アーカムで思いを叫ぶ者   作:近藤山人

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ばんだ太郎様の『過去からの訪問者より』

※注意
僕はシャーロックホームズの物語はほんの少し小説を読んだのとドラマを見たことと、ウィキペディアで見た程度です。あらかじめご了承の上でお読みください。また通常とは異なる神話生物も登場します。また御都合主義を含みます。

登場人物紹介
マリサ・ミィズル
この編の主人公。日本人と英国人のハーフ。職業は警官。
一人称は「私」

聖川 光輝
マリサの友人で探偵業をやっている。一人称は「俺」

レイム・アバーライン
マリサの友人で同じく日本人と英国人のハーフ。ロンドン在住。一人称は「私」 武道持ち

緋野村 憲晴
同じくマリサの友人で剣術師範代である。一人称は「俺」

徐手 正義
豊田(とよだ)大学の考古学教授。マリサ達とは年の離れた友人。一人称は「僕」

明野 真斗
マリサの友人。一応オカルト作家。一人称は「僕」


番外編マリサ・ミィズルと神話の片鱗〜The most famous detective's call

〜聖川探偵事務所〜

 

「は?博物館?一体どこの博物館よ。」

「名護戸市の名護博物館だぜ。」

「ああ、名護博物館か。確か三日間の間地底遺跡から発掘された異物が展示されているんだったけ。」

「そうそう、それに実はこの前の福引で名護博物館のチケットを10枚当たったからみんなで行こうと、ん?どうした光輝?」

「いや、昔の中世的な口調の魔理沙が懐かしな、たんとなく思っただけだ。」

「そうか。それでみんなどうする行くか?」

「僕は行こうと思う。最近研究室にこもりきりだったからね。」

「マリサも当然行くだろ、なら俺は行くよ。」

「そうだなせっかくこっちの方に来たんだから博物館くらい行ってもいいだろう。」

「僕は教授の行くところならどこへでも。」

「そうね、みんなが行くと言うのなら私も行こうかしら。」

 

そして、〜〜

 

〜名護博物館〜

「さすがニュースで騒がれているだけあって賑わっていますね。僕もオカルト作家としての情熱が騒ぎまくりですし、て、待ってくださいよー。」

明野は興奮の友人達と離れている事に気づかなかった。その時、

ドンッ コツ、カラカラ

「あ、すいません。 あの落としましたよ。あ、」

明野は自分とぶつかった人に謝罪して、物を落とした事を伝えようとしたが、その時にはその人物はすでに何処かに行っていた。

「いちゃたか、ん?これは何かの機会かな?かなり精巧な作りだな。ってこうしちゃいられない、おーい皆んなー待ってくれー。」

 

「あ、ようやく来たか明野。」

「酷いですよー置いて行くなんて。」

「ごめん明野君ちょと悪ふざけが過ぎたよ。それより、君はあの発掘品の笛を見てどう思う?」

「そうですね、いかにもオカルトに出て来そうな笛ですね、教授はどう思ったんですか?」

「何か、以外のモンスターを操れそうな笛だなと感じたよ、なぜだかはわからんがね。」

「あのレイムさん達は?」

「先に行ったけど。」

「そうですか。」

 

そんなこんながあり探偵事務所に戻って来た一行。

「そうだ、皆んな今日は久しぶりに止まっていかないか?もちろん教授も。」

「いきなりだけど私はOKだぜ。もともと泊めてもらうつもりだったしな。」

「俺もホテル代が浮くなら何よりだ。」

「な、なら私も泊まろうかしら。」

「僕はなら僕も止まります。」

「私も今は一人暮らしだから大丈夫だが、本当にいいのか聖川君?」

「ええ、構いませんよ。それより学生時代に戻ったみたいで楽しみですよ。」

 

pm 11:58

 

「2のファイブカード。また私の勝ちだな。」

「教授本当にイカサマしてないんですか?作家からロイヤルストレートフラッシュだフォーカードや出していますけど。」

「何を行っているのかな?単なる運だよ。」

「まあまあ、光輝そんなこと言ったら私はAのファイブカードを出したことがあるぜ。」

「、、、、、」

 

「緋野村しゃん、いえ先生僕に剣術を教えてくりゃさい。」

「いきなり何言っているんだ。剣術はそう気安く教えるものではないし、そもそもお前権に興味なかっただろ。それと俺は酔っ払いに付き合う気は無いんだ。」

 

