ISアドベンチャー 聖騎士伝説   作:イナビカリ

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デジモン紹介に【ベルフェモン】を追加しました。


第042話:緊急デジモン対策会議・前編

 【ベルフェモン】を倒した太一とウォーグレイモンはシャルルを抱えて学園のアリーナに向かっていた

 

太一

「…流石に魔王2体の連戦と有象無象の相手はきつかったな…」

 

ウォーグレイモン

「…そうだな…」

 

 【強欲】と【怠惰】の2体の魔王との連戦で二人は疲れ切っていた

 

太一

「だが…【七大魔王】相手に手加減出来ないとはいえ…今回は派手にやり過ぎたな…」

 

ウォーグレイモン

「…太一もそう思うか?」

 

 そう言って二人が後ろを見ると、そこには太一の《ドラゴニックインパクト》によって海が割れて巨大なクレーターが出来上がっていた

 太一達の戦っていた場所は陸地に近かったとはいえ海上ではあったのだがそれでも水深100m以上は軽くある場所だった

 にも拘らず《ドラゴニックインパクト》の凄まじい破壊力は【ベルフェモン】の真下にあった海水を吹き飛ばし海の底を露出させクレーターを作り上げていた

 

太一

「………放っとけば戻るよな?」

 

ウォーグレイモン

「………た、多分、な…」

 

 疲労とは違う汗を流しながら二人はスピードを上げ学園に戻るのだった

 アリーナに着くと太一は抱えていたシャルルを地面に降ろしISを解除した

 ウォーグレイモンがシャルルを抱え直すと二人は千冬達がいる管制室へと向かった

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

全員

「太一(兄さん)(様)!!ウォーグレイモン(さん)!!」

 

 管制室に着いた二人に千冬達が喜びの声を上げた

 

太一

「終わったぞ…」

 

千冬

「ああ、ご苦労だったな…だがな…」

 

太一&ウォーグレイモン

「ん?」

 

千冬

「やり過ぎだ!!!」

 

 千冬は怒鳴りながらモニターの一つを指差した

 そこには《ドラゴニックインパクト》で出来たクレーターが海の底に沈んでいく映像だった

 

千冬

「お前の最後の一撃の衝撃がこっちにまで来たんだぞ!!学園が吹っ飛ぶかと思った!!」

 

 千冬の言う通り太一が放った《ドラゴニックインパクト》の衝撃は学園にも襲い掛かっていた

 今迄の太一と【七大魔王】の戦いでは【リヴァイアモン】【デーモン】【バルバモン】の3体はそれぞれの聖騎士の必殺技で消滅、或いはエネルギー系の技で消し飛ばしていた

 だが、【エグザモン】の《ドラゴニックインパクト》は物理系の技の為、技を放った時の爆発や衝撃が今までの比では無かったのだ

 

太一

「それは…まぁ確かに…自分でもそうだと思うんだが…相手がな…」

 

ウォーグレイモン

「そ、そうなんだ…」

 

千冬

「それは分かる!分かるがあそこまでやったお前には一言言わんと気がすまんのだ!!」

 

太一&ウォーグレイモン

「………すまん…」

 

 千冬の言い分も尤もなので二人も素直に頭を下げた

 

千冬

「………いや…こちらもすまない…」

 

太一&ウォーグレイモン

「へ?」

 

 すると今度は何故か千冬が謝って来た

 

千冬

「………敵はウォーグレイモンと同じデジモン…お前は自分の相棒の同族を殺してきた…私達はそれに気付かず…戦いの全てをお前達にばかり任せて来た…」

 

全員(千冬以外)

「………」

 

 先程と違い暗い表情をしながら突然二人に謝る千冬に同意するようにマドカ達も無言で俯いてしまった

 マドカ達が参戦した事で千冬達もデジモンとの戦いがどういうものかを思い知ったのだ

 

太一

「…そんな事か…俺達にとっては今更な事だ…だからお前達が気にする事は無い…」

 

ウォーグレイモン

「そうだぞ。」

 

 だが、そんな千冬達に対して二人は笑って気にするなと言う

 

千冬

「だ、だが!」

 

太一

「それが俺達二人の戦い…『使命』だ!!」

 

全員

「!?」

 

 それでも何かを言おうとする千冬に太一は『使命』と言い切った

 それを聞いてその場の全員が黙り込んでしまった

 

太一

「それにお前達には生徒達の避難と言った作業をして貰っている。俺達も流石にそこまでは手が回らん。お前達が動いてくれるだけでも俺達は動きやすくなるんだ。感謝している。」

