戦艦棲姫になっちゃったよ。   作:烈華

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今回はヲウカsideとレオside、戦姫sideがあります。


本土奇襲作戦in時雨ちゃんたちの鎮守府。その2。

ヲウカside

 

 

「アー!腹減ッタゼ!」

「レオ、ウルサイ…」

「しょうがねぇだろヲウカさんよぉ。あんたも腹減ってんだろ?」

「私ハ減ッテナイ!」くぅ〜…

「「ブッハッハッハッハッハ!!!」」

「〜〜!!!」

 

あーもしもし。たった今天龍とレオにからかわれていた、ヲウカです。

元々は艦娘と敵対する中だったんですよ、ハイ。でも戦艦の姫様、戦姫様に会ってからだいぶ変わってしまいました。

ちょっと前までは艦娘を心の底から嫌悪感丸出しだったんですよ。それが姫様と一緒にいるとなんというか、まぁ大丈夫かなって思う様になったんですよ。変わっている人ですよね、戦姫様。

艦娘と話してみるとあらビックリ。普通に喋れるんですよ。話しやすいって言うかなんというかって感じですね。

そして話した艦娘で気に入ってしまった娘たちがいるんです…。

あのですね?非常に申し訳ないことを言うんですが……艦娘の駆逐艦が、もう、ヤバい、くらい、可愛いいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!んですよ!!!

小さい体に重そうな装備を背負って海を滑るあの姿!額から流れる汗!濡れる制服!青い果実のような胸!触れたら折れちゃいそうな腕!脚!汗掻いた時の特有の匂い!ツルツルなお肌!綺麗な脇!全てにおいて完璧な娘たちだったんですよ!!!

特に雷さん。人懐っこくて頼り甲斐のあるその姿はまさに天使(エンジェル)!甘えられたら速攻で襲っちゃいますよ。

一緒にお風呂はいった時のあられもない姿には鼻血が出そうでした。(実際出てます)

特にあのスベスベな脇!prprしたいです!prprprprしたいんです!させてください!

そう考えていると早くあの家に帰りたいですね。これもそれもあの雷ちゃんたちの鎮守府の人間のせいです!

さっさとぶっ殺して雷ちゃんを含む幼い駆逐艦娘のハーレムを…///

……ヤバい、想像したら鼻血が出てきてしまいました…!

 

「何顔赤クシテ鼻血出シテンダ?流石ニキモイゾ?」

 

貴女には分からないでしょうね!

貴女も私と同類じゃないですか!駆逐艦娘が好きなところは!

 

「確カニロリッ娘艦娘ハ可愛イ。ダケドナ?早ク俺タチガ駆逐艦娘(マイエンジェルズ)ヲ助ケナイトマジデヤバイゾ?」

「ハッ!タ、確カニ!」

 

なんてことを考えていたのでしょう!鎮守府にも駆逐艦娘が居るじゃないですか!(違う、そうじゃない)

ウッヒョーーーー!こうしちゃいられないです!警備のレベルをもう少し上げましょう!そうすれば戦姫様に……

 

『ヲウカのやった行動はすごくありがたかったわ。ご褒美にこの鎮守府の駆逐艦娘を何人かあげてもいいのよ?』

 

「ウッヒョー!アリガトウゴザイマス!戦姫様!一生付イテ行キマス!!!」

「おいヲウカ大丈夫なのかよ…」

「アリャモウダメダ。放置ガ1番イイ。俺ハ近クニイル同胞ニ命令ダシテクルカラココラ辺ノ警備頼ムハ」

「おうよ!行ってこい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ヲウカside out

 

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レオside

 

 

ヲウカはもうダメだ。あいつはもうダメだ。駆逐艦娘たちが好きになった俺でも言える。あいつはもうダメだ。

大人しく姫様、戦姫様の命令を聞いていると思ったらアレだよ。もうどうしたもんかねぇ。

 

「オ前ラ艦娘見ツケタラ攻撃スンジャネェゾ。見ツケタラ俺ニ無線デ連絡シロ。分カッタカ?」

「リッ!(分かりました!)」「「「チチチッ!(了解しました!)」」」「「ニニッ!(了解です!)」

 