「ムニャムニャ、ケンセイ、、好きー。」

 

pm12:00

その時突然眩しい光が発生した。それによって眠っていたアバーラインは目を覚ました。全員が元をたどってみると明野の半開きのカバンからだった。光は眩しさを増していき目が眩む程になった。

 

しばらくすると、眩しさがおさまりそこには1人の怪我をした男性が倒れていた。彼の服は現代にしては時代遅れな強いて言うなら探偵のような感じだった。

「え、誰?どういうこと?」

「あの光が関係しているのか?」

「そうかもしれないね。ドアや窓が開いた様子はなかったしね。」

「こんな事があるなんて。」

「おい、明野お前何を持って来た。」 グイ

そう言って緋野村は明野の襟首を掴んで持ち上げた。

「ひっ、そ、それよりあの人どうにかしなくていいんですか?怪我してるみたいですし。」

《う、うーんここは?》

その問いには誰も返答しなかった、いやできなかった。

《私の名はシャーロック・ホームズだ。ここはどこだ?》

ミィズル 現在正気度97→97 聖川 現在正気度70→69

アバーライン 現在正気度70→70 緋野村 現在正気度70→70 徐手 現在正気度75→75 明野 現在正気度55→55

 

《ここは日本で彼の聖川君の探偵事務所です。ホームズさん。された私の名前はジョシュ マサヨシ、ジョシュがファミリーネームです。》

《情報ありがとう、Mrジョシュ。それより先程からあの作家の青年がかなり興奮しているようだがだいじょうぶかね?》

《作家?ああ、確かに彼は指にペンだこができているし、あまり動いてるような体型じゃ無いが、どうやら貴方には他にも読み取った事があるようだ。それよりホームズさんはどうしてこちらへ?》

 

その問いに対するホームズの答えはこうだった。

スイスのライヘンバッハで稀代の犯罪者であるモリアーティとの戦いで滝に落ち、気づいたらここにいたと言う。

ちなみにこの時徐手がホームズに他の全員の紹介をした。そんな時

ドサッ

《ホームズさん!》

《ちょっ、しっかりしてください。》

「落ち着くんだ、真斗君、レイム君。気を失っただけだよ。相当疲労が溜まっていた様だしね。しばらく休ませてあげよう、話ならまた後で聞けばいいんだから。」

「しかし、シャーロック・ホームズですか。俺は英語が話せないので教授達の会話はあまりわかりませんでしたがいくつか気になる単語がありましたね。」

「まあ、今日はホームズさんをベッドに移動させて、もう寝ましょう、なんだかどっと疲れたわ。」

「お前は何もしてなかっただろうがレイム。」

その後彼らはホームズに手当を施し、ベットに運んでからそれぞれ寝袋やソファーで眠った。

 

・翌朝・

マリサは何かの物音で目を覚ました。音のする方へ行ってみるとホームズがすでに起きて何かしている様だった。

《あの、ホームズさん何をしていらしてるんです?》

《この世界について調べてみたんだよ。全く奇怪な出来事に巻き込まれなものだ。》

といってるホームズの側には事件の資料や雑誌、新聞などが乱雑になっていた。

(あれ、資料の中に日本語のものもあるけど読めたのかな?)

《あ、ホームズさん起きていらしたんですね。調子はどうですか?》

《おかげさまでこの通り良好だよ。君は応急手当てが得意らしいね。》

《ありがとう。ところでホームズさん昨日は貴方が途中で倒れてしまって話が聞けませんでしたが今なら大丈夫ですか?僕は貴方の様な観察力がないので貴方から色々と聞く必要があるのです。》

 

《なるほど、ありがとうございました。実に興味深い話をありがとうホームズさん。ところでホームズさん聡明な貴方ならその資料の中からお知りになっていると思いますがTVをご覧になりますか?》

《介入はできないにしても僕の興味を引く時間があるかもしれないという事だね。》

《ええ、そうです。近頃は平凡な事件しか放送していませんがそう行ったものこそ奇妙な場合場合がありますからね。》

《君は僕と大体同じ意見を持っている様だね。確かに一見奇妙な事件や大きな事件は動機がはっきりしていたりして単純になりがちだからね。》

(しかしホームズか。確かに実在説は聞いたことはあるがまさかな。)

