俺が化け物?…違う、俺はぷれいやーだぁ…   作:りんしろぉ

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 4話です。サブタイトルで察する通り、ベジータのアレをします。ベジータといい、ナッパといい、ピッ! や クンッ! がやたら強いのはなぜでしょうか。未だにブロリー技が一つも出ていない事に愕然としています。

 因みに、今のブロリーはただのサイヤ人モードです。話し方は超サイヤ寄りですが、制御装置着けてないのでこんな感じかと。


汚い(人間は)花火

 

 

「・・・大体わかりました。次は…」ガチャッ「村長!申し上げます!この村に、抜刀した騎士団が現れましたぁ!」

 

会話を遮るように、若い男の声が聞こえてきた。

 

「騎士団だと?」「俺たちを見るや否や、いきなり斬りかかってきました。…相手は甲冑を着ており、容赦がありません…村長、一刻も早く脱出を!」

 

 段々外の様子が分かってきた。これは戦闘ではない、一方的な虐殺だ。騎士側はこれを楽しんでいるようで、村人の叫び声と奴等の高笑いが聞こえてくる。

 

「…クズがぁ・・・!」

 

 俺は勢いよく家から飛び出し、辺りを見回した。中央広場では今、まさに騎士が村の女に剣を振り降ろそうとしていた!

 俺は目にもとまらぬ速さでそこへ向かい、力任せに騎士の頭を殴りつけた。コイツの顔は一瞬にして歪み、首から上は木っ端微塵になった。

 

(・・・やり過ぎたぁ!)

 

先程まで殺されかけていた奴の首が目の前で飛ぶなんて、あまりにもショッキングな光景だったのだろう。あまりの恐怖に村人まで気絶してしまった。あっちゃー。

 

「何だこいつは!今リリクの首が飛んだぞ!」「お前らぁ!とっととそいつを殺せぇ!」

 

少しばかりオーバーキルだったが、騎士達の注意は引きつけ、恐らく隊長らしき奴も見つけた。いいぞ・・・どんどん近づけぇ。

 

「女子供は殺せても、たった一人のサイヤ人は殺せないようだなぁ。」

 

「オイィ!貴様らぁ!この訳のわからん変態を殺すんだァ!!」

 

あいつが隊長か、よく見れば身なりが少しだけ違うようだ。それに・・・

 

「変態?・・・違う、俺はブロリーだ。」

 

一人の鎧男が俺を斬ろうとする。それを俺は2本指で掴み、男もろとも投げ飛ばした。嘘みたいなその力を目の当たりにした兵士たちは、ただ呆然と立ち尽くしていた。

 

「お前か?この騎士団のリーダーは。」

 

「だまれ化け物!近づくんじゃない。き、貴様らァ!こいつを近づけるなァ!」「ベ、ベリュース隊長!うわぁぁ!」

 

問答無用で兵士を払いのけ、そのベリュースとやらの目の前に立つ。

 

「そ、そうだ!お前、俺に雇われろ!今なら金貨100枚出す。ほら、破格だろう!」

「話にならん。」

 

俺はベリュースの胸倉を掴み上げる。

 

「ぐぅ!わ、わかった!200枚だァ! さっさとその手を離せ。な?き、貴様らぁ!コイツから俺を離すんだァ!」

「お前のようなクズには血祭がお似合いだ・・・!」

 

俺はこのクズを真上に放り投げ、手をかざした。

 

「うわぁぁぁ! 今なら500金貨ぁ!お金あげましゅ!お金おかねオカネェェェェェェェェ!!!」

 

ピッッ!      !!    ボンッ!!!

 

村の中央に、乾いた金属音と血の雨が降り注ぐ。

 

「ふふ、汚い花火だァ・・・」ペロッ

 

 

 

 そこに映るのは、一人の悪魔だった。

 

 




 どうも、りんしろぉです。ここまでご覧いただき、ありがとうございます。最近はこうして物語を考えることが日々の楽しみになっています。文章力はなくてすみません(笑)いやぁ、この話は書き易い、書き易い!みんな大好きベリュース隊長が初登場し数分で無残に飛び散りました。  へっ!汚ねえ花火だ。

 ここから本題です。この作品、ナザリックのメンバーは出ないのにブロリーが原作と同じ道しか進まなくなりそうで困ってます。それはそれで面白そうですが、このままだと個性が生かせないため、オリジナリティを加えていくつもりです。過度な原作崩壊、設定との食い違いがあれば是非、ご指摘ください。
 6話が出来次第、5話目を投稿するつもりです。今後とも、「化け物?…違う、俺はぷれいやーだぁ」をよろしくお願いします!

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