Alternative Ending Final Fantasy XV   作:ナタタク

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Last Episode イグニス

「いや…こうじゃないな。これではいつもと変わらない…」

インソムニアにある厨房で、自分で調理したばかりの『風薫るテルパガレット』を口にし、難しい表情を浮かべる。

厨房は自分がいるところ以外の電気は消えており、夜更けのため周囲は暗い。

流し台には数多くの食器が置かれていて、これらはすべてイグニスが使ったものだ。

「困った…。あと1か月。どうにかしなければ…」

机の上にあるパンフレットを見ながらつぶやく。

パンフレットには来月行われる王都インソムニア復興記念祭の案内が書かれており、2か月前にノクトからその行事の最後を飾る夜の会食に出す料理を任された。

その中で、ノクトからインソムニアからニフルハイムまでの旅の中で、一つだけ欠けたピースを埋める料理がほしいといわれた。

その意味が何かを問いたかったが、ノクトはイリスと出かけるといって出ていき、教えてもらえなかった。

その日はノクトにとって1か月ぶりの休みで、婚約者であるイリスとテネブラエへ向かうこととなっていた。

ルーナと過ごした日々とそこでの思い出について、イリスが知りたいと言ってくれたからだ。

ノクトにとっても、つらい過去を乗り越えるという意味では重要なのかもしれない。

その休暇の後も、ノクトは政務に追われ、結局答えを聞き出せず、今まで作った料理を作りながら考えることしかできず、時間だけが過ぎていった。

「難しいな、これは…」

ノクトに野菜を食べさせるための料理を作る以上の難題かもしれない、そう考えていると、不意にあくびをしてしまう。

宰相としての仕事をし、休憩時間や仕事の後の時間の大半をこれに使っていることから、疲れがたまったのだろう。

イグニスは机に突っ伏し、そのまま眠ってしまった。

 

「ふーん、結構大変だね」

「こりゃあ難題だな、軍師殿。ノクトも結構抽象的なことを…」

「お疲れ様です、イグニスさん」

翌日、ハンマーヘッドにあるレストラン、『ダイナー・ダッカ』でイグニスの話を聞いたプロンプトとグラディオ、タルコットは苦笑する。

インソムニアにもくつろげる場所があるのだが、ハンマーヘッドにはプロンプトが住んでいて、旅の思い出が一番深い場所でもあるため、そこを集合場所に選んだ。

3人ともイグニスに課された任務のことを知っている。

「笑い事じゃないぞ。あと1か月しかないんだ。まさか、ここまで答えを出すのに時間がかかることになるとは…」

「まーまー、根を詰めないの。ほら、イグニスも食べて食べて」

プロンプトに促され、出来立ての『ハンマーヘッドサンド』を口にする。

相変わらず自給中心だったイグニスにとって、ジャンクフードであるこれはとても新鮮な味わいだった。

「うまいな…」

「旅の中なぁ…そういやぁ、キャンプじゃあイグニスの料理が一番楽しみだったよな」

「そうそう!とってもおいしくて、食べた翌日はホテルやトレーラーハウスで1泊した時よりも体の調子が良かった気がするもん!」

「大げさだ。食材の調達のために獣を退治したり、山菜や香辛料を集めたりしたな。あ…」

旅で何度もやったキャンプのことを思い出しながら語っていると、何かを思いついたような表情を見せた。

どうして今まで気づかなかったのかと思いながら、イグニスは立ち上がる。

「イグニス…?」

「グラディオ、プロンプト、タルコット…。まとまった休みは取れるか?」

 

イグニスの悩み相談から1週間後…。

よく晴れた空の下、カナープ共和国(以前はカナープ地方だったが、アーデン戦役終結後に原住民によって独立し、共和制となっている)カルタナティカ駅に電車が止まり、そこからイグニス、グラディオ、プロンプト、タルコットが出てくる。