《あのホームズさん付かぬ事をお聞きしますが貴方はベイカー街221Bに住んでいるんでしたか?》

《その通りだよ、お嬢さん。そういえばまだ1人だけ眠っているここの主人も探偵だそうだね。》

《はい、でも彼の仕事は大体浮気調査や猫探しとかですけど。それとホームズさん貴方は恋愛感情を下らないと考えているという話は本当ですか。私は恋愛感情は生物として必要なものだと思っているのですが。》

《その話は僕の伝記作家の作品を見たのかな。まあ確かにそう考えているよ。ああ、ジョシュさんTVをつけてもらえるかな?》

ピッ 徐手がテレビをつけると

〔はい、先ほども入りましたがニュースをを伝えします。昨夜名護博物館に何者かが侵入し、地底遺跡から出土した笛が盗まれたとのことです。この笛は学術的価値が非常に高いと考えられており、、、、、

 

そのアナウンサーの説明とともに映し出される現場となった博物館には赤いペンキで『Holmes! Look for me!』と記されていた。さらにその下には『End point of wisdom』と記されていた。

《モリアーティか。》

《何故そう思うのですか?》

ブブブブブ

《なに、僕はあの装置が光ったと思ったら現れていたんだろう。》 そう行ってホームズは机の上にあった明野が持ち帰った装置を指差した。

ブブブブブ

《あの装置が時間を移動するものだとしたらモリアーティの奇妙な言動の説明がつくからね。ところでこの羽音はなんだろうね。》

バリンッ

その時窓を割って1匹の生物が現れた。それはミ=ゴと呼ばれる神話生物だった。ただその姿は通常のものよりさらに醜悪で冒涜的だった。

《なんと奇妙な生物だ。最もこんなに奇怪なもの標本にもできそうにないね。》 ホームズ 現在正気度80→79

《蟹でしょうか?》 徐手 現在正気度75→72

徐手はそう行って眉を細めた。

「なんなんだあの生物は!?」 緋野村 現在正気度70→69

「ちょとさっきから煩いわ、、、よ。」 アバーライン 現在正気度70→65

バタンッとアバーラインは倒れた。

「レイム!」

ブンッ シュ

ミ=ゴがハサミをふるった。

《どうやら彼?は有効的じゃないらしいね。こちらからも反撃させてもらうとしよう。》 ブンッ

ドゴォ ミ=ゴ HP??→??

《私も加勢します。》ブンッ スカッ

徐手の蹴りが放たれた。 が外れた。

「くそ、早く取り出さないと。」 ガサゴソ

《ホームズさん今の時代は女性でも積極的に働いたり、戦ったりするんですよ、こんな風にね!》 ガシッ ブンッ

そう言ってミィズルはミ=ゴにソルトをかけた。

その攻撃はミ=ゴの意識を刈り取った。と、そこへ聖川が現れた。

「おい、お前ら朝っぱらからなにしてるんだ、、、よ。」 聖川 現在正気度69→68

「おいおい、一体なにがあったんだ。」

「それは僕から説明するよ。」

聖川の疑問に徐手が答えた。

 

「そんな事があったんですか。それにしてもこれ保険下りるのかな。あ、それとレイム起こしときますね。おーいレイムー起きてくれ。」

《ジョシュ君僕はこれからあのメッセージ通り図書館に向かおうと思うのだがなにぶん日本語が読めなくてね、一緒に来てくれると助かるんだがよろしいかな?》

《図書館?、なるほどそういう事ですか、もちろんいいですとも。それと、さっきの事もありますし。ここにいる私の教え子たちも連れて行ってもよろしいですか?みんな色々と優秀でそこら辺の人間より遥かに役に立ってくれると思います。》

《確かにそれは心強いですな。》

《ところでどこの図書館か目星はついているんですか?》

《もちろんですとも。》

 

その後聖川がレイムを起こし一行は名護戸図書館に向かった。

 

〜名護戸図書館裏口〜

「休館日のようですね。どうやって入るつもりですかホームズさん。」

《「休館日のようですね。どうやって入るつもりですかホームズさん。」だそうです。》

《通訳ありがとうミィズル嬢。それでヒジリカワ君の質問だったね、どうやって入るか?今は状況から考えてなるべく早く解決したいと考えているんだ、ちょと手荒かもしれないけどこうさせてもらうよ。》

ガチャ、ガチャ ホームズは鍵開けを試みた。 カチッ

《開いたようだね。さあ、行こう。》

 