 

全員

「!?」

 

太一

「それにな?何も戦う事だけが戦いじゃない。お前達にして貰っている避難活動も戦いの一つなんだぞ?」

 

千冬

「!?…私達の…戦い…」

 

太一

「そうだ、戦いをドンパチだけと考えているならそれは間違いだ。…避難活動…人命救助…情報収集…言い出せばキリが無いがそれら全てが戦いだ。だからそんなに落ち込むな。」

 

全員

「………」

 

 太一は千冬達のしている事も戦いなのだと言って励ました

 それを聞いて彼女達の顔も少しだが明るくなった

 

太一

「さて、湿っぽい話はこれで終わりだ。…所でウォーグレイモン…何時までその姿でいるんだ?」

 

ウォーグレイモン

「あ!そうだったな。」

 

 そう言うとウォーグレイモンは抱えていたシャルルを近くの椅子に座らせるとアグモンに戻ろうとしたのだが…

 いつもの様に体を輝かせ小さくなっていったのだが、そのサイズはアグモンよりも小さくなっていった

 そして光が消えるとそこにいたのは…

 

全員

「………え?」

 

「アレ?ここまで戻っちゃったか。」

 

 ピンク色の球体に大きな眼と口、触角の様な物が頭らしい部分から二本生えたデジモンだった

 これが成長期のアグモンの幼年期の姿…【コロモン】だった

 コロモンを見たセシリアと鈴は…

 

セシリア&鈴

「か、か、か、可愛いいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!!!」//////

 

コロモン

「え?…わあああぁぁぁっ!?」

 

太一

「コロモン!?」

 

 そのままコロモンに抱き着き撫でまわし始めた

 悲鳴を上げるコロモンに二人の行動に驚きコロモンの名を呼ぶ太一…更によく見るとマドカもコロモンに抱き着くセシリアと鈴に混ざりたそうにしており、千冬達教師陣も頬がほんのり赤くなっていた

 そこには先程までの暗い雰囲気は無かった

 コロモンの登場で消し飛ばされてしまっていたのだ

 

「キャ~♥何このデジモン♥プニプニしてて可愛い~~~♥」///

 

セシリア

「ハウ~ン♥何だか癒されます~~~♥」///

 

 2人はコロモンの可愛さにすっかり骨抜きにされてしまっていた

 気のせいか二人の目に♥マークが浮かんでいるように見えた

 

千冬

「オ、オホン!…や、八神…コイツは一体なんだ?アグモンじゃないのか?」///

 

太一

「ん?あ、あぁ、この姿の名前はコロモン。成長期の前の幼年期の姿だ。」

 

セシリア

「コロモンさんって言うんですか~~~♥」///

 

「名前の通りコロコロしてる~~~♥」///

 

コロモン

「は~な~し~て~よ~!!」

 

 二人から逃れようともがくコロモンだが逃げる事が出来なかった

 太一はそんな二人を止めようとしたが…

 

オータム

「なあ太一?何で成長期じゃなくて幼年期にまで退化したんだ?」

 

太一

「え、それか、さっきの戦いでエネルギーを使い過ぎたからだな。」

 

 オータム達からコロモンにまで戻った事を聞かれ止めに入るタイミングを失ってしまい、そのまま質問に答える事になった

 

千冬

「エネルギーを?」

 

太一

「あれだけ長時間戦っていたからな…俺も久しぶりにコロモンにまで退化したのを見たな。」

 

千冬

「久しぶりって…その言い方だと前はよくあったみたいな言い方だぞ?」

 

太一

「その通りの意味だ。俺が子供の頃に【デジタルワールド】を旅していた時は完全体のメタルグレイモンからコロモンに戻っていたからな。」

 

千冬

「完全体から?だが【リヴァイアモン】との戦いの時は究極体から成長期に戻っていたぞ?」

 

太一

「その理由は簡単だ。コロモンが成長したからだ。」

 

真耶

「成長ですか?」

 

太一

「あぁ…「助けて太一~~~!!」…あっ!ってマドカ!?お前何してるんだ!!」

 

 突然太一に助けを求めるコロモンの声に視線をコロモンに向けるとそこにはセシリアと鈴に交じってコロモンを撫でまわすマドカがいた

 

マドカ

「あっ!」///

 

千冬

「マ、マドカ…」

 

太一

「お前もか…」

 

マドカ

「ア、アハハハ…」///

 

