Final Fantasy XV, Return of the King(旧題 ファイナルファンタジー15 新世の王) 作:レレレのレイド
買っちゃいました。(おいw)
アクション重視で面白いですねえ。
映画を見ない状態で適当に下書き作ってましたが十分行けそう。
FF15本編にもキャラだしてもいいのよ?
真面目に考えるとノクトたちはいつ出発したんだろうと思ってしまう今日この頃。
マップ見てたらインソムニアからハンマーヘッドまで意外と近いように見えるし、ハンマーヘッドからレスタルムに行くの(ゲーム内時間的に)そう時間がかかってないし。宰相の行動パターンとかも謎になるしそこらへんは皆様の独自解釈で
長い前書きとなりましたがとりあえず続きをどうぞ
午前11時00分 王都インソムニア 大通り (王の剣によるルナフレーナ奪還作戦を展開中のこと)
「インソムニアに着いたな。ノクト、俺たちはどうすればいい?」
「あぁ・・・・まずは王城に行くぞ。んで、お前ら三人はクリスタルの護衛を頼むわ」
「起きるかどうかもわかんねえのにクリスタルの護衛ってやり過ぎだろ。」
「ノクトの言うことがホントに起こるかどうかわからないけど俺もグラディオの意見にさんせーい。」
王城まで10分弱で行ける距離だが、交通規制による渋滞の為、車が進まないので車内で今後のことを話し合っていた。
「で、ノクトは俺らがクリスタルを護衛している間に何をする気だ?場合によっては・・・・」
「グラディオ、悪いが今回はマジだ。お前らがクリスタルの護衛をしている間に俺は親父とルーナを探す。仮にクリスタルが強奪され第二魔防障壁が破られ魔導兵と魔導船が王都に来た場合のことに関してもある程度、俺に考えがある。任せてほしい。」
「・・・・っちしゃーねえな。お前がそこまで言うなら頼まれてやるよ。」
ノクトの真摯な訴えに渋々承諾するグラディオ
「ノクトー、その考えって何さ?」
「悪いプロンプト。それはまだ言えねーわ。」
「ノクト、戦闘に関して大丈夫なのか?仮に帝国が侵攻してくるならそれこそ精鋭を送り込むだろう。それをお前ひとりで切り抜けられる自信はあるのか?」
過去のノクトしか知らないイグニスの指摘は尤もな話であるが、
未来で場数を踏み、王の力を扱える現状のノクトには十二分切り抜けられる自信があった。
「どうにかなるだろ。ここは敵地じゃないんだ味方もいるからな。俺一人じゃ太刀打ちできなくてもお前らや味方の力を借りれば切り抜けられる。だからイグニス大丈夫だ。信じてくれ。」
「確かに王城には王の剣や不死将軍と言われるコル将軍、王の盾のクレイラス将軍がいる。やばくなったら助けを呼べ、いいな?」
イグニスの発言にサムズアップの仕草をしつつ返答する。
「はいはいわかってますよーっと。俺はシフトを使って先に上階に行ってクリスタルの確認してイグニスたちを待ってるわ。」
ノクトがさらっと言ってのけた発言に三人は驚愕する。
「えーまじで?エレベータいらないじゃん。ノクトってすごいねー」
「待てノクト。シフトを使うってさすがに王城まで届かねえだろ。」
「届かせるに決まってんだろうが。だから心配すんなって・・・・っと動くぞ。」
ノクトが言い終えるとともにレガリアを前進させる。
目的地は王城に至る門の前だ。だが、和平式典で王城とその周辺は規制が引かれ進入することができないことは容易に予想できるのである程度進んだらどこかのパーキングか路上にレガリアを止めて行くことを検討しなければならないだろう。
「・・・・やっぱ混んでんのな。」
「すっごい渋滞だねえ。みんな式典を見に来てるのかな?」
「だろうな。帝国のイドラ皇帝が来てるんだ。車線は規制されるだろう。それに戦争が終わるということで観衆も集まるだろう」
「・・・・・戦争が終われば・・・な。」
俺の知る限りの展開ではクリスタルが強奪され、王都は戦場となりそこで親父は死ぬはず・・・・
そう考えるとハンドルを握る手に力が入ってしまう。落ち着かなければ。
「このまま車で行っても埒が明かねー。どっかにレガリア止めて降りて王城に行くぞ。」
「ああ。そのほうが早く着きそうだ。車でノロノロ進むのは俺の性に合わん。」
ノクトの言葉にグラディオは賛同する。
すると茶化すようにプロンプトが
「グラディオって気が短そーだもんね」
「んだと!?プロンプト!!」
「頼むから騒ぐのはやめてもらいたいのだが・・・・」
「おめーらうっせえから」
騒ぐ二人をよそ眼に運転するノクトと助手席のイグニスが自制を求める。
運転中に運よく空いていた近くの路上にレガリアを止め、
「んじゃ行きますか」
ノクトたちは徒歩で王城へと向かうことにした。
できるだけ王城のクリスタルの間が見え、人混みが少ない通りを選んで進む。
「停戦はんたーい!!」「領土の放棄って和平じゃなくて降伏に近いわよねー」
「戦争がようやく終わるな。」
和平交渉の内容に対し口々に言う市民をよそに黒服四人は王城へと突き進む。
ある程度進み人がまばらな場所まで来たとき、ノクトが口を開く。
「良し・・・・・ここからならクリスタルの間が見えるな・・・んじゃ俺は先に行くわ。お前らは正面から入って上がってきてくれ。」
ノクトが右手を大きく振りかぶり王城に向けて瞬時に展開した賢王の剣を常人の目には映らない勢いで投げつけ次の瞬間には姿が消えていた。(常人では手を振っただけのようにしか見えていない)
