ソードアート・オンライン一紅き魔剣士と冥界の女神一   作:ソル@社畜やってます

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アインクラッドの方はネタ思いついたら投下していく方針で、メインはこっち。
というか現実での話の方が書きたくてしかたなかった←



新しい生活&ALO編
第1話 再会と新たな一歩


20世紀最悪の事件とまで言われ、およそ4000人もの死者を出したSAOのデスゲーム化。実に約3年もの月日をかけて2025年10月末にようやくクリアされたことで捕らわれていた学生や社会人はすっかり痩せ衰えてしまった肉体を戻すために日々リハビリに励んでいる。

東京都千代田区にある病院で過ごしているはデスゲームクリアの功労者、黒の剣士キリトこと桐ヶ谷和人とその双子の弟で紅き魔剣士又は緋色の魔王の異名をもつリクこと桐ヶ谷利久。病室で意識が覚醒した二人を待っていたのは《SAO対策チーム》の激しい質問攻めだった。

和人はSAOでの妻であるアスナこと結城明日奈の所在地と引き換えにあの世界での出来事を話したが、利久は頑なに口を閉じて何一つ話すことはなかった。

そのことについて和人が尋ねると「あの役人、胡散臭いから嫌いだ」と答えた。

-どんな理由だよ。と和人は思ったが、実際のところアスナの所在地を教えなければ自分も話すことはなかったと考える。それほどに対策チーム代表と名乗った役人の男は胡散臭かった。

そんな出来事から解放されてから3週間が経った11月の終わり頃。今日も今日とてリハビリを終えた二人は同じ病室で…

「きつい…」

「…死ぬ」

魂が抜けかけていた。

3年間も飲まず食わずだった肉体は文字通り骨と皮だけなのではないかと思うほどに痩せ細っていて、歩くだけでもとてつもない難易度だった。

それでも二人はSAOで出会った愛する人に再会することだけを思い、愛の力で他の帰還者の追随を許さない速さでリハビリをこなしていった。結果今は杖こそ必要だが歩く程度なら問題ないレベルまで回復している。

しかしそれでもキツいものはキツいわけで、毎回リハビリを終えてから数十分は病室で死にかけている。

「あー…詩乃に会いたい」

「俺だってアスナに会いたい…」

「まさかここまで体がポンコツだったなんてなぁ…」

「早く退院したいな…」

「「………はぁ」」

「お兄ちゃん達いい加減それ止めよう?」

いつまでたっても退院できず、嫁-比喩ではなく本当の意味で-に会えないことにぐちぐち言う二人に、一足先にリハビリを終えて退院した妹のリーファこと桐ヶ谷直葉は呆れていた。

気持ちはわからなくもなかったが、せっかくお見舞いにきているのに、来る度にこんな状態ではさすがの直葉も嫌になってくる。

「ほら、元気だして!好きな物買ってきてあげたから!」

「相変わらず和人は激辛煎餅とかわけがわからないな」

とパキッと音を立てながら利久が言うと

「そういう利久こそなんで大量の板チョコなんだよ」

といかにも辛そうな煎餅を加えて和人が言う。

「妹ですが双子の兄が色々正反対すぎて困っています…」

何をどう間違えたのか、この双子は兄が激辛好き、弟がベタ甘好きと好みが対極になっている。

卵焼き一つとっても「酒入りの方が美味い!」「砂糖入りが至高だろ!」という有り様である。それでも大喧嘩に発展したことは今まで一度も無いというのだから不思議なものだ。

