ひょんなことから転生しました   作:雷蛇1942

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演習(強制):after1

 

 

「マイク音量大丈夫?チェック、ワン、ツー・・・大丈夫そうだな」

 

カズに打ち上げの会場を手配させてみたところなぜか宴会場になっていたのでとりあえずどこぞの霧島ネタを敢行してみる

 

綴にマイクを渡すなり

 

「えー本日の演習に参加した皆、ご苦労さん!乾杯!」

 

と、適当に挨拶するなり酒を飲み始めた

会場は全て貸切られているのだが何故一店舗まるごと借りているのかといえば酒が入ると暴れるであろう危険人物が二人ほど居るからだ

 

「なあ綴!どっちが早く飲みきれるか勝負するか?」

 

「ん?いいぞ、おい黒羽!タライと1升瓶二個ずつもってこい!」

 

早速出たよ・・・なんというか・・・めんどくさい

しかしまあ抵抗するだけ余計な労力を使いたくないのでスキマを通じて1升瓶とタライをそっと置いておく

 

「ソコニアルジャナイデスカー(棒)」

 

「お?ああ、すまん。置いてあったわ」

 

元から備え付いているかのように目立たない位置に置いておいた

 

「響?」

 

「ん?どうした」

 

「いや、食わなくていいのか?」

 

カズが目の前に置いてある料理を指し示す

 

「ああ、食うよ・・・さっきから何か違和感があるんだよな・・・」

 

「あの店員がどうかしたのか?」

 

「いや、多分気のせいだ、気にしないでくれ」

 

「そうか」

 

マナーとしては悪いかもしれないが雑談しながら食事を頂く

今回の演習や最近のことについて語り合う

 

 

 

「ご馳走様」

 

「ご馳走さん」

 

食事を食い終えると不意に最近のことを思い出してしまった

 

「・・・何かさ・・・最近、潜入したり戦ったりしてばっかりだったな・・・」

 

「まあ、仕方ないんじゃないか?警察関係者が汚職してたりいろいろあったし」

 

「そうだな・・・今度の週末くらいは引きこもるか」

 

「せやな。そういえばお前ゲームってやるか?」

 

「嫌いじゃないが?」

 

「なら今度やろうぜ」

 

「構わんよ、それとすまんがちょっと席を外す」

 

「どこ行くんだ?」

 

「追加注文行ってくる、なにか食いたいもんあるか?」

 

「じゃあ竜田揚げでも貰うか」

 

自分の席の周りに店員がいないので自ら注文を取りに行く

 

「すいません、竜田揚げと・・・今日の演習の撮影データを貰おう」

 

店員の変装をした少女に対し注文をする

 

「ご注文ありがとうございます、お席までお持ち致しますので少々お待ちください」

 

「いいや、今貰おうか。あれは武偵の内部関係者であっても出回っていいものではない」

 

「・・・バレてたの?」

 

おい、そんな(・ω・`)みたいな顔で見るんじゃない

 

「まあいいわ、別にこの映像は必ず必要なわけじゃないし」

 

「何が言いたいかはよくわからんが俺に隠し事はできないと思え、神風木乃葉」

 

「なぜ私の名前を・・・」

 

「どうしてだと思う?」

 

ドローンなんか飛ばして俺のことを調べるくらいならもう少し調べ上げられていると思うんだが、カマかけたほうが心が読みやすい

 

「・・・まさかそれもあなたの能力?」

 

「正しくはそうではないのだが、そこまで調べていたのか・・・ほかの能力も調査済みか?」

 

「も、もちろん調べてるわ!(え?まだほかにも能力あるの?)」

 

「・・・」

 

「え?なんで黙るの?!」

 

なんというかその・・・予想外だな

確かに転生してから能力の使用は誰にも勘付かれないようにしてたけどさ

 

「・・・お前、まあ、頑張ったと思うぞ」

 

「さてと、じゃあま・・・取材?させてもらいましょうか」

 

「・・・俺は今確かにこいつにデータを寄越せといった、だが気がついたら取材するとか言ってやがる、何を言っているかわからねえと思うが!俺にも分からん!」

 

よくわからん状況になりつつも本日の演習、そして打ち上げと称した宴会は幕を閉じたのだった

 

 




作者「次回!黒羽死す!デュエルスタンバイ!」
響「死なねえよ」
作者「え~死んどこうぜ?」
響「半霊くらいまでなら大丈夫かもしれんけど」
作者「えw?何w?『この高周波ブレードにきれないものはあんまりない』って言っちゃうの?ww」
響「草乱用やめい!それとそんなセリフは言わん」
作者「つまらんなぁ」
響「それはそうとさ、冒頭のセリフから察するに設定上2013年以降から転生したことになるのか?」
作者「書いてなかったけどそうなるね、一応と頭の中では2016から転生したことにしてる」
響「まあ、ストーリーに特に関わってこないから別に問題ない裏設定だな」
作者「せやね、ところでさっきからお前の後ろにDIOっぽいのがいるんだが」
響「あんたがジョジョネタ使いまくるせいだろ」
DIO「例えるなら!パクリ漫画を書いている作者のようなネタ切れ具合だな!」
作者「そろそろ尺ないんで勘弁して」
響&DIO「あ、はい」

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