全く可愛い部下たちだ。でもなんでかな、涙が出てくるんだ。なんでリ級やチ級の胸の方が俺の胸よりデケェんだ?誰か教えてくれよ、なぁ。

まぁ俺には置けない話だが置いておこう。気にしすぎるともっと悲しくなるからな。

オイ、リ級。どうかしましたか?とか言いながら私の顔を覗くんじゃねえ。テメェの胸が強調されてんだよ。殺すぞ。

 

「て、敵艦見ゆ!あれは…新種、なの…?」

「ンア?」

 

……なんか呆気なく艦娘と接触したんだがどうすればいいんだ?

どうすればいいのか分んねぇからいでよ俺の脳内選択肢よ!!!

1.潰す

2.殺す

3.消す

ダメだこりゃ。根っからの戦闘狂じゃないかこれじゃ。俺が選ぶのは安定の4、砲撃を出来るだけ避けてから話をした方が良さそうだな。

 

「オ前ラハ俺カラ離レロ。チットバッカシアイツラト話ヲシテクル」

「リ!」「「「チチチ!」」」「「ニニッ!」」(了解しました!)

 

そう俺が命令するとリ級が旗艦の艦隊が下がった。これで話ができるな。

 

「砲雷撃戦、開始!お願い、当たってぇ!」

「島風、砲雷撃戦、入ります!てぇ!」

「てぇえええ〜い!」

「沈みなさいっ!」

「たぁーっ!」

「徹底的にやっちまうのね!てぇ!」

 

なんか艦娘たちが砲撃をし始めたんだが…。まぁこの海域の駆逐艦如きじゃ俺の装甲は貫けねぇことは当たり前なんだがな。一応避けておくか。

 

「避けられた!?」

「あれはヤバいやつかも!島風が注意を引きつけるから他の娘はアイツを狙って!」

「にゃにぃ!?島風ちゃん危ないよ!もう撤退しよう!?」

「撤退したら何されるか分かんないでしょ!?何言ってんのよ!」

「ど、どうすれば〜」

「うっっっくぅ〜、なんにもできねぇ〜…」

 

艦娘たちが口論し始めたぞ?何戦場で喧嘩してんだよ阿呆だろ。ちょっくら脅してみるかな?一発撃ってみっか。

 

「キヒヒッ♪ハァ!」

 

バァン!

 

「ヒッ!」

「あれに当たったら島風も沈んじゃうよ…」

「もうにゃだ〜!」

「ッチ…これはヤバいわね…」

「どうすればいいんですか〜!?」

「もうダメだ、おしまいだ…!」

 

やべぇちょっと脅かしすぎたかも。だってしょうがねぇだろ、これでもあの艦娘たちより遠くの方狙ったんだからな。あそこまで怯えなくても…レ級さん悲しいっす。

にしてもあの島風ってやつ思ったより速ェな。しかもきている服が俺よりエロい。

ヘソ出しセーラー服にTバックって勇気あるなオイ。しかもパツキンのウサギ耳のカチューシャ。

………かわぃぃなぁ………

詰まらなそうな目をしているのがかわぃぃ。お胸がぺったんこなのが親近感がわく。

肌が綺麗。おヘソprprしたい。……これじゃヲウカと同じだな。しのう。

 

「きゃあ!」

「ッ!?」

 

何処からか知らないが愛しの島風ちゃんに砲撃が当たった。

俺はリ級どもの艦隊に目をやったが彼奴らは海上で楽しそうに遊んでた。……楽しそう、一緒に遊びたい。

そうじゃなくて。その他の場所に目をやるとニヤニヤとウザったらしい笑みを浮かべた戦艦ル級の艦隊があった。

 

「アンニャロウ…!」

 

俺の嫁となるかも知れない天使に何してくれてんだ。抹殺だ抹殺。

 

「島風さん大丈夫!?」

「な、なんとか中破で抑えられたよ…」

「にゃあああああ!もうだめにゃあ!おしまいだよ〜!」

「うるさいわね…!まだ、何か策がありそうじゃない…!」

「そんなのどこにもありませんよ〜!」

「死亡フラグキタコレ!……まだ、死にたくない…!」

 

狙われているのになに呑気なこと言ってんだよ。言ってないけどさぁ!

