空を飛んでいるといろいろなものが見える
街を歩く人々の姿、人工的に作られた学園島など
だがひとつ困ったことがあるとすれば学校周辺に新入生や在校生が大量に居ることだ
「・・・どうやって学校に行くか」
一応光学迷彩を装備しているから人からは見えないがいざ地上に降りて解除したとき
どこから出てきた?という風に不審に思われるだろう
まあ、目立たない場所に降りて解除すればいいのだが・・・
とりあえず高度を下げ人目につかない場所を探す
「ん?人が・・・いない?」
比較的人がいそうな道なのだが見事に誰もいない
ちょうどいいのでここに降りることにした
ここからなら多少走ればすぐにつくはずだ
「8時20分か、少し急いだほうがいいな」
学校まで目測で大体1200mくらいだろう走れば5分とかからない
人がいないのはおそらく時間が時間だからだろう、皆学校の近辺にいた
学校に到着してみると校門前でクラス発表が行われていた
「俺のクラスは・・・あった1-Aか」
まあ、正直どのクラスでも良かった
この世界には自分の友人はおろか顔見知りさえもいないからだ
教室につき自分の席に座ると少し離れた席の女子の周りがうるさいくらいだ
「あかり今年も一緒のクラスだな」
「そうだね!」
「あかりさん放課後はミートパイを食べに行きませんか?」
など断片的にだが会話の内容が聴こえてくる
女子はどの世界でもうるさいものだなと感心していると教室に担任と思われる人が入ってきた
「はい!静かに!着席しろ!」
急に教室が静かになった
今日は入学式の予定だから体育館に移動するのか
「じゃあこれから入学式とは名ばかりの学校説明だから視聴覚室行くぞ~廊下並べ~」
うん、予想外だしお前教師だよな?
投げやりすぎやしませんか?並ぶけどさ
視聴覚室にて小夜鳴という教師から武偵とはうんたらかんたらという説明を受け学校が終わった
にしても卒業までにはあの場にいたうちの何人かはいなくなってしまうというのは驚いたな
寮に戻ると上の階から声が聞こえてきた
会話の内容は聞き取れないが女子の話し声も聞こえたことから察するに付き合ってる男女が揉めているのだろう
「変に首を突っ込んで面倒事に巻き込まれたくないし放置!」
まあ、うるさくてかなわないので結局出かけることにした
出かけるといってもシューティングレンジに行くだけだが
できることなら格闘の訓練がしたいところだが友人がいないのでできないが
「そういえば明日だったな、身体検査」
聞く所によると引率の先輩が格闘の実力を測るそうだ
だがまあ、転生前にやってたことといえばナイフを用いた格闘とCQCの真似事程度だしな
実践で通用するはずがない
通用するようにしなければいけないのだがな
そうこう考えながら学校のシューティングレンジに到着した
「えーと、とりあえずこのスイッチを押せばいいのか?」
ガタンッ!ウィーン
という音と共にターゲットが5,6m先に移動した
「ICQB・・・ガバメントの派生銃だったっけ」
左胸に3発頭に2発両足に1発ずつ撃ち込みターゲットを戻すと
左胸は命中弾2発1発が腹部に逸れた、頭部は命中弾1発首元を掠る形で1発が外れた
両足はどちらも外れていた
「まあ、普通よりは出来てるかな?普通がどの程度か知らんけど」
学校から出るとそこには数人の人だかりが出来ていた
はい、同日に3話連続で上げることになりました
原因は創作意欲の問題です
主人公の設定ここの書いておきますね
・黒羽 響
年齢:16歳
武器:キンバー ICQB/ウォーリアー、CQCナイフ
能力:見たことのある能力を使える程度の能力(ON、OFF切り替え可)
なんでキンバーのキンバーICQBなのかって?
私の趣味です!