「そうか…カルタナティカ駅はこのような風景だったのか」

初めて訪れた時、イグニスは失明しており、ほかのメンバーもぎくしゃくしていたため、3人とも景色をまともに見ることがなかった。

すぐにケスティーノ鉱山が見えるものの、今回の目的の場所はそこではない。

「ここから西へ30キロのところに、ナティカのオアシスがあります。車掌さんから聞いたのですが、そこにサンドガルラがいると…」

「30キロか…チョコボもレガリアもねーしなぁ…」

「近くにあるレンタカー屋で車は調達しよう。可能な限り広い荷台のある車のほうがいい」

売店で地図を購入したイグニスはすぐにレンタカー屋の場所を見つけ、駅の出口へと向かう。

「イグニス、張り切ってるねー」

「料理、好きだからな。あいつ。にしても、サンドガルラか…厄介な相手だぜ」

サンドガルラはカナープ共和国にしか存在しないガルラで、ダスカ地方で見たそれとは違い、かなり凶暴な性格をしている。

大きさはダスカ地方であった一番大きなガルラの3倍近くで、肉食動物だろうが草食動物だろうが、ガルラでない生物を見たら襲い掛かり、そのせいで生息地にはハンター以外立ち入り禁止となっている。

しかし、その肉の味は絶品であることから、ハンターになった以上、一生に一度は食べたいと戦いに挑む勇者たちが存在し、そのほとんどは帰らぬ人となっている。

イグニス達が戦うのはそんな、シガイ以上かもしれない怪物なのだ。

「タルコット、おめーはインソムニアに残ってもよかったんだぜ?」

「いえ、僕もノクティス様のためにできることがしたいので…」

自分の獲物である、刀が内蔵された仕込み杖を握りしめる。

彼も伊達にアーデン戦役を生き延びてきたわけではなく、10年の間コルやグラディオの下で修業を重ね、ノクトがハンマーヘッドに戻ってきたころには普段は運転手を務めつつ、有事には前線でシガイを倒すハンターとなっていた。

目の前で近しい人間がこれ以上死ぬのが我慢できないという思いが、彼を強くした。

「わかった。頼りにしてるよ、タルコット」

「はい!プロンプトさん!」

 

「情報が正しければ、ここにサンドガルラが出るみたいだ」

ナティカのオアシスの茂みに隠れ、4人は湖の様子をうかがう。

時刻は午後2時近くとなり、かなり暑くなったため、プロンプトが水筒の水を飲み始める。

そして、それとほぼ同じくらいのタイミングで、巨大なガルラがオアシスに入ってきた。

「来たぜ…さぁ、どう攻める?軍師殿」

ラグナロクを手にしたグラディオがニヤリとイグニスを見る。

イグニスも笑みを浮かべると、眼鏡を直した後でウリックの双剣を手にする。

これは王都襲撃の際、ルーナを守り抜いた王の剣の戦士が持っていたもので、王都へ戻ってきた際に見つかったもので、イグニスが使うことになった。

失明していたことで、そのほかの感覚が研ぎ澄まされたせいか、それを手にしたときは元の持ち主の魂が感じられたというのがイグニス曰くだ。

「まずは足をやる。巨大な分、足をつぶした際にバランスが崩れやすいはずだ」

「セオリー通りだと、そうなるわな」

「んじゃあ、まずは俺が!」

プロンプトは旅の中で手に入れた銃、デスペナルティをサンドガルラに向ける。

すると、サンドガルラの目が湖からプロンプト達に向き、ギロリとにらみつけた。

「げ…これ…」

「見られてますね…」

「おもしれえ…こういうやつは大歓迎だ!」

草むらから飛び出したグラディオがサンドガルラの突進を正面から源氏の刀で受け止める。

その間にタルコットとプロンプト、イグニスが草むらから離れ、プロンプトが持つ2丁のデスペナルティが火を噴く。

剣でも傷がつかない分厚く強靭なサンドガルラの皮膚を銃弾が突き破る。

「うおおおおお!!」

仕込み杖の鞘を抜いたタルコットは突き破られた皮膚に向けて刀状の刃を突きさす。

思わぬ激痛で悲鳴を上げながら、サンドガルラが長い鼻で薙ぎ払うが、その前にタルコットは刀を抜き、バック転して危機を脱し、グラディオは動きを止めるために素手で相手をつかむ。

