アーカムで思いを叫ぶ者   作:近藤山人

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iアロン様のかんなびを使わせていただきました。また多少改変している部分を含みます。
それにしても、自分で書いてて何ですが、エドガー巻き込まれすぎじゃねって思ってしまいます。ところで星の戦士が出る話って少ないですね。もっと増えないかな〜


Japan travel〜2 Omison's time train

青年たちは神社の一件を終えてから宿泊先のホテルに向かう列車に分乗して乗っていた。 他には数人の客しかいなく、閑散した山の中を走っていた。

 

「おい、次郎おかしくねえか?」

「確かにおかしいな客が少なすぎるし、第一どこを走っているんだ?」

「あの、すいません。さっきのお話の件でちょとよろしいですか。」

「何だ、外人さん日本語話せるのか。」

「私は混血(ハーフ)ですからね。それでおかしいとは具体的にどう言うことですか?」

「その事なんだかな、普通この時間帯この列車は仕事帰りの給料取り達で満員とはいかないがそこそこいっぱいになるんだが今は俺たちとあんたらしかいない。それにこの路線の列車はこんなところ通るはずがないんだ。」

「じゃあ乗り間違えたと言う事でしょうか?」

「いや、それもない。俺はこのあたりの地理や路線に詳しいがこんなところ知らない。」

「じゃあこの列車は本来存在しない所を走っていると言うんですか?」

「そうだ。」

「取り乱すんじゃないぞ姉ちゃん。こう言う場所では正気を保てなかった奴から死んでいく。」

「分かっています。私も経験したことがありますから。」

「何だ姉ちゃんも経験者か。それで後ろの連中に報告しなくていいのか?」

「いえ、もう蘭子が報告してますよ。ね、」

「ええ、一応伝え終わりました。それにしても丁寧口調のマリサなんて久しぶりですね。」

「おい、結構騒いでいる奴がいるが大丈夫か?」

「多分大丈夫でしょう。」

 

 

「ふざけるな、またわけのわからんことに巻き込まれただと貴様ら何か仕組んでいるんじゃないだろうな!」

「その様なことは一切ございません!どうか落ち着いてください。」

「もう嫌やーー、うあーー!」

「落ち着くんじゃお嬢さん落ち着いくんじゃ、儂らついとるから。」

 

「あまり大丈夫じゃなさそうに見えるが?」

「そう言われてみればそうですね。」

「俺が運転席を見てくる。」

「気をつけろよ榊原。」

「わかっている。」

 

 

〜ドアの前〜

「おい運転手、行っ達どこに向かっているんだ!」 ドンドン

榊原が大声をあげながらドアを立てるが反応はなかった。

「機関士でもいい反応しろ。、、、くそっどうなっているんだ気づいたら車掌もいないし。仕方ないこじ開けるか。ふ、ふーん」 ギリギリ

榊原は渾身の力を込めて扉を開けようとするが扉は思ったより頑丈な様で開かなかった。

そんなこんなをしているうちに列車は駅に停車した。

「このまま電車に乗っているとどこに連れていかれるかわかりません。私としては全員降りるべきだと思うのですか皆さんはどうですか?」

「僕反対です。外に何があるかわからなですし。」

「私はよくわからないな、そもそもこの問いに対する正解なんてない、なんて事もあるかもしれないしな。」

「儂はこの状況をどうにかするためにも一旦降りてみるべきだと思うよ。」

「それで、お二人はどうしますか?」

「俺たちは一旦降りてみようと思う。」

「おい、お前!」

「はい。何でしょうか?」

「まさか、客である俺たちを放っておくかじゃないだろうな。」

「そんな事はいたしません。」

ドンッ

突然の大きな音に全員が振り向くと運転席の扉が開いていた。そして、そこにそれはいたこの世ならざる醜悪な姿をし命を刈り取るための大きな鉤爪を持った存在。その姿を見た瞬間全員に寒気が走った。

ベックマン 現在正気度97→97 夕泊 現在正気度69→68

ミィズル 現在正気度94→94 ジェームズ 現在正気度72→72 榊原 現在正気度75→75 次郎 現在正気度60→60

旅行客(男性)37→32 旅行客(女性)66→66

「何だこいつは!」

「またでましたか。」

「みんな何してるんだ一旦逃げるぞ!」

ミィズルのその言葉とともに7人は走り出した。しかし、

「あ、ああ、もう終わりだ。」

1人恐怖によってその場に釘付けになった者が居た。

「はっ、皆さんは僕が彼をおぶって行きます。先に言っといてください。」

青年はそう言うと動かなくなった旅行客をおぶって移動しようとしたが動きが鈍くなったしまった。

「仕方がない、外人さんを手伝うぞ。」 ダッ

その時榊原が戻ってきて青年と一緒に動けなくなった男性旅行客を持ち上げて列車から脱出した。

 