〜名護戸図書館〜

しかし、図書館にモリアーティはおらず中は薄暗かった。

《どうしますホームズさんここではなかったようですね。》

《いや、ここのはずだ。》

《そうですね、確かに状況とあの記述から考えてここ以外だというのは考えづらいですからね。「というわけだみんな何かないか確かめるぞ」》

 

「なに見ているんですか聖川さん?」

「モリアーティ教授の記述だよ。

 

『犯罪界のナポレオンであるモリアーティ教授はホームズの宿敵であると同時に、類まれなる才能とカリスマ性を持っており、犯罪者の師とも思われるだろう。その想像を超える起点さはまるで未来を予知してるようだと言わしめられている』

 

まあ、特に得るものはなかったな。知っているような情報ばかりだったよ。ん?」

《あれホームズさんそんな顔をしてどうか致したんですか?》

「もしかしてこの記述が原因じゃないか。」

そう行って聖川は手に持っていた本を指差した。

「まあ確かに《ホームズさんモリアーティのことについて教えてくれますか?》

《あの男は背が高く、顔立ちにおよそ教授らしきものを漂わせてる。だが同時に爬虫類のように奇妙に、いつでも左右に揺れて歩いていたよ。》

《ありがとうございます。》

「おいなんだよあれは、いつのまに!?」

全員が緋野村の叫びに反応してとある壁を見るといつのまにか、黄色いペンキで英語で《残念だな、ホームズ》と書かれていた。さらにその下には反転した文字が書かれており、何かの署名が置かれていた。

《これはchurchか。》

《この街で教会と言ったらカステラ教会だけです。》

《案内を頼めるかねジョシュ君。》

《ええ、もちろん。》

 

〜カステル教会〜

教会に着くと神父が困り果てていた。

「どうされたんですか?」

アバーラインがそう尋ねた。

「ああ、お嬢さん、実は今朝教会に犬の死骸が転がっていたんですよ。」

 

教会の中には神父の言葉通り犬の死骸が転がっていた。

《あの犬はどうやら大きな刃物で斬り殺されたようだね。》

《ん、何かありますね。》

ジョシュは手袋をして犬の死体の中を探った。

「痛っ!針が仕込まれていたのか。」 徐手 HP13→12

そう言いながらジョシュは一枚の紙を取り出した。

紙切れには《Your story is also the end point here, I will go get your wisdom.》と書かれていた。

《君の物語もここで終着点だ、君の叡智をもらいに行く、か、ん?》

パリン

全員がその後に反応して上を見るとそこには複数のミ=ゴが飛んでいた。

「今朝の奴らか、数が多いな。」 聖川 現在正気度68→66

「おいおい、マジかよ。これは木刀持ってきて正解だったかな。」 緋野村 現在正気度69→66

「おまえ、なにやら竹刀入れを持ってると思ったらそんなものを持ってきたのか。」

「ちょと待ってください!あれと戦うっていうんですか!?」 明野 現在正気度55→52

「なんか、さっきので何か慣れたわ。」 アバーライン 現在正気度65→63

《どうやら彼はここで僕に捕まって欲しいようだね。》 ホームズ 現在正気度79→77

《困りましたね。》 徐手 現在正気度72→71

「先手必勝といくか。」 ダッ ブンッ

聖川は攻撃するために地上近くまで降りてきたミ=ゴに杖を振り下ろした。

ドスゥ ミ=ゴA HP??→??

「ち、あまり効いていないか。」

「どいていなさい、フンッ!」

アバーラインの鋭い蹴りがミ=ゴに放たれた。

ドゴォ ミ=ゴA HP??→??

「あの一撃を耐えるなんてなかなかやるわね。」

《お嬢さんたちばかりにいい顔をさせるわけにはいかないね。》 ブンッ

ホームズはミ=ゴにこぶし放ったがその攻撃は買わされてしまった。

「私に任せてくれ。」 ガシッ ブンッ

ミィズルはミ=ゴにソルトをかけた。

ミ=ゴA HP??→??

「どうやらあまり効いてないみたいだね。次は僕が」 ビュン 徐手はミ=ゴに鞭をふるった。

が捉えきれなかったようだ。

ブブブブブ ブンッ スカッ

ミ=ゴたちの最初の攻撃は外れたがすぐ残り4体のミ=ゴの攻撃が放たれた。

ブンッ、ブンッ、ブンッ、ブンッ

「ちょ、全部私!?」

スカッ、スカッ、スカッ、スカッ その攻撃も全て外れた、そしてそのうちの一体にできた大きな隙をアバーラインは見逃さなかった。

ブンッ ドゴォ ミ=ゴB HP??→??

