仮面ライダースナイプIS   作:カズミン

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『スナイプIS』5か月ぶりの更新です。

結構一気に書いたから文章的におかしなところがあると思います。

戦闘シーンありますけど短いのでご了承ください。


第3話Part1

結局、あの後タイガは、クラス代表の座を賭けた織斑一夏、セシリア・オルコットとのクラス代表決定代表戦に参戦することになった。

 

タイガは面倒なことに巻き込まれたくないと辞退しようとしたが、千冬が認めなかったのだ。

 

 

 

「やれやれ、厄介なことになったな。」

授業後、タイガは白衣を着ながら、IS学園の廊下を歩いていた。

「やぁ、立花先生。」

背後から聞き覚えのある声が聞こえてきたためタイガは一度足を止めたが、すぐに声の主を無視して歩き出した。

「無視なんてひどいじゃないか、立花君。」

タイガは溜息をつきながら、振り返った。

 

そこにいたのは幻夢コーポレーション社長・影宮玄斗だった。

「幻夢の社長がなんでこんなとこに居やがる、影宮。」

 

「実は君の専用機を我が社で用意することになってね。それに加えて例の件の事で此処の学園長と打合せの帰りだよ。」

クロトは満面の笑みでタイガの問いに答えた。

「なるほどな。」

「専用機の事で何か要望はあるかい?」

「射撃型で頼む。」

「ふむ、やっぱりか。しっかり承ったよ。」

 

 

タイガとクロトが廊下を歩いていると、女生徒がうつ伏せに倒れていた。

「君っ!大丈夫かい!?」

ザザッ!

女生徒の体にノイズが走った。

 

「まさか、ゲーム病か。」

クロトは倒れていた女生徒に駆け寄ると抱き起した。

 

「っ!?お前はっ!」

タイガは女生徒の顔を見て驚いた。

 

ゲーム病を発症し倒れていた女生徒は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァ...、ハァ......、タイガ。」

 

 

ニコだった。

 

 

「と、とにかくCRに運ぼう、立花先生。」

「CRのある東京まで運ぼうってのか?」

「いや、君には黙っていたが、此処の地下にCRの設備を設置してある。そこにゲームスコープも置いてある。」

「なるほどな、とにかくそこに運ぶぞ。」

 

タイガはニコをお姫様抱っこすると、クロトの後についていった。

 

 

 

 

~IS学園・地下施設~

 

「ちっ。やっぱ、ゲーム病か。」

タイガはクロトの指示に従って、病室のベットにニコに寝かせた後、ゲーム病感染の有無を検査する聴診器型の機器――ゲームスコープで、ニコの検査を行っていた。

 

 

「これは、リボルのゲーム病だね。」

 

クロトはタイガが見ていた、ニコが感染したゲーム病の感染度合いや症状が空中に投影されているモニターをのぞき込むと、そう断言した。

 

「リボル?あぁ、コイツか。」

タイガはニコに感染しているバグスターの名前を聞くと、バンバンシューティングガシャットを取り出した。

 

「その通り、バンバンシューティングの敵キャラの隊長リボル。リボルを倒さない限りは敵兵を倒

 してもパワーアップして蘇生し続けるというハードすぎる難易度だったために発売中止になった

 代物さ。」

 

 

 

 

 

 

 

「ようこそ立花先生。CyberRescueClinic―――電脳救命診療室、CRCへ。」

 

 

ニコの診察を終えたタイガはブリーフィングルームに移動し、コーヒーを飲みながら、現在いる施設についてクロトの話を聞いていた。

 

 

「CRC?」

「あぁ。流石に、ロクな設備や資材がないまま、この広大な学園を一人で診て回ることはできないからね。衛生省に用意させたんだ。足りないものもあるが、少しずつ増やしていく予定だよ。」

「衛生省にか?よくそんな金を出したもんだな。」

「ふふふ、君の事も含めて、彼らには貸しがあるからね。交渉したんだよ。」

「内容は?」

「何、簡単なことさ、バグスターウイルスやゲーム病、2年前のゼロデイの事を公表しようか?とおd...話したら、二つ返事で了承してくれたよ。」

「お前今、脅したって言おうとしたろ。」

タイガはクロトに呆れつつ、コーヒーを口にした。

「あぁ、因みに君はここで暮らしてもらうことになっている。流石に成人の君を一緒の寮に、というのは問題もあるからね。」

「別に問題ない。」

 

「さてと、彼女をどう治療するんだい。まずはストレスの原因を突き止めないと。」

「必要ない。とっとと終わらせる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい、起きろ。」

「(ハァ.....ハァ......、タイ、ガ?」

タイガは病室に戻るとニコの肩を揺さぶった。

強引に起こされ目が覚めたニコは起き上がると病室を見渡した。

「ここ....何処?」

 

「病室だ。急で悪いが入院してももらう。1ヶ月は絶対安静。読書ぐらいは良いが、TVやゲームは絶対禁止だ。」

「は?ゲームが、禁、止?ふざ、けんな!ゲー、ムはあたしのいの、ちだ!ゲーム、でき、ないな、んて......。」

ニコは息を切らしながらも、タイガの胸倉を掴んで睨みつけた。

「此処では俺がルールだ。ゲームは絶対させない。」

タイガはそれでもなお、冷たい眼差しでニコを見据え、冷淡にそう言い放った。

「タイ...ガァ!・・・ウッ!?ゥゥゥ!?」

ニコがタイガの言葉を聞いた瞬間、ニコの身体にノイズが発生する感覚が徐々に早くなってきた。

「やっぱりな。」

タイガはそう呟くとゲーマドライバーを装着し、バンバンシューティングガシャットを取り出した。

 

