ひょんなことから転生しました   作:雷蛇1942

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突撃となりの総務省

 

 

午後9:00 霞ヶ関

 

「こちらウルフ、このやり取りをするのも2回目だから以下略」

 

「こらこらこら!そういうの言うなよ」

 

「はいはい、じゃ、いってきまーす」

 

総務省のデータを荒らしにここまで来たがSATの出動情報を調べるなら警察庁か警視庁に潜入するべきだったと後悔している

だがまあ、このあとでも問題はないはずだ

 

今回は単純な潜入で終わるとは思えないので強化装備を装備してきた

わかりやすく言えばアーセナルギア内にいた兵士の装備だ

着る強化骨格みたいなアレ

あれに光学迷彩を装備して突撃する

 

エントランス側から中に入ろうとするが

 

「カズ・・・ビンゴかもしれんぞ」

 

「どうした?」

 

「思いっきり正面に警備員が集合してるで」

 

「あらら、とりあえずスルーで」

 

「無理な気もするが・・・」

 

光学迷彩を起動し正面からゆっくりと歩み寄る

足音さえ立てずに横をすり抜ける

 

「・・・」

 

頭にゴツイ暗視装置をつけた警備員の一人がこちらを見る

 

「・・・ハロー」

 

手を振ってみる

 

「敵襲d」

 

見つかったので全力で鳩尾を殴りつける

まあ、うめき声を上げてうずくまっただけだが

 

「大丈夫?もう一発いっとく?」

 

「結構です・・・」

 

「いや、悪いねー漫画とかみたいに一発で気絶させられると思ってたんだけど・・・」

 

「・・・もういいや、見なかったことにしてやるからさっさと行けよ、お前みたいなのと関わるの面倒臭いし」

 

「マジで?」

 

「マジだ、気が変わる前に行け」

 

「・・・すまんな」

 

心を読んでも嘘をついている気配はない

ありがたく進ませてもらう

 

 

総務省庁舎内を歩いていると警視庁に関する部署を見つけた

書類関係を調べるために近づくが数人の職員がいる

 

「・・・(眠らせるか)」

 

光学迷彩を起動しているから見えてはいないと思うが何かの拍子に解除してしまうかもしれないし近づけば光の加減からなんとなく見えてしまう

スキマからMK-22ハッシュパピーを取り出しサプレッサーを付ける

 

職員の人数を確認したが約3人ほどだ

3.4mほど離れたところから首に撃ち込む

 

「ZZZ」

 

「寝たか・・・?」

 

耳元で指を鳴らすが反応がないおそらく寝ているのだろう

首から注射器を引き抜き資料を漁る

漁るといってもPC内のデータをコピーする程度だが

 

「さてと・・・コピー開始っと」

 

PCの操作をしてから別のPCを使ってデータを覗かせてもらう

しばらくデータを見ていると気になるファイルを見つけた

 

「・・・カズ、神崎・H・アリアって知ってるか?」

 

「知ってるけど、確か2年の先輩だろ?」

 

「その親御さんに関することは?」

 

「知らん」

 

やはり普通は知らんか

 

「アリア先輩の親は今受刑中らしい、名前は“神崎かなえ”か、そっちで調べられることは調べてくれ」

 

「了解、コピーの状況は?」

 

「今64%だ、すぐ終わる」

 

「そんなに少ないのか?」

 

「いや、俺が持ってきたPCの頭がいいんだと思うが」

 

「PCにコピーしてるのかよ」

 

「直接繋いでコピーしてるんだよ・・・あと50秒だ」

 

「このあとはどうするんだ?」

 

「そっちにデータを届けたあとすぐ警察庁に向かうよ、あっちはあっちで気になるしな」

 

コピー終了の通知が画面に表示されると同時にケーブルやその他ごとスキマにしまう

 

「終わった、すぐに退却する」

 

「待ってるぞ」

 

無線を切り空いている窓から飛ぶ

そのまま高度を上げ合流地点に行くことにした




いや~実際総務省って構造がわかんないですね~
想像で書きましたがそもそもの時点で警察関係の部署があるかどうかすらわかんないです

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