「和人、利久。調子はどう?」

直葉の土産に舌鼓をうっていると、会社帰りであろうラフな格好をした母の翠がやってきた。

「まあまあ」

「そこそこ」

「それじゃ曖昧すぎてわからないと思うけど…」

「どっちかというと悪いわけね」

「お母さん今のでわかるの!?」

「なんとなくよ、なんとなく」

持参した花束を手早く花瓶に生けながらそう言うと、手を腰にあてて利久に向かって言った。

「ところで利久。会いたいっていう詩乃ちゃん、だっけ。外見はどんなかんじなの?」

「なんでそんなこと聞くんだよ?」

「いいからいいから」

「えっと、短めの黒髪を顔の両サイドを白いリボンで結わえてて、目が大きめで、鼻は少し小さくて、唇は…普通かな。体型は細め」

「ふんふん、なるほど」

「って、だからなんでそんなこと…」

「もしかしてお母さん、シノンさんのこと探してくれてるの?」

退院できずに病院でくすぶっている息子のためにそんなことをしてくれているのか、という希望を

「え?無理よ仕事忙しいんだから」

翠はアッサリと打ち砕いてた。

「違うのかよ!」

「一瞬そうかと思って感動したの返せ!」

「ああごめんね。いや、探す必要は無いのよ。ただ名前しか知らなかったから間違ってたら悪いって思っただけ」

「?間違える?」

「あ、和人歩ける?」

「大丈夫だけど、なんでだ?」

手招きをして和人を呼んだ翠は病室のドアを軽くスライドして外を覗かせる。

すると納得したように笑みを浮かべた和人は直葉にも同じようにさせると、今度は二人で病室を後にした。

疑問符を浮かべる利久に笑みを浮かべながら翠は病室から顔を出して「いいわよ、いらっしゃい」と言ってドアをスライドさせた。

-はい。と病室の外から聞こえてきた鈴の音色のように綺麗な高く澄んだ声に利久の心臓がドクン、と音を立てて高鳴る。

翠は声の主の肩を軽く叩いて、音を立てないように病室を後にする。

病室に姿を現したその姿は、利久にとってこの世界で誰よりも愛おしく、美しく

思える存在。ショートブーツ、グレーのロングスカート、カーキ色のシャツの上からデニムジャケットを羽織っている出で立ちはあの世界で見ることのなかった現実世界で見る初めての姿だ。

「利久」

「…なんだ?」

「約束、破っちゃったわね…」

現実世界に帰ったら真っ先に会いに行く。ゲームクリアによるログアウトの直前に交わした約束だったが、真っ先に会ったのは自分からではなくて彼女からになってしまった。

「俺から、会いに行くはずだったのにな」

「うん…」

「…悔しいけど、でも、やっぱり嬉しい。だって…」

視界がにじみ、ぼやけて虹色の光で満たされる。

「こんなに早く、会えたんだから…」

「私も。今すごく幸せで嬉しい…」

その声が震えているのが利久にもわかった。

ゆっくりと手を握りあって、瞳を潤ませながらお互いに言った。

「初めまして、朝田詩乃です…」

「桐ヶ谷利久です…」

言葉を交わして優しく抱きあうと、どちらともなく顔が近づいて、距離が0になった。

「ん…甘い」

「…チョコ食べてたからな」

「そっか」

ベッドに腰かけながら利久の胸に頭を寄せると詩乃は深く息をつく。

華奢になった手が頭を撫でると、愛する人の温かさが全身に伝わっていくのを感じた。

「利久」

「ん?」

「しばらく、このままでいてもいい?」

おそらくはまだ回復しきっていない体を思っての発言だろうとすぐに理解したが、利久にとって今は体のことなんかどうでもよかった。ただひたすらに愛する詩乃の存在をもっと感じていたい、この手で抱きしめていたい、ただそれだけだった。

