正義の味方と自衛隊   作:conan0718sao

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神様と英雄たちの談話です。


神様との談話

「どこだ、ここは」

 

俺は目が覚めるとあたり一面が真っ白なところにいた。なんで、俺はこんなところにいるんだ?俺は確かにあの時に死んだはずだ。

 

「大丈夫か、マスター?」

 

「大丈夫ですか、マスター?」

 

「アーチャー、セイバー。なんで二人がここに?」

 

俺の疑問にアーチャーもセイバーも首を横に振り分からないと答えた。しばらく三人でこの状況について話していると突如声が聞こえて来た。

 

「すみません、遅くなってしまいました」

 

白い光と共に彼女が現れた。彼女は金髪で翡翠色の目をした女性だった。きれいな女性だったが、俺は生前にもそういった人物をたくさん見てきたため変に緊張することはなかった。ふと、彼女を見ると彼女は不満そうに口を膨らませていた。なんでだ?

 

「私はあなたの心の声が聞こえるんです。ですので、先ほどあなたが思ったことは私に聞こえていたんですよ」

 

「ふむ、マスターが君のことをなんと言ったのかは知らんがこの状況と君についての説明を始めにするべきだと私は思うがね」

 

アーチャーは相手の不満を無視して質問する。まあ、確かになんで死んだのに此処にいるのか気になる。

 

「そうでしたね、私はあなた方の言うところの神です。次に此処のことですが私が作った空間です」

 

「だから、さっきは俺の心が読めたのか」

 

「はい、そういうことになります。続いて、なぜあなたをここに呼んだかになりますが、それは転生をしてもらいたいと思ったからです」

 

「ちょっと待ってください。なぜマスターが転生することになるのでしょうか?」

 

俺もそのことが気になっていた。なんで俺を転生させようとするんだ?

 

「それはあなたの生前の見て私がそう思ったからです」

 

「俺の生前を?」

 

「はい、あなたの生前を無断で見させていただました。普段はこういうことをしないのですが、さすがにあの時は緊急事態でしたので見させていただきました。そして、人間の業の深さというものを」

 

「そっか。なら、なぜあんなことの原因となってしまった俺を転生させる必要があるんだ。俺以外に最転生させるべき人がいるだろう?例えば、アーチャーとか」

 

「やめてくれ、マスター。私も転生するべき人間ではない。そもそも、私は死んだ人間だ。誰かに望まれるならまだしも自分から望んで転生したいとは思わんよ」

 

すると、突如俺を白い光が纏った。

 

「転生した後はあなたの生前の姿のままです。後、転生する場所はgateの世界ですのでその世界で新しい目標も見つけてください。あ、もちろんアーチャーさんとセイバーさんも一緒ですよ。それでは、次の世界で頑張ってください」

 

 

ふー、やっと行きましたか。やはり彼は転生したがりませんでしたね。ですが、彼は絶対に報われるべき人間です。そんな彼があんな終わり方では悲しすぎます。

さて、彼の今後を見届けましょう。

 

 

 




一応次回予告的なもの

転生した場所は銀座で早速異世界からの侵入者と戦うことになる。転生後の初バトル。主人公は何を成す。

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