 マドカは顔を赤くしながら乾いた笑いを上げるが、その姿に千冬は信じられない物を見るような目で驚いていた

 今迄のマドカの態度とのギャップが違い過ぎたからだ

 

太一

「はぁ…お前達、コロモンも困っているからそのくらいにしてくれ。」

 

マドカ&セシリア&鈴

「え~~~!!」

 

 不満の声を上げる3人だが太一が一睨みすると渋々ながらコロモンから離れた

 

コロモン

「た~い~ち~…」

 

 解放されたコロモンは疲れた様な表情をしながら太一の頭の上に飛び乗った

 

全員

「………」//////

 

 だが、その姿を見て再び全員が頬を赤くしていた

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 コロモンを見つめる3人に太一は表情を険しくして…

 

太一

「さて…マドカ…セシリア…鈴…」

 

 3人の名前を呼んだ

 

マドカ&セシリア&鈴

「は、はい!?」

 

太一

「色々あって後回しにしたが…お前達…何故()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

マドカ&セシリア&鈴

「ギクッ!?」

 

 太一のその一言に赤くなっていた3人の顔は一気に青褪め冷や汗を流し始めた

 

太一

「俺は【バルバモン】と戦う前にお前達には生徒の避難を頼んだ筈だが?何故あの場でISを纏っていたんだ?それにその傷は何だ?」

 

マドカ&セシリア&鈴

「………」

 

 太一の問いかけに3人は何も答えず、何故かその場で正座をして、ただ汗をだらだらと流すだけだった

 

太一

「デジモンと戦ったな?」

 

マドカ&セシリア&鈴

「………はい…」

 

コロモン

「落ち着いてよ太一!」

 

太一

「コロモン!お前もお前だ!何故コイツ等が戦う事を許したんだ!」

 

コロモン

「…この子達の『覚悟』だよ…」

 

太一

「!?…覚悟か…」

 

コロモン

「うん、マドカ達はデジモンと戦う覚悟で来たんだよ。太一が怒る事も分かった上で来たんだ。」

 

太一

「…だが、その結果コイツ等は…」

 

コロモン

「あ!それなら大丈夫!マドカ達はまだデジモンを殺してないよ。瀕死にはしたけどそのデジモンの止めは太一がこっちに戻る時に使った《シャイニングゴールドソーラーストーム》の余波で消し飛ばされたから。」

 

太一

「…そうか…良かった…」

 

 3人がデジモンを手にかけていない事を知り安心する太一だが…

 

太一

「だが今後も同じようになるとは限らん!今回の様な事はするな!!」

 

マドカ&セシリア&鈴

「でも!?」

 

太一

「でももへったくれも無い!!自分達の体をよく見ろ!!お前達のその傷…ISの再生能力でも完全には治って無いんだぞ?完全体のデジモンとの戦いでそれ程の傷を負ったんだ!!【七大魔王】や究極体を相手にすればどうなると思ってるんだ!!」

 

マドカ&セシリア&鈴

「………」

 

 太一のその言葉に3人は何も言えなかった

 一先ず太一もこれ以上は何も言うつもりは無かったので3人への説教はこれで終わった

 だが、マドカ達は暫く俯いたままだった

 

太一

「………だが…ウォーグレイモンを助けに来てくれた事…感謝する。」

 

マドカ&セシリア&鈴

「…え?」

 

 太一のその言葉を聞き三人が顔を上げると…

 

太一

「………」

 

コロモン

「マドカ、セシリア、鈴、ありがとね♪」

 

 そこには先程まで険しい表情で自分達に説教をしていた太一では無く口元を緩め、優しい表情を浮かべた太一と、彼の頭の上で笑顔でお礼を言うコロモンがいた

 太一はああは言ってもコロモンを助けに来てくれたマドカ達に感謝していた

 

マドカ&セシリア&鈴

「…はい!」

 

 そんな太一とコロモンの感謝の言葉を受け笑顔になる3人だった

 ただし、デジモンとの戦いに介入するなという事にはまだ言いたい事があったので、それはまた改めて話し合おうと考える3人だった

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

太一

「さて、本当ならこのまま解散して休みたいところだが…」

 

千冬

「色々と話し合わなければならない案件が山ほどあるからな…」

 

 マドカ達への説教が終わると今後の話に変わった

 

太一

「まずは束に連絡を『その必要は無いよ~♪』…ん?」

 

コロモン

「あ!束!」

 

 二人は声のした方を向くと、モニターの一つに束が映っていた

 