「うん、いいよ」

その言葉を聞いて、存在と温かさをより一層求めるように背中に腕を回すと、同じように利久の腕が詩乃を包みこんだ。

話したいことも、したいこともたくさんある。でも今はこうしているだけで胸の中が嬉しさで満たされている。

詩乃はゆっくりと瞳を閉じて、利久に体を預けた。

■■■

「今頃イチャついてるんだろうな、利久は」

そう言って激辛煎餅を貪りながら備え付けの長椅子に座る和人に翠は苦笑いを浮かべながら言った。

「そう言わないの。場所がわかってるアスナちゃんはともかく詩乃ちゃんのことはわからなかったんだから。これくらい許してあげなさい」

「それにしてもお母さん、どこでシノンさんを見つけたの?」

「ん?ここよ?」

と床を指さす翠に和人と直葉は思わず絶句した。

「ここって…え?」

「そ、この病院の入り口でついさっきね」

「なにその偶然…ていうか、シノンさん最初からここにいたの!?」

「みたいよ?」

翠が詩乃に偶然出会ったのはつい先程のことだ。

いつもと同じように花束を手に病院へ入ろうとしたとき、入り口に看護婦と黒髪の少女がいて、退院して帰るのだろうと思っていたら会話が耳に入ってきた。

-朝田詩乃さん。看護婦の呼んだ名前は偶然にも息子がゲーム内で出会い結婚したという愛する人の名前と一致しており、翠は思わずその少女に「ゲームの中で利久の恋人じゃなかった!?」と聞いてしまった。

それから自分の息子たちがSAOにとらわれていたこと、その中で出会い結婚した人いること、その内の一人が桐ヶ谷利久/リクという名前で朝田詩乃という少女に会いたいがためにリハビリに人一倍励んでいること、事情を全て話すとそれが目の前の少女であると確信して会わせることにしたのだ。

「利久と母さんのリアルラックすごいな」

「ほんとにね。そのわりにはここにいたの知らなかったみたいだけど…」

「それにしても色恋沙汰に無縁だった利久にあんな可愛い彼女ができたなんてね…峰高さんが知ったらビックリするわね」

「え、伝えてないのか?」

「んーサプライズってやつ?帰ってきたら直接対面させて驚かせてあげようと思ってね」

「お母さんそれ趣味悪いよ………ん?直接対面?」

■■■

一方、利久も詩乃からここに至るまでの経緯を聞いて喜んで…

「…なんでここに詩乃がいることを考えてなかったんだ俺は……」

…否、会おうと思えばもっと早く会えていたことにまるで気づいていなかった事実に落胆していた。

「もう、こうして会えたんだからいいじゃない」

「それはそうなんだけどさ………でも、まあ、そうだな。結局早く会えたんだし、いいか」

そう言って笑みを浮かべながら詩乃の髪を撫でる。サラサラとした艶やかな黒髪は、SAOで再現されていたアバターよりも少しだけ長くなっていて、首元くらいだったショートヘアがセミショートに近い長さになっている。

「髪、伸ばしたのか?」

「このくらいの長さが好きって言ってたでしょ?」

 

「覚えてたのか」

「当然でしょ?あなたの妻なんだから」

妻…比喩の表現ではなく、SAOで築いた本当の夫婦関係は現実世界においても変わることはないんだと利久は改めて思った。

「詩乃」

「ん、なあに?」

「SAO帰還者用の学校か作られるって話知ってるか?」

「え、なにそれ。初耳だけど」

「和人…キリトから聞いた話なんだけどさ。SAOにいた人で社会人以外の学生全員が対象になってて来年の4月から入学できるんだってさ。学費無料で入試無し、卒業すれば大学の受験資格もくれるらしい」

「へえ。なんだか虫が良すぎる気がするけど、いい話じゃない」

「他人事みたいに言ってるけど、詩乃もだぞ?」

「………へ?わ、私も?」

「詩乃が言ってたじゃないか。受験する前にこっち来たけど帰ったらどうしよう、って。直葉…リーファも事情は違うけど推薦で決まってた高校に入ることが結局できなかったから一緒に通うことになったしな」

「そうなんだ…でも、通うっていったって私東北にいたから住むところとか決めないといけないじゃない」

「うん。そのことなんだけど、さ…」

急に言葉が詰まった利久の様子に詩乃は首を傾げながら言った。

「どうしたのよ?」

「えっと、その、さ…向こうでずっと一緒にいようって言っただろ?」

「ええ…さすがに今は無理だと思うけど、いつかは、ね」

「うん、俺も無理だと思ってダメもとで母さんに相談したんだけどさ…」

「?」

「その…詩乃さえ良かったら、い、一緒に暮らさないか?俺達の家で…」

-一緒に暮らさないか?

