因みに、今のブロリーはただのサイヤ人モードです。話し方は超サイヤ寄りですが、制御装置着けてないのでこんな感じかと。
「・・・大体わかりました。次は…」ガチャッ「村長!申し上げます!この村に、抜刀した騎士団が現れましたぁ!」
会話を遮るように、若い男の声が聞こえてきた。
「騎士団だと?」「俺たちを見るや否や、いきなり斬りかかってきました。…相手は甲冑を着ており、容赦がありません…村長、一刻も早く脱出を!」
段々外の様子が分かってきた。これは戦闘ではない、一方的な虐殺だ。騎士側はこれを楽しんでいるようで、村人の叫び声と奴等の高笑いが聞こえてくる。
「…クズがぁ・・・!」
俺は勢いよく家から飛び出し、辺りを見回した。中央広場では今、まさに騎士が村の女に剣を振り降ろそうとしていた!
俺は目にもとまらぬ速さでそこへ向かい、力任せに騎士の頭を殴りつけた。コイツの顔は一瞬にして歪み、首から上は木っ端微塵になった。
(・・・やり過ぎたぁ!)
先程まで殺されかけていた奴の首が目の前で飛ぶなんて、あまりにもショッキングな光景だったのだろう。あまりの恐怖に村人まで気絶してしまった。あっちゃー。
「何だこいつは!今リリクの首が飛んだぞ!」「お前らぁ!とっととそいつを殺せぇ!」
少しばかりオーバーキルだったが、騎士達の注意は引きつけ、恐らく隊長らしき奴も見つけた。いいぞ・・・どんどん近づけぇ。
「女子供は殺せても、たった一人のサイヤ人は殺せないようだなぁ。」
「オイィ!貴様らぁ!この訳のわからん変態を殺すんだァ!!」
あいつが隊長か、よく見れば身なりが少しだけ違うようだ。それに・・・
「変態?・・・違う、俺はブロリーだ。」
一人の鎧男が俺を斬ろうとする。それを俺は2本指で掴み、男もろとも投げ飛ばした。嘘みたいなその力を目の当たりにした兵士たちは、ただ呆然と立ち尽くしていた。
「お前か?この騎士団のリーダーは。」
「だまれ化け物!近づくんじゃない。き、貴様らァ!こいつを近づけるなァ!」「ベ、ベリュース隊長!うわぁぁ!」
問答無用で兵士を払いのけ、そのベリュースとやらの目の前に立つ。
「そ、そうだ!お前、俺に雇われろ!今なら金貨100枚出す。ほら、破格だろう!」
「話にならん。」
俺はベリュースの胸倉を掴み上げる。
「ぐぅ!わ、わかった!200枚だァ! さっさとその手を離せ。な?き、貴様らぁ!コイツから俺を離すんだァ!」
「お前のようなクズには血祭がお似合いだ・・・!」
俺はこのクズを真上に放り投げ、手をかざした。
「うわぁぁぁ! 今なら500金貨ぁ!お金あげましゅ!お金おかねオカネェェェェェェェェ!!!」
ピッッ! !! ボンッ!!!
村の中央に、乾いた金属音と血の雨が降り注ぐ。
「ふふ、汚い花火だァ・・・」ペロッ
そこに映るのは、一人の悪魔だった。
どうも、りんしろぉです。ここまでご覧いただき、ありがとうございます。最近はこうして物語を考えることが日々の楽しみになっています。文章力はなくてすみません(笑)いやぁ、この話は書き易い、書き易い!みんな大好きベリュース隊長が初登場し数分で無残に飛び散りました。 へっ!汚ねえ花火だ。
ここから本題です。この作品、ナザリックのメンバーは出ないのにブロリーが原作と同じ道しか進まなくなりそうで困ってます。それはそれで面白そうですが、このままだと個性が生かせないため、オリジナリティを加えていくつもりです。過度な原作崩壊、設定との食い違いがあれば是非、ご指摘ください。
6話が出来次第、5話目を投稿するつもりです。今後とも、「化け物?…違う、俺はぷれいやーだぁ」をよろしくお願いします!