしれんし、というかその方が確率高いだろ」

 

言われトーリは、今までにない真面目な感じで語り始めた。

 

「解ってるよ、だからここ一年必死こいて考えてきたんだ。もし別人でも記憶とか無くても必死に頑張ってる彼女の姿を見て惹かれていって、なにも出来ねぇ俺だけど、一緒に居てくんねぇかなぁなんて」

「・・・」

「明日で十年、今回の件でケジメにして俺はもうホライゾンから逃げねぇ」

 

そうか、感慨深そうに頷く酒井。

皆がその独白を見守っていたが、その様子を一人、康景だけは気まずそうに黙って聞いていた。

 

「馬鹿ね愚弟、今言ったことを手紙に書けばいいじゃない・・・でも、問題がまだ一つ残っているわ」

「問題?」

 

喜美がわざとらしく残っている問題についてミトツダイラが食いつくようなトーンで話した。

 

「総長に問題があるんでですの?かなりの問題児なのでもうすでに手遅れかと・・・」

「そうミトツダイラ、今愚弟が抱えてる案件についてアンタが一番適格者なの」

「なんか大袈裟な物言いですわね、もしかして告白の件で?」

「そう、そうなのよミトツダイラ、松平の分家を預かるアンタにはわかりえないことかもしれないけど・・・」

「馬鹿にしないでくださいまし、確かに私は家柄上恋愛などについて自由があるわけではありませんが、私とて今は武蔵の一員、庶民の風習に理解がない訳ではありませんのよ!」

 

かかったな馬鹿め!

口には出さないが、顔はそう言っている。喜美はそんな顔をしていた。

 

「じゃあ・・・」

「ええ、このネイト・ミトツダイラ!総長の抱えてる問題に適格者だというのなら、この胸を喜んでお貸ししましょう!」

「「おお!」」

 

皆が驚きの声を上げる。

ミトツダイラは一人状況が分かっておらず、困惑する。

 

「ですから、ネイト・ミトツダイラが総長にこの胸をお貸しすると・・・」

「「二度言ったよ!」」

「良いのか?ネイト・・・じゃあ遠慮なく」

 

トーリはミトツダイラの胸を鷲掴んだ。

 

******

 

康景はネイトがトーリに胸を鷲掴みにされるのを見た。

 

あーあ、あれは多分殴られるなぁ。

 

いくらネイトが自分で言ったこととはいえ、胸を揉まれるのは想定外だっただろう。

 

「どうで御座るか?トーリ殿?」

「ノーブラだった!」

 

皆に宣言するように感想を言うトーリ。

一方のミトツダイラは顔を赤くして固まったままだ。

 

「ありがとうネイト!これで問題解決できたわ!俺大丈夫d」

「全くダメですのよ!!!この馬鹿ー!!」

 

トーリの頭を裏拳でぶん殴るミトツダイラはトーリを校庭まで吹き飛ばした。

アッー!と叫びながら宙を舞うトーリが、この日多くの学生に確認されたという・・・。

 

「全く!明日フラれてしまえばいいんですわ!!」

 

怒り心頭の様子でその場から立ち去るミトツダイラ

皆はそれを「まぁ仕方ないよね」といった感じに流した。

 

「んじゃ、俺もそろそろ行くわ」

 

酒井もこの出来事に慣れ切った様子で、その場を後にする。

その酒井に対し康景は後ろから呼び止める。

 

「酒井学長・・・」

「ん?どうした康景」

「俺も三河まで同行しても?」

 

康景が同行すると言い出した『理由』を何となく察した酒井は若干呆れた声で同行を許した。

 

********

 

ミトツダイラは自分の胸を揉まれたショックで怒りながら歩いた。

 

最初に揉まれるなら康景が良かったですわ・・・

 

内心憤りを覚えつつも、ミトツダイラは自宅に足を進めた。

それにしてもトーリが告白をするという選択が、ミトツダイラは少し意外だった

彼なりにここ十年間で考えてきた事なんだろう。

その意思は尊重すべきだし、嬉しい事だとも思う。

 

しかし、康景はその辺、どう思っているのか。

 

十年の節目を迎え、トーリだけでなく、康景もまた思うところがあるはずだ。

ホライゾンの事だけでなく、彼には師の事がある。

そのせいか何か悩んだりしてるようにも見える。

他人の面倒は見る癖に、自分の面倒は見ようともしないのが悪い癖だ。

 

思い詰めてなければいいんですけど・・・

 

ミトツダイラは康景の身を案じた

 

 




ボケとツッコミって難しいですね
お笑い芸人の方ってそう考えるとすごいですね

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。