ゲート・忍者来れり   作:体は大人!心は中二!

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前回のあらすじ

バサラ「日本だお!ついにメイン回だお!!」

作者「すまん、あれは嘘だ」

バサラ「ふぁ!?」

こんな感じ



15話

「おいおい、こりゃあめんどくせぇ事になったな」

 

バサラ達が門の向こう側に行った後、早馬に乗った帝国軍がアルヌスに接近していると情報を得たのだ。

しかも、門からやって来た口寄せ動物の話ではバサラ達は門の向こうで一時的に拘束されているらしい。

 

「おいおい、シカマル。

もしかして、これってかなりヤバいんじゃね?」

 

「もしかしなくても、やべぇ。

バサラ様が拘束されたなんて聞いた日には女どもが異世界に襲撃するぞ。

そうなればどれだけの文明と戦力を持っているか分からない奴らとの戦争待ったなしだ」

 

頭を抱えたシカマルは拘束されたのではなく異世界で交流中とメールで報告した。

連絡手段をメールにしたのはいざという時の為に、拘留中の誤字ですと報告するためだ。

 

「とりあえず、俺達はこのまま待機。

いざとなったら、バサラ様が飛雷身の術で自来也さんをつれて帰ってくるだろう」

 

「ナルトは影分身で帝国の位置を報告してくれ。

戦力分析がしたいから、映像を送れる機材を渡しておく。

現地についたら撮影をしてくれ。

異世界の資源調査に必要と思って用意しておいてよかったぜ」

 

「おう!分かったてばよ!!」

 

門の前が騒がしくなってきた頃、帝国軍の襲撃を聞いたホモ珍獣とオカマが帝国軍へと向かって行った。

 

 

☆☆☆

 

 

鍛え抜かれた脚力で帝国軍の近くまで接近したホモ珍獣ゾルザルとマッドなオカマの大蛇丸。

彼らはとある出来事から利害関係を結び、実験と修行の成果を試す為にやって来た。

そして、出来るなら彼らを倒してこちら側に付かせる事も考えているゾルザルはただのホモではなく、そこそこ出来るホモに成長していた。

 

「さあ、貴方の思いと修行の成果を私に見せて頂戴」

 

「ああ!たっぷりと見せつけてやる!!」

 

数キロメートル先の帝国軍に向かって一人で走り出すゾルザル。

そこに、ゾルザルと入れ替わるように現れたナルト。

瞳の色が変化しているので、どうやら仙人モードで加速して来たらしい。

 

「おい!アイツ、一人で突っ込ませて殺す気か!?」

 

「あら?ナルト君。心配しなくても彼なら大丈夫よ」

 

「…大蛇丸。お前…何を企んでいるんだってばよ。

まさかゾルザルに呪印を……」

 

仙人モードで睨むナルトに余裕の表情を見せる大蛇丸。

 

「企むだなんて……彼には私が開発した特性の丸薬を与えただけよ?

それに…呪印はまだ、彼にあげるつもりはないわ」

 

「……」

 

「もちろん。彼が望まなければ与えないから心配しなくても大丈夫よ」

 

大蛇丸は嘘をつかない。

同じ国の忍としてナルトはよく知っている。

怒りを一旦沈めたナルトは大蛇丸を無視してカメラを帝国軍に回し始めた。

 

「あら?それって確かビデオカメラよね?バサラ様が考案し、科学忍具を製造していた技術者が作ったっていう」

 

「ああ、俺も使うのは初めてだってばよ」

 

「なら、しっかりと撮影なさい。丸薬を摂取した時の彼は…おそらく日の国最強よ」

 

日の国最強。

つまりは暁はもちろん、バサラを超えたという事になる。

このオカマは一体どんな丸薬をゾルザルに渡したのか?

 

「…丸薬に頼っている奴に俺達の大将は負けねぇってばよ」

 

「そうね。そうかも知れないしそうでないかも知れない」

 

「お前…何が言いたいんだってばよ」

 

「今は彼を見なさい。答えはそこにある」

 

シリアスな会話を終えた大蛇丸とナルトはそれ以降会話する事無くゾルザルを見守った。

 

 

☆☆☆

 

 

「な、なんだあれ?」

 

「…へ、変態だ!!変態が突っ込んでくるぞ!!」

 

帝国軍最速を誇る、帝国騎馬隊。

先頭を走る兵士達は全身緑タイツの男が突っ込んで来るのに動揺した。

 

「落ち着け!!たかが変態一人だ!!馬でひき殺せ!!」

 