「うおおお!」 ビュン

聖川の攻撃が放たれた。 ドゴォ

「くそ、また効いていない。」

「ふっ!」 ビュン ズバッ

緋野村は攻撃しても手応えのない相手に苛立つ

(何なんだこいつら?装甲でも身につけてるのか?)

そうこうしているとふと徐手の動きが止まったかと思うと鞭を捨ててミ=ゴの方に歩いて行った。

「「「「「教授!」」」」」

ミ=ゴ達は徐手を捉えるとそのまま飛び去って行った。

 

「そんな、教授、、、。」

《明野君ここらあたりで滝はないかい?なければ特に高いところを知らないかい?多分彼はそこに連れていかれたはずだ。》

《、、、えっとここら辺で高いところというと電波塔です。》

その後明野が事情を説明し、一行は電波塔に向かった。

 

〜電波塔〜

空はすでに暗くなり太陽が沈み、あたりを月が照らしていた。そして、電波塔の最上階に彼はいた、黒い服を着た男モリアーティ教授だ、その後ろには徐手が倒れていた。

モリアーティはイギリス人であるはずなのに日本語で語り出した。

「まっていたよ、シャーロック・ホームズ」

彼の後ろには不可解な機械と銀色の円柱が置かれていた。そして口元には盗まれた笛が添えられていた。

「私の仕事はホームズ、お前の類稀なる知識を手に入れることだった・・だがあの世界では難しくチャンスが巡ってこないと感じた私は、あの日!あのライヘンバッハの滝で決着をつけることに決めた!私が作った装置で魔笛が世に出るこの日にやってき、ミ=ゴを操ってお前の知識を手に入れようと!」

と高らかに笑い姿をおぞましいものに変貌させた。

「あ、ああ」 聖川 現在正気度66→65

「あ、ああ」 緋野村 現在正気度66→60

「ひっ、」 ミィズル 現在正気度94→90

「これはまずいわね。」 アバーライン 現在正気度63→59

「これはまずいわね。」

《反響動作か。まああんなのを見れば無理もない。》 ホームズ 現在正気度77→75

さらに、笛の音によってミ=ゴが引き寄せられる。

「また、あの変な生き物を使おうってのね、そうはさせないわ。」 バッ ブンッ

アバーラインはそういいジャンプしてハイキックを笛に放つ。笛はその攻撃に耐えきれずバラバラになった。

「くそ、いつまでビビっているわけにはいかないんだよ!」 ビュン ドゴォ

「今何かしたかな?」

(くそっ、何で丈夫なんだ殴った瞬間の感触が普通じゃない。)

《僕のバリツでなんとかなるといいんだが。》 ブンッ

スカッ

「そんなものか?こっちからもいかせてもらうぞ。」

ブンッ モリアーティはそう行ってハサミを振るった。 ビュン

「そんな、単調な攻撃当たるものですか。」 ヒラッ

アバーラインはその攻撃を華麗に回避した。そして、お返しとばかりに強烈な蹴りを放った。

ドゴォ モリアーティ HP??→?? 「ぐっ」

「俺だって。」 ビュン ドゴォ

モリアーティ HP??→??

「私だって。」 ドカッ

だがその攻撃はモリアーティには通用しなかった。

「そろそろ、終わりにしたいんだがね。」

そういいモリアーティはイス人の技術の産物である電気銃をかまえた。 ブオン、バチバチ

そしてホームズに向かって発射されたがその攻撃はホームズを捉えることはなかった。

そして反撃にホームズの拳が放たれた。

ドカァ、、ドゴォ モリアーティ HP??→??

《今のは効いたんじゃないかな?》

「やっぱり大きな奴の相手は大変ね。」 ブンッ

ドゴォ モリアーティHP??→??

「もういっちょ!」 ブンッ ドゴォ モリアーティ??→??

(くそ、まずいこのままでは押し負ける。)

「フンッ!」 ビュン スカッ

「こんどこそ。」 ブンッ ドカァ

ブオン、バリバリ

「あぶねえー。」

(憲晴はまだ、反響動作を繰り返してる様ね、この戦闘への参加は望めないね。)

「いい加減に、倒れなさい!」 ブンッ メキィ

「もういっちょ!」ブンッ ドゴォ

モリアーティHP??→??