「待ちたまえ、立花先s―――!?」

病室にクロトが入ってきたのと同時にニコの身体からバグスターウイルスが噴出し始めた。

 

タイガは右手に持ったガシャットを正面に突き出すと、ガシャットについた起動スイッチ

を銃の引き金を引くように押した。

≪バンバンシューティング!≫

ガシャットが起動すると、タイガの背後にバンバンシューティングのタイトル画面が出現し、タイガは銃を回すようにガシャットを構えた。

「変身。」

そしてガシャットをゲーマドライバーに挿入すると、タイガの周囲にライダーの顔が描かれたパネルが複数出現し、スナイプの顔が描かれた顔が正面に現れた時、手を銃の形にすると銃を打つようにパネルを選択した。

 

≪レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!? アイム ア カメンライダー!≫

 

すると、パネルはタイガの身体に吸い込まれ、ゆるキャラ然とした四頭身の白いボディが特徴の仮面ライダースナイプレベル1への変身が完了した。

 

≪STAGE SELECT!≫

スナイプはドライバー左腰部にあるキメワザホルダーの上部ボタンを押すことで、戦いの舞台となる仮想空間ゲームエリアへとクロトとニコへと転送された。

 

 

 

~ゲームエリア・工場跡地~

 

ストレスが最高潮に達したニコの身体から大量のバグスターウィルスが噴出し、ニコの身体を取り込むと強大な肉団子の集合体のようなバグスターユニオンへと姿を変えた。

 

『ミッション開始!』

≪ガシャコンマグナム≫

スナイプはプロトシューティングゲーマー時代から愛用していたガシャコンマグナムを召喚すると、バグスターユニオンに向かって走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「流石だな、2年のブランクがあるとはいえ、ああも見事に正規版のガシャットを使いこなすとは。それに......。」

ゲームエリアへの転送に巻き込まれ、物陰に隠れていたクロトの視線の先にはスナイプレベル1と、バグスターユニオンの戦いが行われていた。

バグスターユニオンはその巨体に見合った大きな拳でスナイプに殴り掛かるもスナイプは逆にその鈍重そうな姿に見合わないほど軽やかなステップでやすやすと回避し、ガシャコンマグナムの正確な射撃でバグスターユニオンを牽制していた。

これが数度繰り返された後、ガシャコンマグナムの銃口はバグスターユニオンではなく近くにあったドラム缶に向けられた。

 

『バーン!』

スナイプのその言葉と共にマグナムから放たれた弾丸は正確にドラム缶を射抜いていた。

そして、ドラム缶が破壊されると中からメダル型のパワーアップアイテム―――エナジーアイテムが出現した。

『あれは!分身か。・・・フッ!一気に仕留める。』

≪分身≫

スナイプはエナジーアイテム分身をその身に取り込んだことで4人に分身した。

『てめぇはここで終わりだ。』

 

4人のスナイプレベル1はバグスターユニオンの四方を取り囲むと、その身を弾丸上のエネルギーに包み込み、一気に突進した。

 

4人のスナイプがバグスターユニオンを貫くと同時にバグスターユニオンを形成していたバグスターウイルスは霧散し、バグスターユニオンに取り込まれていたニコは本物のスナイプレベル1に(お姫様抱っこされて)救出されていた。

 

 

『ミッション開始であります。』

霧散したバグスターウイルスは人型に再構成されていき、バンバンシューティングの敵キャラである行動隊長リボルのデータを基にしたリボルバグスターになっていた。

 

『本丸のご登場か。』

「彼女は私に任せたまえ。」

「なんだいたのか。まぁいい、あとは任せた。」

スナイプは物陰から出てきたクロトに気絶しているニコを渡すとリボルバグスターに向って走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「その手に再び武器を取ったか、藪医者。面白い、またお前と戦える日が楽しみだ。」

民族衣装のような恰好をした青年がゲームエリアの片隅でスナイプの戦いを見ながらそう呟いた。

 




『平成ジェネレーションズFINAL』の告知映像観ましたけど、
遂にセンセ以外にも生身で武器を持ちだすという........。
今まで生身で武器持ったライダーでカッコ良かったの誰だろうなぁ........。

うーん、

ヒビキさん
竜くん
チェイス
花家センセ
ぐらいかな。

しかし、IS原作キャラのバグスターウイルスホルダー誰にしようかな。
今のところ原作のバグスターでウイルスホルダーきまってるのソルティしかいないし。
タドルクエスト・爆走バイク・ゲキトツロボッツ・ドレミファビートはCRに相手させるんで省きますけど。

正直、エグゼイドとブレイブは存在してるし戦ってるけど、いまのとこ本編出す予定ないんで。

仮バグスターウイルスホルダー(感染者)リスト
・ソルティ(Lv.3):確定
・リボル:ニコちゃん
・バーニア:未定
・カイデン:未定
・チャーリー:確定
・グラファイト:そもそも完全体
・ハテナ(パフェパズ枠):未定
・ラヴリカ(非完全体):未定
むぅ.....アンケートでも取るか。

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