「軍師殿!奴の弱点は!!」

「待っていろ、今確かめている!!」

プロンプト達のカバーをしつつ、イグニスはサンドガルラを見る。

グラディオが押さえつけているおかげで、ある程度余裕をもって相手を観察できた。

(ガルラは哺乳類だ。哺乳類であれば、汗を流すはず。あの硬さの皮膚から汗は…!!)

イグニスの目にクインガルラの腹部の異様な部分が飛び込んでくる。

そこからは多くの熱い水が流れていて、よく見るとクインガルラが歩いてきた地面にも水の跡が残っている。

「(そうか…!!)わかったぞ、クインガルラの腹をねらえ!!」

「腹だな!!だったら、こうしてやるよぉ!!!」

メキメキと更に体に力を入れたグラディオがクインガルラの前足をつかみ、思いっきり持ち上げ始める。

長年鍛え抜かれたグラディオの怪力はクインガルラの巨体をも動かしていた。

持ち上げられたことで、クインガルラのびしょ濡れの腹部がさらけ出される。

「そこだ!!プロンプト、タルコット!!」

イグニスがマジックボトルからファイアを手に宿し、その力を2人に与える。

与えられた炎の魔力が2人の肉体を介して、仕込み杖とデスペナルティに宿る。

「やってやるーーー!!」

「はああああ!!」

プロンプトがデスペナルティの中にある弾丸をすべて発射し、その弾幕の後ろに続くようにタルコットが走る。

炎の弾丸を唯一の汗の排出場所に次々と着弾し、燃える刃と共にそこの柔らかな皮膚を貫き、深々と貫いていく。

おびただしい血を吹き出したサンドガルラがその巨体を横たわらせる。

「グラディオ!!」

「ああ…今、楽にしてやるからな!!!」

再び源氏の刀を手にしたグラディオが精神統一をはじめ、サンドガルラの目の前でそれを構える。

精神統一を終えた瞬間、源氏の刀が横に一閃し、サンドガルラの激しい衝撃波が襲う。

その一撃が致命傷となったのか、サンドガルラは動かなくなった。

「ふううう…どうにかなったねー」

「ああ、拍子抜けだぜ。これが何人もハンターを殺してきた化け物なんだとはな…」

「みなさんが強すぎるからじゃ…」

アハハと笑いながら、顔についた血を拭きつつ、3人に言う。

グラディオ達は長年、シガイ退治と訓練を続けてきており、実力は不死将軍、コルからも認められている。

更にグラディオは初代王の盾である剣聖ギルガメッシュに膝をつかせたことは今でもルシス王国では有名な話で、その実力の高さがうかがえる。

「イグニス、華麗な復帰戦だったね!」

「復帰戦…?ああ、そういえば…」

「そうだ。お前の目が見えるようになった後の初めての戦いだ」

「…そうだったな」

フッと笑いつつ、眼鏡をはずして汚れをハンカチで拭き始める。

「さあ、さっさとこいつを解体して持って行こうぜ!このデカさだ。気合入れろよ!!」

 

「ふうう…」

サンドガルラの肉をもって、インソムニアへ帰ってからのイグニスは残りの休暇をすべて料理作りに費やしていた。

寝食を忘れて取り掛かり、12種類程度作ったものの、どうも納得がいく料理ができなかった。

残った休暇があと半日で、行事まではあと4日。

おまけに明日からは行事直前まで休みがない。

その間に完成させなければならない。

(まさか、ノクトに野菜を食べさせるための料理を作る以上に難しい料理があるとは…)

