はい!ということで、嫁編です。
嫁編に関しては、まったくもって、本編に関係がありません!(これ重要)ということで、嫁編に関しては、作者の気分次第でキャラを書きたいと思ってます。
因みに、婿は絶対に爛だからな!?
あまあまにできたならなぁなんて思いながら書きました。あんまり上手くできないよぉ……。
嫁編~六花1~
「はぁ~、今日も疲れたもんだ……。最強に近いからって、こき使いまくりだぞ……、ブラック企業か連盟は……。」
宮坂爛はぐったりとした表情で歩く。魔導騎士として働き始め、愛人もできている。
「あ~、いつもより遅くなったな……。また玄関前に居そうだな……。」
爛は苦笑いしながら、とある一軒家の玄関前に立つ。玄関のドアノブに手をかけ、玄関のドアを開ける。
「爛~~~~~~~~~~~~~~!!!」
「どわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
目の前から抱きついてきたのは、愛人である葛城……じゃなくて、宮坂六花。元服している二人は、学園を卒業後、六花が宮坂家に嫁として行き、爛と結婚することになった。
「遅いよ~~~~~~~!!!いつまで待ってたと思ってるんだ~~~~~~~!」
六花は少しだけ涙目になりつつも、爛をポカポカと叩く。
「痛い痛い!いつもより仕事が長引いたんだって!俺だって早く帰りたかったよ。」
爛はポカポカと叩き続ける六花に反論する。それを聞くと、六花は叩き続ける手を止めた。
「……………ホント?」
「ホント。」
六花は間を空けて本当かどうかを聞くと、爛は即答で言った。
「……分かった。信じるよ。」
「って言うか、そろそろ離れてくれない?汗だくだったからさ。」
六花は爛の言ったことを信じる。爛は離れてくれないかと六花に問う。
「………あ、確かに離れた方がいいよね。外だし。」
六花は爛の言ったことを受け入れると、爛から離れ、家の中に入っていく。
爛は立ち上がると、家の中に入っていく。すると、六花は立ち止まり、爛は疑問を持つ。すると………
「ねぇ爛。ご飯にする?お風呂にする?それとも……」
「止めろ!それともからは言わせないからな!それと、今は風呂だ!」
六花は笑顔で振り向き、爛に甘い声でそう言うが、爛はずくに六花の発言を止める。
にしても、六花の問いに答える爛も爛なのだが……。
「やっぱり、止められちゃうかぁ……。まぁいいや!一緒に入ろ!上着とカバン貸して。」
「あぁ。」
爛は着ていたスーツとカバンを六花に渡す。っていうか、お前サラリーマンかよ……w魔導騎士として働いてるのにさ……。
「それに関してはお前の設定だろ!?」
な、何故この話が聞こえる!?
「何故って、そりゃそうだろ!お前がこう書いてるんだからさ!」
な、何も言い返せねぇ……。
「……ねぇ、爛。」
「ん?」
「この写真、ずっと持ってるんだね。」
六花が見せてきた写真は、花嫁姿の六花と花婿姿の爛の写真だった。
「ん……まぁな……。大切な写真だし……、何より……、お前の綺麗な姿が見れるからな……///」
「爛………///」
爛は恥ずかしさで赤面しながら、写真をずっと持っている理由を話す。
その理由を聞いた六花は、嬉しさで赤面し、キュンキュンしていた。
「と、とにかく、風呂に入ろう。」
「うん、そうしようか。」
甘い空気を断つように、爛はそう言った。
六花はコクンと頷き、スーツをかけて、カバンを元に戻しにいく。
爛は追い焚きしてあった風呂に入り、仕事の汗を流していく。
「はぁ~~~~~~~、やっぱり仕事終わりの風呂はいいねぇ………。」
爛はそう言うと、何も言わずにぼんやりとしていた。すると、風呂場の外から声が聞こえる。
「ねぇ……爛……。入ってもいいかな……?」
六花の声だった。いつも一緒に入ってるのに断り入れる必要…、あ、あるね……。そんなことを考えつつも、爛は六花の問いに答える。
「ん、あぁ、良いぞ。」
爛はそう言うと、風呂の入り口が開き、バスタオルに身を包んだ六花が現れる。
「…………///」
「……どうした……、六花……///」
お互いに顔を見合わせると、恥ずかしさで赤面する。
「だって、夫婦になって一緒に入ってるけど………こればっかりは慣れないんだもん…///」
(何だこの可愛い生き物は…///)
六花は赤面し、モジモジしながらも爛にそう言った。それを見た爛は、更に顔を赤くし、六花の姿を見てそう思った。