そして、そのまま8人は不気味な駅を駆け抜けていくとそこは森の中だった。

「あっちじゃ、道があった。」

ジェームズのその声を聞いた一行はその道がある方にかけて行った。道を進んでいくと四つ辻にたどり着いた。

 

四つ辻の他の道は以下の様だった。

左の道は山の中腹に明かりの1つ灯る山への道、真ん中の道はポツポツと多くの明かりが灯った場所へ続く道、右の道は暗い山へと続く道。

 

「どの道に進みます?」

「何行ってるのよあんたあかりの多い道に進むに決まっているんじゃないの。」 ダッ

そう言って旅行客の女性は真ん中の道を走り出した。

「おい、あの姉ちゃん追わなくていいのか?」

「いいわけありません。みんな追いますよ。」

「わかりました。」 「わかっとるわい。」「了解だぜ。」

「俺たちはどうする、追うか?」

「追おう、分かれての行動は危険だ。」

 

真ん中の道を一団が進んでいくと、そこにはこんな山には似つかわしくない近代的な住宅地にたどり着いた。家にはどこにも明かりがついているが外には人1人いない。

「レジーナさんどこですか?返事をしてください。」

「あそこじゃ!」

青年がジェームズに指さされた方を見ると旅行客の女性、レジーナが一軒の家に入ろうとしていた。

 

ガチャ「もう、一体何なのよもう。あいつらがあの列車に載せるからいけないのよ。訴えや、、、る。」

彼女が家の中を見ると、床や壁、天井など至る所にびっしりと巨大な蛆達が張り付き蠢いている。

「キィャアーー!!」 レジーナ 現在正気度66→65

バッ、ダダダッ 彼女は家を飛び出した。

 

 

「まて、エドガー囲まれている!」

「え、っ!!」

青年がミィルズの叫びにより周囲を確認すると、いつの間にかパジャマを着た無表情な人々に囲まれていた。

(ん、この人たち本当に人間ですか?生命の察知を使って見ますか。) 夕泊 現在正気度69→68

「はっ!!この人たちは人間じゃありません微細な魔力によって擬態した蛆のコロニーです。」

その言葉は幻影を見せられていた他の者が幻影を見破るきっかけになった。それはあの2人も同じだった。[と言うのも2人とも片言なら英語で日常会話できるくらいの技能はある。]

「なっ!」ベックマン 現在正気度97→96

「これは、、」ミィルズ 現在正気度94→93

「なんと、」 ジェームズ 現在正気度72→71

「おえ、」 榊原 現在正気度75→74

「蛆が人を化かすだと、、」 次郎 現在正気度60→59

「ウワァーーー!!」 旅行客(男性) 現在正気度32→23

当然レジーナさんにもその声は聞こえるわけで

「イヤァーー!!」 レジーナ 現在正気度65→64

「ふひゃ、ふひひひ、ヘハハハアヘヒャヒャヒャ!」

「クソどうやら精神が耐えきれなかった様だ。」

「俺があのレジーナとか言うご婦人を連れてくるからみんなは先に逃げてくれ。」

次郎が片言の英語でそう言った。

「逃げろとは言割れたもののこいつら移動力が半端ないから倒さないといけないだろ。2人はあの足手まといを担いでいるから、闘えないしここは私が動くか。フンッ」シュ

ミィルズは旅行客の男性を担いでいる青年と榊原に鉤爪を振りながら迫っている蛆のコロニーに向かって拳を放った。

ドグシャ

蛆のコロニーはその一撃により砕け散った。ついでに蛆も飛び散って、ミィルズの拳にも付着した。

(一つ)

「すまねえ姉ちゃん助かった。」

「そんなことより、にげることに集中して! 」

バッ スカッ

「どこ狙っているんだ?」

一体のコロニーがミィルズに組みつこうとしたがそのフラフラとした足取りではミィルズに組みつくことは出来なかった。

ブンッ スカッ ブンッ スカッ

さらに2体のコロニーが鉤爪を振るったがその攻撃はミィルズの動きを捉えることは出来なかった。

「そらよっと」ガシッ

ミィルズは躊躇することなく蛆のコロニーをつかんで投げ飛ばした。

ドンッ、グシャ

そのコロニーは群体として動くための部分にダメージを負ったのかそれとも元々そんな力はないのか立ち上がることはなかった。

「二つ。さあさあ、そんなもんか?化け物ども。」

(まだだあの足手まといを担いだ2人があれから逃げ切るにはもう少し稼がないと。)