 

「ルルッ♪」

「「リリ!リリ!」」

「トート!」

「「バァバァ!」」

 

うるせぇ野郎どもだ畜生。あいつら砲撃準備をしてやがる。俺が全速で島風ちゃんの所に行っても誰かが沈む可能性がある。どうすれば…!

 

『リリ!(レ級さん!)』

「ンダヨ大事ナ時ニヨォ!」

『チチチチ(私たちがあいつらの時間を稼ぐのであの艦娘たちを逃がしてあげてください)』

「オ前ラ艦娘ヲ恨ンデンジャネエノカ?」

『ニニニ。ニニ、ニニニニ(私達は元々艦娘だったんですよ。あの娘たちの、鎮守府の)』

『チチチチ、チチチチt(だからあの娘たちを、幸せにしてあげたいんです)』

「オ前ラ…イイヤツダナ…。ジャア頼ンダゾ。クレグレモ無理ハスルナ!」

『リリ!』『チチチチ』『ニニニ!」(了解!)

 

畜生…!涙が出そうになったぜ。深海棲艦は艦娘が沈んだ恨み?なんかでなるらしいが、艦娘だった記憶があるんだな。

リ級の艦隊がル級の艦隊を抑えているうちに島風ちゃんたちの所に行かなくては!

 

「ヒィッ!こ、来ないでください!」

「むぅ…これは島風でも逃げられないよぉ〜」

 

これは完全に怯えてらっしゃる。なんで俺あそこで砲撃したんだ?バカなの死ぬの?

 

「別ニオ前ラヲ沈メル訳ジャアネェ。オ前ラ時雨ッテ言ウ艦娘知ラネェカ?」

「時雨ねぇさんを知っているんですか!?今どこに!?」

 

なんか青髪っぽいポニーテールの艦娘が目を見開いて聞いてきた。怖いです、お嬢さん。

 

「落チ着ケオ前。時雨ハ姫様ト一緒ニ俺ラノ昼飯ヲ作ッテイル。ソレハ置イトイテダ。何故オ前ラハコノ海域ニイル?見タ動キデハ全クモッテ練度ガ足リナイト感ジル」

「そ、それは…」

「私らの提督がクズだからよ!この間だって…天龍さんや龍田さん、暁4姉妹が…!」

 

この艦娘たちも天龍たちと同じ鎮守府だったのか。て言うか提督クズすぎだろオイ。玉引き抜くぞ?

 

「ン。ソイツラハ大丈夫ダ。沈ンデネェ」

「本当ですか!?」

「アア本当ダ。天龍ハ俺ノ親友ノヲ級ト一緒に俺ラノ休憩場所デ海上警備ヲシテイル。見ニ行クカ?」

「…でもこのままじゃ島風たちが…」

 

島風ちゃんが見た方向はリ級艦隊とル級艦隊が砲雷撃戦をしている所だった。

確かにこの娘たちじゃ無理があるな…。

 

「オ前ラ!一旦ソコカラ離レロ!俺ガ叩ク!」

『リ、リリ!(り、了解!)』

 

俺がそうリ級艦隊に命令すると左右の方向に移動して、その中心にはル級の艦隊がいた。

 

「…トリアエズ、沈ズメコノ阿呆ンダラァ!!」

 

バァン!バァン!バァン!バァン!

 

「「「「ギャアアアアアア!」」」」

 

「オマケモ受ケ取レカスドモガ!」

 

バシュゥゥゥゥ、バシュゥゥゥゥ……ババァン!