動揺してスピードを緩め始めた兵に歴戦の勇士である小隊長が活を入れた事により、動揺が収まる。

ただ、小隊長は選択を間違えた。

もし、ここで変態から逃げていればあのような悲劇は起こらなかったろうに……。

 

 

兵との接触までごくわずかとなった距離でゾルザルは立ち止まりポーチから一つの丸薬を取り出す。

大蛇丸からもらった丸薬だ。

この丸薬を見ていると受け取った時の事を思い出すゾルザル。

 

『本当にいいのね?』

 

『ああ、ガイ先生に振られた俺に躊躇する事は何もない』

 

『良い答えね…ゾルザル君。でも…これはここぞという時にしか使ってはダメよ』

 

帝国が間違えを犯そうとしている、今がまさにその時!!

ゾルザルはその丸薬を躊躇なく食べた。

ゴリゴリと歯で噛み砕き一気に飲み込む。

 

「うおぉおおおおおお!!多重影分身の術!!」

 

すると彼の中の小さなチャクラが活性化し、まるでガスバーナーのようにチャクラが全身から噴き出す。

そのチャクラ量は尾獣並みだ。

才能のないゾルザルではあるがチャクラに物を言わせて無理やり千人規模の分身を作り出す。

 

『ゾルザル忍法帖の開幕だぁ!!』

 

千人規模のゾルザルに足を止める帝国兵。

 

「なんだ!?変態が増殖したぞ!!」

 

「どうなっている!?新手の魔法か!?」

 

「惑わされるな!!あんな魔法は聞いた事がない!!おそらく幻だ!!

臆せず突っ込め!!」

 

千人規模の変態に同様する帝国兵だったが、勇ましき小隊長が先陣を突っ込む事で彼らも前に進んだ。

 

『変化!!』

 

ボンボボンと煙を巻き上げ変化するゾルザル。

 

「あの変態…何を企んでいるのかは知らないが、我ら帝国兵が企みごと食い破ってくれる!!」

 

『おぉおおおおお!!!』

 

隊長の勇ましい言葉に当てられた兵士たちは勇ましい咆哮を上げながらゾルザル軍団に突っ込む。

その距離は数メートル。

 

『ぎゃぁああああああ!!』

 

しかし、そこで戦士達の勇ましい方向は絶叫に変わり、馬もあまりにもおぞましい光景に本能で緊急停止した。

愛馬の緊急停止に沢山の兵か落馬したが関係ない。

彼らの目の前にはそれほどの地獄が広がっていたのだ。

 

千人規模のゾルザルは……。

全身タイツからブーメランパンツ一丁の姿へと変化したのだ。

しかも下半身のジョニーはギンギンに起動していた。

この惨状には遠くから撮影していたナルトも胃の中の物をすべて大地にぶちまけた。

 

『薔薇ハーレムの術!』

 

そして、この術はここからが本番だった。

悪夢の体現者ゾルザルの分身たちは八門遁甲の陣…開門を解放し、凄まじい速さで落馬した兵士達の背後を取る。

油断しきった兵士たちにゾルザルの華麗なる技が繰り出される。

 

『究極体術奥義…薔薇蓮華・『男殺し』!!!』

 

チャクラにより強化されたフルカスタムジョニーは兵士たちのズボンとパンツを突き破り、尻に突き刺さった。

 

『アァアアアアアアーーーーーーー!!!!?』

 

あまりの衝撃で貞操と同時に気を失った兵士達に馬上で戦慄する兵士達。

だが、まだ終わりではない。

 

『薔薇蓮華は二度咲く…薔薇蓮華二式・『薔薇手裏剣』!!!』

 

八問遁甲を解放した状態で空中に飛んだゾルザル軍団。

彼らは空中でスケート選手のように腰に回転と捻りを加え、腰に刺さったままの兵士を手裏剣にして投擲する。

そして、兵士を投擲すると同時に腰から生まれた衝撃破『真空列尻』が手裏剣の後に帝国軍を襲った。

 

ゾルザルは死人を出す事なく戦いを終結させ、戦場の生きる伝説となった。

 

後日、薬と八門遁甲の副作用で一週間は動けなくなったゾルザルであった。

 

 




仕事のストレスで書いたサスケ(偽)が好評の様子なので、こちらも頑張ってみました。

結構おかしなテンションで書いたのですが好評のようで何よりです。
こちらもサスケ(笑)に負けないように頑張ります。

※感想と評価をお待ちしております。

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