 

 

〜次郎side〜

「チェア」ブンッ

次郎の鋭い蹴りが蛆のコロニーを捉えた。

ドグシャ ビチャビチャ

味のコロニーはその一撃に耐えれずバラバラに飛び散る。

「は、は、何をしている早く逃げろ!」

次郎は身振りも加えてレジーナに逃げる様促す。がしかしレジーナはそこから動こうとしなかった。

ブンッ、ブンッ、ブンッ、ブンッ、ブンッ、ブンッ、ブンッ

(2発は当たるなだか、)

グキッ (しまった、捻った。) ザクッ、ザクッ

「ぐっ。」 次郎 HP14→13

(ん、こいつらの一撃見かけほど力がないぞ。)

「お返しだ!」シュ

次郎はそう叫び先ほど自分を攻撃してきたコロニーに拳を放った。

グシャ、ビチャビチャ

「 まだまだぁ!」ビュン

次郎はそう叫びもう片方のコロニーに先ほどの攻撃の勢いを利用してこぶしをはなった。

メキャア ブシャ

「何としている早くしろ!」

「あ、あ、あ、」 (チッ早く逃げろよ。動かない方が危険なんだぞ。)

ぶんっ、ブンッ、ブンッ、ブンッ、ブンッ

5体のコロニーがはなった攻撃はそのうちの一つが次郎を捉えた。次郎はその攻撃をうけ流そうとして逆により深く受けてしまった。

「グアッ!(しまった。)」 次郎 HP13→11

(そういえばあの姉ちゃん達は上手く逃げだせたかな。おっと確認している余裕なんてないな。)

 

〜逃走組〜

「はっはっはっクソッ追って来やがる。」

「あれどうなっているんだ歩いている様にゆっくりなのにまるで走っている様な移動速度だ。」

「ふひはふあへ、ふ、」 モゴモゴ 〈あまりに煩かったので猿轡をされた。〉

「どっちに逃げる。」

「そうですね、一つ明かりがあった方に逃げましょう。」

「分かった。目印はこの赤いインクでいいか。」 バシャ

榊原はポツンと灯りが一つある道に赤いインクを撒いた。

 

〜左の道〜

タッタッタッタッ

2人は足手まといになっている旅行客を担ぎながら走っていた。その時、

「オーイ、オーイ、」

そう言いながら懐中電灯を持って近づいて来る人形があった。だが2人は止まろうとしなかった何故ならその正体に気づいているからだ。

「くそ、いつまで追いかけてくるんだ。」

「やっぱり僕が戦った方がいいんじゃないですか?」

「そうだな、いつまでも逃げ続けるわけにはいかないからな、よろしく頼む。だが問題があったらすぐに戻ってこい。」

「はい!」 バッ

青年はそう答えると追いかけて来た人形に向かって行った。

「ドラァ!」 青年は人形いや、蛆のコロニーに蹴りを放った。

バキャ ドンッ

その攻撃は蛆のコロニーを吹っ飛ばし胴体を分断した。もちろん蛆が飛び散ったが。

「さあ、行きましょう。」

 

〜ミィルズside〜

「さっさと終わらせるか。せーのっと」 ガシッ ブンッ

ドグシャア ミィルズのソルトが決まった。

「3つ。(早く蛆を落として風呂に入りたい。)」

ブンッ スカッ

「今度はこっちの番だ。」 スカッ

「あ、ミスった。」

ブンッ スカッ

「そおれっと。」 ガシッ ブンッ

メキャア ブシャア

マリサ・ミィルズによって投げられた蛆のコロニーは地面に叩きつけられバラバラになった。

(ひとまずこっちの方に来た奴は倒したか。アチっのほうの応援に向かうか。)

 

〜次郎side〜

「シュ」ビュン

バキッ グシャア

ビュン

ドゴォ グチャア

「はあ、はあ、倒しても倒してもキリがない。」

「ヒィイー!!」

「なんだ?」

次郎が悲鳴を聞いてそちらの方に視線を向けるとレジーナが蛆のコロニーに組みかれていた。

「助けてー!!話してー!これからは真面目に生きますから。」

バキッ

「え、何、?」

「大丈夫か?お嬢ちゃん。」

「ようやくこっちの方が片付きましたし加勢しますよ。フッ」 ブンッ

バキッ グチャア ドゴォ ブシャア

夕泊のラッシュによって瞬く間に2つのコロニーが行動不能になった。

「今のうちに急いであの3人を追いかけましょう。マリサ行きますよ。(この状況を打破する方法が書かれていると思われる本も見つかりましたし。)」

 

