それと突然でなんですが、エドガーの人権活動家らしきところほとんどかけてない。とほほ。
青年は目を覚ました。そこは四方を白い壁で囲まれた部屋で部屋の中央にあるソファーにはエミリー・ペンドルトンが鎖で繋がれていた。
「え?、、、ペルドルトンさん!!」 ベックマン現在正気度97
「!その声はベックマンさん!助けてくだい目が見えないんです。」 エミリー現在正気度65
エミリーは後ろ手に拘束されており動くのは難しそうだった。
「目が見えない?ここから出れたらすぐ病院に行きましょう。失明したら大変だからね。ちょとまってくれ、ちょと外れるかためしてみる。」
そしてその手錠は力に自信のある青年の力でもどうにもならなそうなものだった。そして、
「ん、これは月のマーク。すいませんペンドルトンさんこれはちょと外せそうにないです。鍵がないか探して見ます。」
そうして青年は部屋の中を見回す。ソファの前の壁に白い扉があり、ソファの横に低いテーブルが ソファの傍に背の高いランプがある。 また、ソファの背後の壁に棚が置かれていた。
(まずは机から行くか。机に近づいてみると机の上にはメモがあった。メモにはええと、なになに、、、)
・メモ表面・
『彼の目は貴方の目。貴方の目は彼の目』 『時間がきたら、もう帰れない』
・メモ裏面・
『人の出会いは一期一会』
「これじゃよくわからないな。ん、『仲良くすれば助けられる。救うも殺すも貴方次第』これは言葉の通りの意味なのか?」
「う〜ベックマンさん。」
「エミリーさん!大丈夫です僕が付いてるから。だか、泣かなくてもいいんですよ。」
そういって僕は彼女の手を握った。そうこうしているとふとポケットにないか入った感じがした。中を確かめてみると鍵が入っていた。明らかに超常現象だか彼女を心配させるわけにはいかない。僕は努めて明るく声を出す。
「エミリーさん鍵です。鍵が有りました。」
そして彼女の手錠を外す。
「それともう少し待ってください。」
「エドガーさん?」
僕はそういって棚の中を確認する。上段には刃渡り20センチほどの包丁が入っていた。これを入れたやつの思考を考えると背筋が寒くなった。 現在SAN値97
下の段には目薬とメガネとブルーベリーが入っていた。それをとって彼女のところに戻る。
「エミリーさん今からこの目薬を指すよ。」
「それ大丈夫なんですか?」
「これにはあるべき姿に戻す効能があると書いてあるから、引っ掛けでもない限り大丈夫だと思うよ。」
我ながらよくこんな事言えたものだどうやら僕も追い詰められているらしい。そして
「治りました!目が見えるようになりました!」
「そうか、よかった。それじゃあさっさとここから出よう。」
そして扉を開けるとすぐに眩く暖かい光に包まれた。ふわりと浮遊感に包まれたと思った瞬間2人の意識は白く混濁して行った。
気がつくと僕は自分の部屋にいた。どうやら時間はほとんどたっていないようだ。そして明日エミリーさんと話そうと思いながら、安堵感から眠りに落ちていった。
現在正気度98 エミリー現在正気度66