その言葉が詩乃の中で何度も反響して意味を理解するのに少し時間が掛かった。

「一緒にって…!ほ、本当にいいの…?」

「ほ、本当だよ。実を言うと最初は帰還者用学校の近くにできる地方出身者用のマンションで詩乃と2人で暮らしたいって言ったんだけど、流石に怒られてさ…家でなら良いって言ってくれたんだ」

「……でも…」

「…この際だから、全部言うよ。俺、詩乃が傍にいないと嫌だ。詩乃の手料理も食べたい、一緒に学校行って、大学も行って、2人で暮らして…」

そこまで言ったとき、詩乃の顔が真っ赤になっていることに利久は気がついた。

「ずるいわよ…利久ばっかり…」

「詩乃…」

「私だって…私だってずっとあなたと一緒にいたい。結婚したい!処女もあげたい!子供が欲しい!死ぬまで、ずっと、ずっと、あなたと幸せでいたい!」

「…っ////」

まさかここまでストレートに言ってくるとは思わずに今度は利久が顔を真っ赤に染める。

なんとか立て直して、利久は改めて詩乃に言葉を向ける。

「詩乃、一緒に暮らしてほしい」

「はい…ふつつか者だけど、よろしくお願いします」

そう言った詩乃を抱き寄せて眼鏡を外すと、詩乃は利久の頬に手を添える。

お互いに瞳を閉じてゆっくりと、だが着実に距離が近づいて…

「利久兄!シノンさんと一緒に暮らすかもしれないってどういうこ…と…」

0になることなく声のした方向へ振り向いた。

勢いよく病室のドアが開いて入ってきた直葉は、ベッドの上にいる2人が今まさになにをしようとしていたのかを察した。

「おい、スグ、そんなに急いだ…ら…」

「あら、お邪魔しちゃったみたい?」

立て続けに和人、翠とやってきたせいで先ほどとは違った意味で利久と詩乃の顔が赤くなる。

「私達に構わないで、どうぞ続けて?」

「できるかっ!!」

「できませんよ!」

□□□

 

「え、ちょっと待て、シノンが一緒に暮らすのか?冗談じゃなくて?」

詩乃/シノンが一緒に暮らすことになったと報告を聞いた和人/キリトは当然のように混乱した。

「本当だよ。嘘ついてどうするんだ」

「ま、マジか…」

「ああ、そうそう。詩乃に何かしたらぶっ飛ばすからな」

「最強のセコムやめろ!」

と双子が話している傍らで

「へーシノンさんって東北育ちだったんですね。どうりで肌が綺麗だと思ったんですよ」

「え、そ、そうかしら…?」

「本当に自慢できるお嫁さんよ。利久のことお願いね、詩乃ちゃん」

「は、はいっ!」

女性陣は早くも打ち解けあっていた。

母の翠に至ってはなんの躊躇もなく詩乃のことを利久の嫁として認めている。

「家事はどのくらいできる?」

「一通り大丈夫です。実家でよく手伝っていたので」

「それは助かるわ。私仕事で家を空けてること結構多いから…」

「お母さんいい加減落ち着いたら?」

「なんの、まだまだこれからよ」

コンピュータ系雑誌の編集者として働く翠は帰りが遅かったりということが非常に多いため必然的に直葉や利久が家事をこなしていたのだが、利久はすっかり痩せ衰えた体を元に戻すまではろくに家事もできないので、そうなると直葉の負担が大きくなってしまうが、詩乃が加わることでその問題も解消されそうだ。