 

〜逃走組side〜

3人が山を登っていくと、明かりの灯った灯篭が幾つも置かれた神社に出た。

本殿の扉は開かれており、そこに御神体(白い岩)が見える。

「神社か。ここに身を潜めさせてもらおう。」

榊原はそう言った後、賽銭を入れ御神体に向かって手を合わせた。

(参拝に来たわけではないがこれで良かったのか?ん、?)

観音開きになっている白い扉から胴回りが丸太ほどもある白い大蛇が現れた。

「白い蛇だと、」

「どうした?」

「いやなんでもない。」

その時2人の背後から風が吹いた。その風は2人にとって記憶に新しいあの蛆のコロニーの腐肉の臭いを孕んでいた。

参道の方から2匹のクマが現れた。灯篭に照らされたその体はグズグズに腐り骨が露出しそしてあちらこちらから蛆が顔を出していた。

「「なっ!!」」 ベックマン 現在正気度96→95

榊原 現在正気度74→71

「どうしましょう、勝機はあるでしょうか?」

「あの蛆のコロニーはたいして力もなく脆いんだろ?ならいくらクマだろうと勝機はあるさ。」

「では、いきます。」 ブンッ スカッ

相手がクマの死体を用いていたのもあるのか青年の及び腰の蹴りは蛆のコロニーにはあたらなかった。だが榊原の投げか決まった。

ブシャア

「さすがに1発じゃ倒せないか。」

蛆のコロニーの腕が榊原に振るわれる。 ブンッ、ブンッ スカッ、スカッ

ブンッ 青年の蹴りが投げ飛ばされた方のコロニーに放たれる。

ぐしゃあ、ビチャビチャ

その蹴りに耐えきれず蛆のコロニーは崩れ落ちた。

「後一体。」 ガシッ ブンッ

蛆のコロニーを投げる。

ドサッ、 ビチャビチャ

腐肉が崩れ落ち蛆とともに飛び散る。

「やったか。」

「いやまだです動いている!」

蛆のコロニーの鉤爪が榊原に向かう。しかし、

ガキンッ

その攻撃は白い大蛇に阻まれた。 白い大蛇 HP14→14

「この大蛇は一体?」

白い大蛇は蛆のコロニーに噛みつきその強靭な咬合力で蛆のコロニーの体を抉り取り活動を停止させた。

「味方なのか?」

(この場合礼を言うべきだな。)「助けて頂いてありがとうございます、ん。」

「オーイ、榊原ー。」

その時残りの5人が神社に到着した。

「ひっ、白い蛇。」

「安心してください。昼にあった蛇じゃありませんよ。ところでここに腐って蛆が湧いたクマの死体があるのですが何があったんですか?」

 

〜〜

 

「なるほどそんことが 。私からも報告すべき事があります。」

そう言って夕泊は一冊の本を取り出してさっき場所で見つけた事そして、その内容を話した。

「そんななんですか。」

「はい、それで私はあの右の道の先にあるんじゃないかと思います。感でしかありませんがね。」

「まあ、他に手はありませんし、行くしか無いと思います。」

「私も賛成だ。」

「儂もじゃよこのまま何もしないと言うわけにはいかないからな。」

「私も、賛成よ。」

その時白い大蛇は一行をじっと見つめていた。夕泊は手振りでついてくるかと問いた。白い大蛇は肯定するように頷いた。

「後は、あのさっきから笑い続けている人を落ち着かせますか。」

 

 

 

〜右の道〜

「まだついて来てますね、あの白い蛇。」

「話を聞くに味方ようだし問題ないじゃろ。」

「おい、ちっこいやつが大量にいるぞ。」

気がつくと一行の周りには大量の蛆が湧いた腐ったネズミがいた。

「100はいるようですね。」

その時白い大蛇が鎌首をもたげ、喉から空気の漏れるような音を響かせると、周囲の空気が波打った。

白い大蛇 MP25→18

おぞましい蛆たちは一瞬動きを止めた直後まるで蜘蛛の子を散らすように一斉に逃げ出した。

「すごい。」

「あ、ありがとう。」

白い大蛇は少しの間そちらの方に振り向くと山道を登って行った。

 

 