試作のために使える肉の量も残りわずか。

おそらく、次に作る料理がラストとなる。

これで納得いかなければ、残念ながらここまで作った13種類から妥協するしかないが、それはイグニスのプライドが許さない。

そんなことを考えていると、急にイグニスのおなかが鳴る。

「…そういえば、今日はまだ何も食べていなかったな」

12種類作った後はずっと考え続けていて、この1日の間、何も食べていなかったことを思い出す。

だが、今ある食材は次の料理を作るのに必要なもので、できれば使いたくない。

そんな時に頼れるものが1つだけある。

ノクト達が気に入っていて、これがきっかけで面白い出来事が起こったあれだ。

(まさか、また食べることになるとはな)

お湯を沸かしたイグニスはカップヌードルにそれを入れる。

至福の時間まではたったの3分。

思えば、カップヌードルを食べるのは修理されたレガリアでレスタルムへ向かう前で、それっきりずっとイグニスはカップヌードルを食べていない。

「前はノクトにジャンクフードは体に悪いっと何度も説教をしたな」

小さいころから、ノクトは好き嫌いが激しく、イグニスもそれを直すために苦労に苦労を重ねてきた。

今ではそのかいあってか、まだ嫌いな野菜が残っているものの、ある程度は食べられるようになった。

そして、どんな料理をもってきても、少なくともノクトはイグニスの出した料理を残さず食べていたし、たまには素直においしいとも言ってくれた。

だが、ノクトが一番イグニスの料理を食べる機会があったのは旅の間で、旅を終えてからはその機会が減ってしまった。

しかも、王の宿命で出されるのは気取った料理が出ることが多く、たまにはポテトチップスやカップヌードルを食べたいとグラディオ達に愚痴をこぼすことがある。

そういう料理は食材の好き嫌いは別として、ノクトは苦手であることはイグニスも理解していた。

「…そうか!!」

 

そして、迎えた当日…。

王都インソムニア復興記念祭が開催された王宮では一部を除いて開放されていて、普段はあまり入ることのない国民はみんな興味深そうに城の中を見ていた。

王宮前の道路は歩行者天国と化していて、ノクト自らそこでその日は出店を出し、買い食いをするのを許可したため、大賑わいとなっている。

「ああ…やっぱ、こういう雰囲気がいいわ。みんな生き生きしてる」

10年前に着ていたカジュアルスタイルな服装のノクトは屋台を回っている。

手にはたこ焼きやフライドポテト、綿菓子など、普段は食べることのできない庶民的な料理が握られていて、食べ終えたたこ焼きの紙皿をごみ箱に捨てた。

歩き疲れたノクトが設置されているベンチに座ると、誰かからポンポンと肩をたたかれる。

振り返ると、そこにはイリスの姿があった。

「げっ…もう見つかっちまったか??」

「大丈夫。30分だけならここにいていいってイグニスから」

「…おう」

連れ戻されるのではないかとひやひやしていたノクトだが、少し拍子抜けだったようで、抜けた返事しか返せなかった。

イリスは嬉しそうに笑いながら、ノクトの隣に座ってフライドポテトを食べ始める。

「それにしても、不思議だね…。たった3年で…」

「ああ。これも王都を復興させたいっていうみんなの思いの結果だろうな」

当初は王都の復興は最低でも10年かかると言われていた。

だが、その予想をはるかに上回るスピードで復興が進み、今では城を含めて半分の復興が完了し、あと3年で完全な復興が終わる。

テネブラエとアコルドからの支援もあるが、何よりもルシス王国の人々の尽力が大きかった。

なお、ノクトが旅先で知り合った人々もルシス各地で活躍しているという。

レスタルムで知り合ったビブは復興していく王都の写真を撮って、よくそれに関する記事を作り、当初は死亡したと思われたディーノ(10年ぶりに目覚めたノクトがガーディムの港で彼の衣服を発見している)がひょっこりと姿を見せ、作業員の人々やノクト達に自作のアクセサリーをプレゼントした。