 

「「ギョアアアアアア!!!」」

 

よっしゃ大体一発で仕留めることができたな。ありがとうな、リ級の艦隊のみんな。

 

「す、すごい…」

「イヤァ、ソレホドデモ?ソレジャア付イテコイ。島風チャンハ…大丈夫カ?」

「ちょっと腰が抜けて立てないや…」

「ソレジャア俺ガオブッテヤロウ」

「でも命の恩人にそーいうのは!」

「イイカラ気ニスンナッテ。ホレ」

「うぅ〜。それじゃあ…」

「ウシ乗ッタナ?ソンジャア出発ダ!」

 

 

 

 

レオside out

 

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戦姫side

 

 

 

昼食を作っているうちにレオが見知らぬ艦娘達を連れてきた。

なんかセーラーバニーの娘がボロボロだけど大丈夫かな?

 

「レオ、この娘たちは?」

「ナンカ天龍タチト同ジ鎮守府ノ娘タチナラシイ」

「……あんな中学生見たいな娘まで道具のようにとは。これは罪が重たいわね」

「姫。怒リガ込ミアゲテクルノハ分カル。ケドナ?持ッテイル包丁ヲ握リ潰ソウトスルノハヤメテクレ」

 

あらいけない!怒りゲージがMAX逝きそうで包丁を握り潰しそうになっちゃったわ。テヘペロ♪……ちょっと切腹してこよう。

 

「どうするんだい戦姫。皿の数が足りないんだけど」

「うーん。実際私が食べるのは後でいいんだけどね〜。艦娘たちで先食べちゃってよ。その後私たちが食べるから」

「良いのかい?それじゃ作ったものが残らないと思うけど…」

「大丈夫大丈夫。また作れば良いんだから」

 

深海棲艦の私たちって基本的によく食べるし。食べたものが燃料になるんだからね。エコだよね、深海棲艦。

 

「それじゃあ僕たちは先に頂くよ」

「うん。それじゃあ号令とかよろしくね。私はヲウカとレオと話をしてくるから」

「うん。それじゃ」

 

返事をした時雨ちゃんは艦娘のみんなを呼んでご飯を食べ始めた。

一応大きい皿持ってきて良かったわ。バイキングみたいに大きな皿に沢山の料理を盛り付けておいたからね。

 

「レオ、この作戦、変更しちゃう?」

「ナンデダ姫様?」

「ガチで私の堪忍袋がヤバい状態なんですよ。もう殴り込んで良いよね?そう思わない?ヲウカ」

「ハイ、ソウデスネ。一刻モ早ク潰サナケレバ駆逐艦(マイエンジェル)ガ危機ニ陥リマス」

「だそうよレオ。変更する?」

「……俺モ気ニ入ッタ艦娘ガ入ルンダヨ。ソイツハ俺ジャナイ深海棲艦ニ攻撃サレテイタガ、圧倒的ニ練度ガ足リナカッタ。アアイウノハヨクナイ。今ノ艦娘タチノ現状ガヨク分カル。アレハ最悪ダ」

「と言うことは?」

「変更スルゼ。一気ニブッ叩ク。拷問スルトキハ俺ラモ呼ンデクレヤ。死ヌコトヨリモ辛イ恐怖ヲ染ミ込マセテヤルヨ…!」

「ふふっ、決定ね。それじゃあ一回解散しましょう。あの娘たちの鎮守府の現状も知らなくちゃいけないからね」

「「オウ!」」

 

………クズ野郎が!あんな可愛い女の子たちを戦場に行かせるのも私としては無理なことを平然とやってのける上に、レベルの合っていない所に放り込むなんて人間のやることじゃない。そもそも人間じゃないんじゃないのかな?まぁそれはいい。いま考えても無駄だから。

あと1日と半日。時間はまだたっぷりある。全力でクソ野郎をぶっ潰すことに専念しないと。

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしょうか。
友達が島風好きなので出して見ました、ハイ、ぜかましさん欲しいっす。
それと関係ないことなんですが…
3-2、3-3、3-4、4-4攻略しました!(b・ω・d)イェァ♪
中々辛かったです。摩耶様と浦風さんが思ったより強いんですよ。
だけど艦載機が撃ち落とされるのが多かったのでボーキの減りが…。
資材を貯めるのは難しいです。
じかいはその3ですね。投稿は不定期です。
誤字があった場合は報告をお願いします。
感想も受け付けているのでそちらもお願いします。
では次回もお楽しみに!

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