残されたグラディオラス・プロンプト・イグニスは唖然としながら
「あいつほんとにあのノクトか?」
「わからない・・・だがノクトにあそこまでのシフト能力はなかった筈だ。」
「なんかさーよくわかんないけどノクトなんだけどノクトじゃないって・・・・感じ?」
「なんだそりゃ。」
口々に言いたい放題のことを言っていた・・・・・
正午
王城 外壁
ノクトはシフトを用いてクリスタルの間近くの階の王城外壁へと転移していた。
外壁近くの部屋の窓を武器を使い物理的にこじ開け城内へと潜入しクリスタルの間近くの空き部屋に身を隠しながらクリスタルの間へ続く通路を監視していた。
どうやら王軍が警備しているところを見るとまだクリスタルは奪われて無い様だ。
ノクトが安堵してグラディオたちに連絡を入れようとしたとき・・・・・異変は起きた。
連続した鈍い破裂音、銃声が城内に響き渡る。
「何!?ここの警備はどうなってんだよ!?ザルなのか?」
クリスタルの間付近まで帝国兵が侵入していたことに驚き、王城警備の手薄さを愚痴るノクト。
だがノクトの体は自然と動いていた。
帝国兵の背後から愛剣のエンジンブレードを投げつけシフトブレイクで一人目を仕留めると、すぐ横の兵を空いた手に賢王の剣を召喚し切り付ける。
背後からの突然の奇襲という思わぬ伏兵に陣形を乱す帝国兵に立て直した王軍が銃撃を仕掛け次々と帝国兵を打ち倒していく。
ノクトは王軍や帝国兵両軍が放つ銃弾の中をシフトを使い槍を召喚してシフトブレイクで貫いたりマシンナリィのオートボウガンの衝撃波で範囲攻撃を仕掛けるなど移動しつつ攻撃しひたすら帝国兵を倒し続けた。
「・・・・・っやば!!」
10~20人いた帝国兵を残り数体まで減らしたところで視界がぐらつきうまく体がコントロールできない状態になりここでノクトは大きな誤算に気が付いた。
そう、今のノクトの体はまだ実戦慣れしておらず体力的にも魔力的にも全盛期には程遠い状態である。それを考慮せずに全盛期と同じようファントムソードやシフトをしようし体力や魔力をガンガン使用していったらバテる(ピンチ,MPバースト)のは至極当然の話であった。
だがこちらの状況など敵である魔導兵には関係のないことである。
ふらつきうまく定まらない視界の中、帝国兵の銃口がこちらに向けられ・・・・・・・・・
帝国兵が吹き飛んだ。
「おいおい・・・・どこの誰だっけなぁ?一人でも戦闘はどうにかなるって言った大馬鹿野郎は」
「やっぱりノクトはノクトだったねー途中すごかったけど最後かっこ悪ー」
「飛ばし過ぎだノクト。あの戦闘力はすさまじいものがあるがあれでは最後まで持たないだろう。」
「・・・・るっせー・・・よ。・・・俺の・・・言った・・・・通り・・・・だろうが。」
ふらつきながらも自分を援護してくれた人物らを視界に映した。
そこには頼りになる親友たちの姿があった。
「俺一人で・・・・やれることなんてたかが知れてる。お前らや・・・・皆が支えてくれるから俺は戦っていけんだよ。」
深呼吸し呼吸を整えてから親友たちに礼を言う。
前世でもそうだった。ルーナに導かれ、親友たち、コル将軍ら仲間の協力がなければ俺は使命を果たせなかっただろう。
「わりー助かったわ。」
「な・・・なんか照れるなあ・・・」「いいってことよ」
「どうやらノクトの言った通りの展開になってきたな。」
ノクトの礼に照れるプロンプトにぶっきらぼうに返答するグラディオ、ノクトの言ったことが当たり状況を見極めるイグニスと反応はさまざまである。
「「ノ・・・・・ノクティス様!!!???」」
そこに生き残った王兵2名が駆け寄ってくる。
彼らからしたら突如現れ帝国兵を屠っていったノクトに驚くのは当然だった。
ノクトは生き残った兵に振り向き働きを称える。
「援護むちゃくちゃ助かったわありがとな。んでクリスタルの護衛おつかれさん。」
「「めっそうもございません!!」」
感謝の気持ちを伝えたノクトはこの場の全員に向かい今後のことを念頭に人員配置を語りだした。
「お前たちとプロンプトとイグニスはここの防衛をおこなってくれ、ここがクリスタルの最終防衛ラインだ。なにがなんでも死守しろ。グラディオは俺と行動して城内の状況を把握をしつつ増援を呼ぶぞ。」
「「はっ!!」」「まっかせておけー」「了解した。」「おう。」
ノクトは階下に向かう前にプロンプトとイグニスにあるものを渡す。
「俺が錬成した魔法瓶だ。中にはそれぞれサンダーとファイアが入っている。要所要所で使え。3回しか使えねえから無駄遣いすんなよ?いいな?」
「サンキュー、ノクト。」「助かる。」
渡し終えたノクトは彼らに向け宣言した。
「レギス王が長子、ノクティス・ルシス・チェラムの名において命ずる!!・・・・・死ぬな!!以上だ。」
彼らは
「「「「「っは!!」」」」」
ノクトの突然の命にプロンプト並びに王兵らが敬礼し、ここに王都インソムニア攻防戦へのノクトの介入が始まった。
疲れました。時間軸どうしようとか。
文章関連をどう面白くできるとか考えたりしてたら長くなりました。
さてノクト君による王都攻防戦への介入が始まりました。
この後の展開はキングスグレイブを繰り返し見ながら練っていこうと思います