戦艦棲姫になっちゃったよ。   作:烈華

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みなさんお久しぶりです。
期末テストなんてなかったんや()


ここを出る準備。

時雨side

 

 

 

戦姫が帰ってこない。

あの日からもう3日もたった。

沖ノ島海域も片っ端から探した。

でも戦姫はいなかった。

 

「どこにいったの...?みんな待ってるよ...?」

 

僕は戦姫と2人で撮った写真を見つめながらそう呟いた。

 

戦姫に嫌われちゃったのかな...?

僕達と居るのが退屈だったのかな...?

もう、戦姫と一生会えないのかな...?

 

「会いたいよ...戦姫...!」

 

 

 

 

 

 

 

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戦姫side

 

 

 

 

 

「時雨ちゃんたち大丈夫かなぁ...」

 

ひなとうつほに誘拐されてもう1週間たった。

言い方がが悪いけど実際そうだから仕方がない。

 

彼女たちの私を誘拐した理由は寂しいから。

人類の敵になってしまった自分たちには交渉という手はできないから誘拐することにしたらしい。

正直誰でもよかった。少しでも寂しさを紛らわそうとした。と言っていた。

私もそんな感じだから分からなくもない。

だからといって誘拐はないと思う。と叱っておいた。

 

「あ、パッくんのこと忘れてた」

 

そういえばパッくんに色々仕舞ってたような気がする。

 

「おいで、パッくん」

 

私がそういうと海面から大きな影がやってきた。

パッくんだ。

 

「がぁがが(どうしました、戦姫様)」

「通信機とかある?鎮守府を制裁?したときに使ってたやつ」

「がが。あがぁが(ありますよ。使えるか分かりませんが)」

 

そう言ってパッくんは自分の口に手を突っ込み、妖精さんが作った通信機を取り出した。

パッくんの取り出し方はいつ見てもグロテスク。

 

「ありがと。ヲウカとかレオに繋がるといいんだけど...もしもし」

『ハイー。今姫様探シデ凄ク忙シインデスガ』

 

その声は風邪ひいた時に「クソワロタwww」って行ってきたヲウカの声だった。

 

「繋がった!ヲウカ!?私よ!戦姫だよ!」

『姫様!?今ドコニイルンデスカ!?』

「分からないわ。見たこともない魚が沢山いるから日本じゃないところにいるかも。あと時雨ちゃんたちに言っといて。「私は生きています。必ず戻ってくる」って」

『...分カリマシタ。早ク戻ッテキテクダサイヨ。皆サンヲ寝カシツケルノ大変ナンデスカラ』

「ごめんなさい。できるだけ早く戻ってくるわ」

 

そう言って通信を切った。

みんな心配してくれてるんだな...。ちょっと勇気が湧いてきたかも。

 

「ひなとうつほに相談かな」

 

 

 

 

 

 

 

 

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「という訳で私がいたところに戻ってもいいかな?」

「ちさき離れちゃ嫌ぁ...」

「ちさきはずっとここにいるべきだ!離れちゃだめだ!」

 

と言って私に抱きついてくる。

うーん...どうしよう...。

あ!私の鎮守府に連れていけばいいのか!

 

「じゃあ私とひなとうつほで私の鎮守府に行こっか。攫われているところ二人に助けてもらった、っていうことで」

「でも...ひなたち攻撃されない?」

「されないしさせないよ」

「追い出したりは?」

「うーんどうだろうね。悪さしたら追い出すかも」

「「うぅ...ちさきぃ...」」

 

この世界に来てから二人とも泣き虫になったみたい。

私が長女で、うつほが次女、ひなが三女って感じかな?

こう甘えてくると、二人とも可愛いんだけどね...時々口喧嘩するからねぇ...。

 

「...明日にここを出ようか。私の鎮守府に行く準備をしなくちゃね」

「うん」「分かった」

「じゃあ、始めましょうか」

 

そう声をかけると二人はこの洞窟?を出る準備を始めた。

私は包丁とかの手入れをしなくちゃね。

パッくんの収納スペースに色んな道具あるんだよね。

テント、ガスコンロ、ファイヤースターター、寝袋など色々。私もいるものといらないものの分別をしますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「うみゅぅ...ちさきの料理、美味しい。上達した?」

「ふわぁ...美味い。久しぶりだな、この味」

「二人ともありがと。少し上達したわよ?大人数の料理を1ヶ月近く作ってるもの」

 

ずっと友達だった人に言われるとちょっと嬉しい。

醤油はなんとかなった。魚醤が出来てたからなんとかなった。

それじゃゆっくり、食べましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「明日ここを出るのか...」

「ひなたち大丈夫かな...」

「...大丈夫よ。あの娘達はみんな優しいから。私は何故か、何故かじゃないけどママって呼ばれてるわ」

 

みんなのお母さんみたいなのになる!って宣言したらみんなにママって言われるようになっちゃったしね。

 

「確かに...昔も今もお母さんみたい」

「料理できて掃除できて洗濯もできる。私にはできないな」

「そこまで凄くないよ。練習の積み重ねよ。そのうちうつほもできるようになるわ」

「そうか...頑張ってみるか」

 

その意気は良し。頑張ってもらいたいものだね。

 

「明日早いから私は寝るね。おやすみ」

「「おやすみちさき」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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朝。今日は絶好の洗濯日和。

 

「よっしゃー!行くわよー!」

「おー」「行くか」

 

目指すはみんなのいる佐世保鎮守府へ。

待ってて、時雨ちゃん。

 

 

 

 

 




ほんっっっっとうにすみませんでした!!!
言い訳させてください。
レポートとテスト、秋イベに追われる日々だったんです!
柔道の大会があったり文化祭の企画委員を担当したりと色々ありました。
あ、秋イベ完走して大型引いたら大和とあきつ丸出ました。やったね。

Twitterやってます。

@rekkaso0126

で出てくる筈です。
次回も不定期です。
感想、評価、コメントどしどしよろしくです!
次回はもっと早く投稿できるようにしたいです。

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