サニアはシガイの影響で絶滅してしまった動物の遺伝子を持っており、彼らを再び自然界に復活させることができないか研究をしていて、デイヴはハンター達と共に作業員として働いている。

一番びっくりしたのがネイヴィスで、あの時ノクトが釣り上げた『夢』をあの10年の間に彼も釣り上げていた。

現在は高齢ゆえに現役を引退していて、許しがあれば王都かガーディムで釣り人を育てる学校を作りたいという夢があるとのこと。

なお、ノクトが王であると知った後も今までと同じようにふるまっている。

「でも、ノクトが帰ってきたっていうのも大きいんじゃない?」

「俺が…?」

「うん。真の王は自らの命を引き換えに星の病を消すんでしょ?けど、ノクトは星の病を消した上に、こうして帰ってきてくれた…」

「まぁ、ルーナや親父たちのおかげだけどな…」

「それでも、すごいことだよ?神話を塗り替えちゃったんだから。それに…ノクトがいないと、頑張る意味がなくなってた…」

フライドポテトを食べ終わったイリスがぎゅっとノクトの手を握り、ノクトもそれにこたえるように握り返す。

「イリス…」

「ん?」

「…俺、幸せ者だよ」

「ノクト…」

2人は互いに見つめあい、ゆっくりと唇を重ね会った。

 

そして、その日の夜…。

王都インソムニア復興記念祭のクライマックスを飾る会食が始まり、食堂には多くの国民が集まって、バイキング形式で楽しんでいた。

もちろん、バイキングにすることを決めたのはノクトだ。

『大粒豆の旅立ちスープ』や『元祖レスタルムのカニ玉丼』、『さくさくフライサンド』といった庶民派の料理から『父王たちのご馳走カナッペ』や『ミドガルズオルムの香味焼き』、『黄金テールスープ』といったお金持ち御用達の料理まで幅広い料理が集まっていて、参加者はどれを食べようか迷いながら皿を片手に歩きまわっていた。

もちろん、ノクトとイリスも会食に参加しているが、さすがに昼間のようにお忍びで出歩くことができず、用意された特等席で座ることを余儀なくされた。

「ああー、バイキングなのになんで座って待ってなきゃいけねーんだよ」

「ふふ…ノクトって落ち着きがないんだね」

「るせー」

「ノクト、持ってきたぞ」

2人のもとへ、イグニスが料理が乗った皿をもってやってくる。

「これは…!!」

「わあ…!」

テーブルに置かれた料理を見たノクトはびっくりし、イリスは嬉しそうに両手を合わせて笑う。

皿の上にあるのはサンドガルラの肉のパティとカナープ共和国産の小麦粉で作ったバンズ、そしてルシス産のレタスとチーズ、アコルド産のピクルスを使って作った『絆王たちの冒険バーガー』だ。

12個作られていて、さっそくノクトは1つ口にする。

「どうだ…?」

イグニスが問うが、ノクトは答えることなく、ただただ嬉しそうにハンバーガーを食べ続ける。

イリスもノクトと同じく、ハンバーガーを手に取って食べ始める。

そんな彼らを見たイグニスはフッと笑い、眼鏡を直した。

「わあ、おいしそうなハンバーガー!!」

「ちゃんと俺たちの分も残ってるよな、王様に軍師殿」

「あの…僕も来ちゃいました」

ハンバーガーを楽しむ2人のもとへ、グラディオ達も来た。

「これは…1人2つか3つだな」

「いや、2つずつだ。お前も食えよ、イグニス」

一つ食べ終わったノクトはハンバーガーを一つ皿においてイグニスに差し出す。

「…ああ、そうしよう」

多くの人がにぎわう中、少しだけ離れたところでハンバーガーを食べる6人。

彼らは悲しいことやつらいこともあったが、楽しかった10数年前に思いをはせていた。


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