「と、とりあえず体を洗うからこっち見ないでね……///」
「結婚してから、そう言うことが多くなったな……。まぁ、見るつもりなんてないけどさ……。恥ずかしいから…///」
そのあと、六花は頭と体を洗い、爛と同じ浴槽に入る。
「温かい……///」
「そっか。ならいいな。」
恥ずかしながら言う六花に、爛は笑顔で六花にそう言う。
「……ん……。」
「六花……。」
六花が爛に抱きつく。爛は突き放すことなく受け入れ、六花は爛のことをきつく抱き締めた。
「ねぇ……キス……しよ……///」
「………あぁ……。」
爛は赤面状態のままの六花の提案を受け入れる。
「ん……ちゅ……あ……ら…ん……すきぃ……大好きぃ……も……う…離し………たく……な……いよぉ……。」
六花は爛とのキスをしているなかで、爛への気持ちが抑えられなくなり、声に漏れていた。
「んんん……、ハァ……。」
「ハァ……ハァ…ハァ………。いつもより、長かったな……六花………。」
いつもより長いキスに息切れを起こしている爛。六花は蕩けたような瞳で爛を見つめる。
「だってぇ……、爛のことがぁ、大好きだから、嬉しくてぇ……。」
爛を弱々しい力で抱き締める。キスをした影響で、六花の感覚が少しだけ麻痺していた。その影響があったせいで、六花は爛にしがみつくのが精一杯だった。
「……時々、お前は本当に可愛いところが出てくるな……。」
爛はそう言いながら、力が弱くなっている六花を抱き締める。
「あ……。ありがとう……。」
六花は弱々しい声で爛にそう言う。
その六花の姿、声、それだけで爛の抑えはきかなくなってきていた。
「とりあえず……あがろうか。」
「う、うん。」
爛は六花を抱きかかえたまま、風呂からあがり、二人は背中合わせで着替える。
二人はリビングに行くと、六花が作った料理を盛り付ける。
「なぁ……。」
「何……?」
爛は何か思ったのか、六花に尋ねる。
「何も入ってないよな……?」
「何か入れてるわけないよ。」
爛がそう言うと、すぐに六花が答える。魔も空けていないため、嘘ではないと爛は信じて、盛り付けられ、並べられた料理を食べる。
「……どうかな……?」
六花は自分が作った料理が爛の口になったのか気になり、爛が六花の作った料理を食べると、六花は爛にそう尋ねた。
「あぁ、美味しいよ。」
「……良かったぁ……!」
六花は、爛が美味しいと言ってくれたことに安堵し、笑顔になる。
そのあとも、爛はいつもの量を食べ、夕食を取り終える。
「ごちそうさま。今日も美味しかったぞ。」
「お粗末様です。ありがとう、爛。」
六花は立ち上がり、食器を片付けようとする。
「いや、食器の片付けぐらい俺にやらせてくれ。いつも家事を任せているし、仕事が終わったあともやってるからな……。」
「じゃあ……お言葉に甘えて……、ありがとう。」
六花は爛に食器の片付けを任せると、家にあるソファに座る。
「いつも世話になってるからな……。これくらいはさせてくれよ…。」
「でも、爛だって仕事があるわけだし。そんなにやらなくても……。」
爛は食器を片付けながらそう言うと、ソファに座っていた六花が心配そうに言った。
「支えて、支えられてこの生活が成り立ってるんだ。倒れられちゃ困るし、無理してるところなんて見たくもないよ。」
爛は笑顔でそう言う。その姿に六花は見惚れてしまった。
「……?どうした?六花。」
いつのまにか片付けを終わらしていた爛が六花のとなりで声をかける。
「っ、いや、何でもないよ。じゃあ、これから片付けとかお願いしようかな。」
「あぁ、そうしてくれ。」
六花の言ったことに、爛は笑顔で頷きながらそう言った。
「ねぇ……今日ぐらい……いいよね……爛。」
「………?」
六花の言っていることにまったく分かっていない爛を押し倒す。
「何を……?」
「もう……抑えられないんだもん……。爛があんなに嬉しくさせることを言うからぁ……。」
六花は目をハートにさせて、息を荒くしていた。
「はぁ……一回だけだぞ……?」
爛はため息をつくと、苦笑いをしながら六花にそう言う。
「うん……。それくらい分かってるよ……。明日も仕事だしね…。」
六花は自分の服と爛の服のボタンを外していく。胴体部分をさらけ出し、六花は爛を襲った。
このあと、愛の巣にて夜戦をすることになった。
どうでしたか?
正直余り上手くかけてないと思ってます。
次回は、……多分リリーだな。うん。