ひょんなことから転生しました   作:雷蛇1942

46 / 68
結局イ・ウーってなんだよ

 

 

再び伊・U艦内に戻ってくるとしっかりと服を着た古川が出迎えてくれた・・・頭に銃を突きつけているが撃たれてもどうせ死なないし気にすることはないか

 

「さて、イ・ウーについて聞かせてくれないか?」

 

「シャーロックが言ってたやつか。ちょっと待ってくれ、ここにカンペが・・・」

 

「カンニングすんなよ!?」

 

「冗談だ。とりあえず俺がここに来た時に受けた説明だと『誰もが生徒で誰もが教師』ってこと。これは俺の主観だけど、自己鍛錬を主に行う部署?みたいなとこと、世界支配をやろうとしてる奴らが居るとことで分かれてる。」

 

「な~んか胡散臭いな・・・細かく聞けるに越したことはないけど、まあいいや」

 

「それはそうと・・・昨日の件、忘れてねェからな」

 

わーお、こいつの顔の歪み方ヤベエ

ねえ、なんでハンドガン左手に持ち替えたの?

ちょっと!そのナイフ何?!何するつもり?!

 

「ちょっと落ち着けよ、な?」

 

「・・・」

 

「やめて!どうせ私に乱暴する気でしょ!エロ同人みたいに!エロ同人みたいに!」

 

「・・・黙れ。殺すぞ」

 

やっべーマジ地雷踏んだ・・・いや、なんだろう。こう殺気とかいろいろやべえ・・・

逃げたい。すごい逃げたい。撃たれても死なないし痛みは抑制かかってるからある程度まで大丈夫だけど

 

「・・・許してヒヤシンs」

 

パァァンッ!

乾いた音が艦内に響き頭部から大量の血液をぶちまけて重力に導かれ地面へと倒れていく

 

「死んだか」

 

「じゃない!」

 

「生きてたか」

 

「お前的にどっちのほうが正解なの!?」

 

「いや死んだら死んだでそこまでだし、生きてたらそれはそれで面白いし」

 

「ええ...(困惑)」

 

「昨日の仕返しはしたからもういいけどな」

 

「せか。まあいいや」

 

明日は学校がないし・・・よし、カズと一緒に遺品その他を届けに行くか

こういうのは本来持つべき人が持つべきだしな

 

「さて!こういう地味に重い空気は好きじゃないのでおやつにしましょう!」

 

「殺された直後に言うセリフがそれか・・・いや、食うけど」

 

「食うだろ?じゃ、ザ・ワールド!」

 

さて、この止まった世界の片隅に食事のご用意でもいたしましょう

どんな料理がいいだろうか時間的には既に昼食後、つまりは間食(おやつ)の時間にぴったりだ

特に一般人に比べ動いてカロリーの消費が激しいだけにやせ型の人間が多い

まあ、おばあちゃん的に考えれば『男の子なんだからもっと食べなさい』的なアレだ。

どんなお菓子がいいじゃろな?とりあえずは自室に移動するとして・・・

 

「はい、移動しました。さてと、はじめるか」

 

冷蔵庫内にある食材は・・・見事なまでに冷凍食品のオンパレードだね。すっごーい!

偶然入ってたパイ生地とドライフルーツ、フルーツ缶。その他いろいろな食材を組み合わせて、15分から20分ほど焼けば~♪

お手軽!フルーツパイ的な何かが、上手に焼けました

実際にかかった調理時間?そんなの時間操ってるから5分以内に完成だろ!

改めまして、伊・Uに戻りまして

 

「そして時は動き出す」

 

動き出した時間と突然机上に現れるフルーツパイ。ええ、実に実に実に、いとおかし。

 

「うぉ!ビックリしたな・・・叫んだと思ったらなんだよ、フルーツパイ用意しただけか」

 

「紅茶飲む?」

 

「(飲ま)ないです」

 

「洋菓子には紅茶だと思ったんだが、コーヒー派か?」

 

「コーヒー派だな」

 

砕いた豆をフィルターに入れて熱湯入りのポッドからお湯を一滴一滴丁寧に入れる

この時忘れてはいけないのは無論

 

「ありがとう、ありがとう」

 

藤○弘スタイルの心遣いだ

え?今の子供たちには伝わらない?まあ・・・そうだね(遠い目)

 




作者「ここに来て久しぶりの自己満足タイム!」
響「元気だねぇ・・・最近気温が上がってきて辛い時期なのにどうしてこうも元気がいいのやら」
作者「お前が転生する前とさして気象は変わってないだろ?」
響「そうじゃねえ、それとメタイからやめろ」
作者「何にせよ熱中症には気をつけたいね」
響「そうだな、水分補給を欠かさずに生活したいもんだね」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。