「シノンさんって得意な料理ありますか?」

「和食は得意よ。豆腐ハンバーグとか肉じゃがとか…でも、1年のブランクあるのよね」

「それ、私もですね…利久兄なんて、こんな腕じゃ中華鍋振れない!って軽く絶望してましたよ」

「ち、中華鍋!?料理が得意なのは知ってたけど利久って中華料理作るの!?」

「そうですよ。チャーハンとか回鍋肉とかマーボーカレーとかすっっっごく美味しいんですよ!」

「へーそこまで言われると食べてみたいわね(なんだろう、この敗北感…)」

直葉と詩乃が料理談義に華を咲かせている傍らで双子はというと…

「そういえばシノンの髪少し伸びてないか?」

「あのくらいが好きだって言ったの律儀に覚えててくれたんだよ」

「夫の好きなスタイルに応えるなんて嫁の鑑ね、詩乃ちゃん」

「いいよなぁ、俺もアスナと暮らしたい…」

「お前SAO(向こう)で一緒に暮らしてただろ」

「お前だってそうだろ!」

軽い言い争いをしながらも結局仲良しな双子。今日も桐ヶ谷一家は平和である。

■■■

それから時が流れて12月10日。

日常生活を送るのに問題ないと診断されたことで長かったリハビリ生活も終わりを告げてようやく桐ヶ谷和人、利久の2人は川越にある自宅に戻ることになった。

実に3年振りとなる帰宅になんともいえない感覚を胸に抱きながら、電車を乗り継いで約1時間。古き良き日本の伝統を表すかのような日本家屋の桐ヶ谷家へと戻ってきた…のだが

「合ってるよな…?間違ってないよな?」

「だ、大丈夫だろ…」

長年SAOの街並みに慣れてしまっていたせいか、完全に2人の感覚が狂ってしまい自分達の住んでいた家を目の前にして何故か急に不安になってきた。

「ちゃんと表札に桐ヶ谷ってある、な。うん」

「自分ちなのになんか心臓バクバクいってる…」

「俺も…なんでだろうな」

門の前でこんなやり取りをしてる2人。

端からすれば不審者か頭のおかしい人達にしか見えないだろうが、当の本人達は至って真面目である。

「よ、よし押すぞ…」

日本家屋の門に似合うように作られた色合いのインターホンを押して数秒。ガチャ、という音がすると同時に「待っててお兄ちゃん達、今開けるから!」と聞き慣れた直葉の声がする。

それから門が開いて中に数歩踏み入れるとすっかり懐かしく感じる池のある庭と剣道場、自宅が改めて目に入る。

「ヤバい、なんか泣きそう」

「奇遇だな。俺も泣きそうなの必死にこらえてる」

と言ったのも束の間、玄関から直葉が走ってきて和人に思いっきり飛び込んできた。

「お帰り、お兄ちゃん!」

ようやく、本当の意味で帰ってきたのだという実感に瞳から一筋の涙を流しながら、和人は直葉を抱きしめながら言った。

「ただいま、スグ」

「…あの…直葉さん?さり気なく俺だけ除け者にするのやめてもらえませんか?」

「なに言ってるの?利久兄にもちゃんといるでしょ?」

そう言われて玄関へと視線を向けると、利久にとって最愛の人が微笑みながらこちらに向かってきていた。

「もう…忘れるなんて酷いわよ?」

「ごめん。やっぱりまだ実感湧いてなくてな」

「まあ、ここでこうして会うのは初めてだしね。許してあげる」

そう言って怒る素振りもなく、笑みを浮かべながら背中に腕を回して利久の胸に顔をうずめる。

艶やかな黒髪から甘くて心地の良い香りが鼻腔をくすぐり、利久はその髪をゆっくりと撫でてから抱きしめた。

「おかえりなさい、利久」

「ただいま、詩乃」

 




なんでこのタイミングでこうなったかと言うと2月、現実世界…あとはわかるな?
ルックス良し、スタイル良し、家事スキル高い、女子力高い。詩乃さんはSAO屈指の良妻だと思う。

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