ビュン、聖川が杖を振るうが足がつって外れてしまう。

ブンッ、 ミィズルの蹴りが放たれるが蹴りを放つ距離を見誤ったのかペチンと音を立てるのみだった。

ブンッ、ブンッ ドカァ ドゴォン

モリアーティ HP??→??

(まずい、まずいぞ、こいつらがこれほどとは早くなんとかしなければ。)

ブンッ モリアーティのハサミが振るわれる。

ザクゥ そしてその一撃は聖川をとらえた。

「グッア」 ドサアッ 聖川 HP14→5

「光輝!!」

「こいつ!」 ブンッ ドゴォ ブンッ ドゴォ

(ダメだ力が入らない。)

ビュン、ビュン ホームズのこぶしが放たれる。

ズルっ その一撃は相手の表面を滑ってしまった。

ブオン、バリバリ

「きゃああー」バチバチ ドサァ ミィズル HP14→5

「マリサァ!!」

《おい、モリアーティなさっきから彼らばかり狙うんだい。》 その口調は穏やかだったがホームズらしくなく激情がにじみ出ていた。

《簡単なことだ、君もすでにわかっているはずだ私はお前の知識を得ることが任務なのに不用意に傷つけるわけにはいかんだろう?納得できていなかったのか?》

《ちょと、あんたそんな理由で私の親友を傷つけたの?》

《そうだかお嬢ちゃん。》

「殺す!」 ブンッ

ドゴォ モリアーティ HP??→??

それに反撃するようにハサミが振るわれる。

「キャ、、、え?」

だがその一撃を受けたのはアバーラインではなく彼女をかばうように立っているホームズだった。

《さっきは許してしまったが君のような女性がギズついて倒れるのを放っておくわけにはいかないからね、ミィズル嬢も後で手当て押さなくては、、、ね》 ガクッ

《ホームズさん!!》

「話は終わったかね、さてそろそろ死んでもらおうか」

ブンッ モリアーティのハサミが振るわれる。

ガキィン しかしその攻撃は間に入った者の杖によって防がれた。

「おい、レイム早くあいつを倒して、みんなの手当てをするぞ。」

「光輝!あんた大丈夫なの?」

「いや、正直かなり辛い。だがまだ戦えるさ、こんな風にな!」 ビュン メキィ

「ぐっ」(不味い、もう体がうまく動かせない、に、逃げられん。)

「さっきのは効いたようだな。レイム!」

「分かってるわよ!」 ブンッ

ドゴォ

「ギィヤアーーー!!!」

断末魔とともにモリアーティは倒れた。

 

「やった、な」 ドサァ

「ちょと光輝しっかりして!」

レイムは倒れた聖川に駆け寄ったがどうやら、気絶しただけのようで呼吸、脈拍ともしっかりしていた。

「レイムさーん。」 ドタドタ

「明野!」 ガシッ グイッ

アバーラインは明野の襟首を掴みねじり上げた

「あんた、どこに行ってたのよ?こっちではみんな戦ってなのよ。」

「そんなこと言われましても、僕は皆さんと違って戦えませんから足手まといにならないように離れたところにいたんです。」

「チッ、早く憲晴を正気に戻して、教授を起こしてみんなを手当てして救急車呼ぶわよ。」

「は、はい。」

 

・一週間後・

あのあとアバーラインはあの奇妙な機械が転送装置であることを知り、徐手やミィズルと協力してなんとか機械を確保し、ホームズが変えるための準備を完了していた。

そして、帰還の時、

《こんな奇怪な話、ワトソンは信じてはくれないだろう・・だが楽しい時間ではあった》とホームズは楽しそうに笑っていた。

《お元気でホームズさん。》

《また、機械があればお会いしましょう。》

 

そしてホームズは帰還して行った。

 

そしてさらにその一週間後コナンドイルが描いたとされる、シャーロック・ホームズの番外編の原稿が発見された。そこには未来にやってきたホームズが何人の仲間と戦いながらモリアーティを倒すという奇想天外な内容が書かれておりそのタイトルは《過去からの訪問者より》

 




正気度回復
マリサ・ミィルズ 90→92
聖川 光輝 65→70
レイム・アバーライン 59→62
緋野村 憲晴 60→64
徐手 正義71→77
明野 真斗 50→56

全員クトゥルフ神話技能が3%上昇

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