〜山頂〜

そこには淡く輝く魔法陣があった。

「ここで呪文を唱えればいいんですが誰が唱えますか?」

「俺が唱える、今日1日かっこの悪いところばかり見せていたからな。ちょとはカッコつけさせてくれ。」

夕泊の問いに答えたのはあの旅行客の正気度の低い男性だった。

「いえ、多分この呪文はあなたの精神を更に削りますよ。」

「構わない。」

その目には絶対に譲らないと言う覚悟が現れていた。

「分かりました、お願いします。私たちは周りを警戒しておきましょう。」

そして、呪文が唱え始められたその時、

突如赤黒い光が大蛇を包んだ、白い大蛇は真っ赤に熱せられ、熱戦は周囲に熱を撒き散らす。

白い大蛇 HP14→5

肉が焦げる匂いが立ち込めた、白い大蛇は最初苦しそうにのたうつがじきに動かなくなった。

「誰だ、どこにいる!」

マリサ・ミィルズのその声に答えるように草木の陰から「それ」はゆっくり現れた。「それ」が現れた瞬間異様なプレッシャーが辺りに満ち邪悪な匂いが立ち込めた。「それ」は長く鋭い暴力的な鉤爪を持ち身体中にある緑色の光を放つ毒々しい口が閉じたり開いたりしていた。そして、爛々と光る金色の目で一行を見ていた。そして全員にそれは見覚えがあったそれは列車の中にいた怪物だった。

「列車の中の怪物、、おいかけてきたのか!?」ガクガク 榊原現在正気度71→66

「いえ、恐らく待ち伏せしていたんでしょう。」 夕泊 現在正気度69→69

「こいつ、知性があるのか?」 ベックマン 現在正気度96→96

「なんか何処かで見た事があるような。」 ミィルズ 現在正気度93→93

「あ、ああ、」 ジェームズ 現在正気度71→66

「jgahsgdhchzncnrizjnfgjsiajnduru xb」 レジーナ 現在正気度64→59

「くそ、くるなら来い」 次郎 現在正気度59→59

「おれはもうひかん!」 観光客 現在正気度23→23

「おい、あいつは私達がなんとかするからお前は呪文を詠唱していろ!」

「わかった。まだ芽吹いていない、、、

 

「では私が先陣を切らせていただきます。」 だっ、ブンッ

ドゴォ 怪物HP??→??

夕泊はけりで怪物に一撃を与えたがそれに留まらず、ラッシュを浴びせようとする。

ドゴォ 怪物HP??→??

夕泊の強烈な蹴りが再び決まった。 だが、、、

「「「「「!!」」」」」

攻撃を受けた怪物が透明になっていったのだ。

「させるか!」

マリサ・ミィルズはそれに反応して、すかさずソルトをかける。

スルッ 「くそっ。」 だがその攻撃は外れてしまった。

「落ち着いてください、マリサ。完全に不可視になったわけではありません。」

「そうだぜ姉ちゃん落ち着いて見れば、こんな風に、、」 スカッ

「何やっているんだ全く。シュ」 ブンッ 榊原が蹴りを放った。

ドカッ

(なんで丈夫な皮膚?なんだこれは大して効いてないな。)

ブンッ ブンッ 怪物は自分に1番ダメージを与えた夕泊に向かって鉤爪を振るった。

スルッ ザクッ 夕泊は1発は受け流すことに成功したがもう1発を深く受けてしまった。

「っー。」 夕泊HP16→10

「ユウドマリさん!」

「私は大丈夫です。それより早くあの怪物を。」

「分かりました。セイッ」 青年は再び蹴りを放つ

バギィ

青年の蹴りが命中し、怪物はよろめく

ブンッ マリサ・ミィルズの拳が振るわれる

メキィ ドサッ

その攻撃により怪物は倒れた。

「はあ、はあ、やったのか?」

その直後正気度の低い男性の詠唱が完了し魔法陣が薄れていったそれとともに怪物の姿も薄れて消えていった。

 

 

気がつくと彼等は駅のベンチで眠っていた。時刻を確認すると逢魔時を少し過ぎたくらいだった。しかし正気度の低い男性に握られたから本が本当の事だと物語っていた。不思議な事に肉体の傷や疲労は消えていた。

一行はあのできごとのことをこころにのこしながらも列車に乗り込み目的地向かった。




あの後エドガー君は旅行客のおかげで定時に遅れた言い訳ができました。
ちなみにこの出来事で発狂した人は全員蘭子さんから治療を受けました。

正気度回復
ベックマン96→97
夕泊69→69
ミィルズ93→94
ジェームズ66→71

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