『久しぶりだね~♪たっくんにアッくん♪…って今はコロモンだからコッくんだね。』

 

コロモン

「ややこしいからアッくんでいいよ。」

 

『そう?…じゃあそうするね♪…所でたっくん?』

 

太一

「ん?」

 

『宇宙って…どんな感じだった?』

 

 突然宇宙に上がった事の感想を聞いて来た

 

太一

「宇宙か………悪いがそっちは余り見てなかったな。」

 

『…そ、そっか…仕方無い、よね…【ベルフェモン】を倒す為に上がったんだもんね…』

 

 束の質問に素直に答える太一だが、答えが望んだものでなかった事に束は明らかに落ち込んでいた

 だが、太一がそう答えた理由も分かるので俯いたまま何も言えなかった

 すると…

 

太一

「だが、地球の姿はハッキリ見て来たぞ。」

 

『え!?』

 

太一

「…青くて綺麗な星だったよ…あの美しさは守ってやらないとって思ったよ…」

 

 宇宙の光景は見ていなかったが地球の姿はしっかりと見て来たと言って来た

 それを聞き、束は俯かせていた顔を上げ太一を見る

 

『…そんなに綺麗だったんだ…』

 

太一

「見たいなら後で映像を送るぞ?」

 

『え!!ホント!?』

 

太一

「ああ、【ロイヤルナイツ】に記録してある映像でいいならな。」

 

『見る見る!!是非見せて!!』

 

太一

「分かった………さて、そろそろ本題に入るぞ。」

 

 束との挨拶交じりの話を終わらせ太一は本題に移る事にした

 それを聞くと全員が頷いた

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

千冬

「…まずはデュノアとボーデヴィッヒの事だな…」

 

 最初の議題として千冬は目の前にいるシャルルと医務室に搬送したラウラの今後の事を挙げた

 

オータム

「あん?…取り合えずそこに寝かせてあるデュノアはボーデヴィッヒと一緒に医務室に放り込めばいいだろ?…それで太一、この二人にもお前の事を話すのか?」

 

太一

「フム…別に構わない、と言いたいがコイツ等に関しては保留だ。」

 

「え?」

 

セシリア

「何故ですか?わたくしと鈴さんの時はすんなり話してくれましたのに?」

 

 セシリアの言う通り太一はセシリアと鈴には自分の正体をアッサリと話していた

 だが、ラウラとシャルルに対しては自分の正体を話すかどうか決めかねていた

 

太一

「お前達二人と違ってコイツ等の場合は本人だけでなく周囲にも問題があるからな。」

 

全員

「え?」

 

太一

「まずボーデヴィッヒだが、アイツは軍人だから軍上層部に俺の正体を報告しかねん。…それにあの性格だからな…」

 

千冬

「…そうだったな…」

 

 今迄の行動から太一はラウラを信用出来ずにいた

 その上、話した直後にドイツ本国に報告すると言う事も考えられたので話せないと言ったのだ

 ラウラに話せない理由に千冬も納得したが表情を暗くしていた

 そして太一は気を失ったままのシャルルに目を向けると…

 

太一

「次にデュノアだが、コイツの場合は元々スパイとしてこの学園に来ている。【ベルフェモン】の影響はすでに無くなっている筈だから元の性格に戻っているだろう。だが、正気に戻ったコイツが何を考えて、どう動くのかが分からん。」

 

オータム

「成程な、あのだらけた性格じゃ無くなっているって事か。それにコイツの後ろにいるデュノア社もお前の正体を知れば何を仕出かすか分からねえって事だな?」

 

 今度はシャルルに話せない理由を話し、それを聞いたオータムの言葉に太一は頷いた

 元に戻ったという事はスパイとして学園に来たシャルルに戻ったという事になる

 その後、シャルルがどの様な行動に出るか分からない上に、スパイなどと言う命令をしたデュノア社をこの時点では太一は信用出来なかった

 その為、シャルルに対しても事情を話せないと言う理由に全員が納得したのだった

 

『確かにそう言われるとその二人にはたっくんとアッくんの事情を話すのはやめた方がいいね。』

 

太一

「そう言う事だ。…まぁコイツ等が今回の一件で何かしらの変化があれば話してもいいがな。後、デュノア社の方は何とかなるかもしれん。」

 

全員

「え?」

 

 太一のその一言に全員があっけにとられた

 

太一

「…千冬とオータムには話しただろ?俺が束にデュノア社を調べて貰う様に頼んだのを?」

 

千冬&オータム

「あ!?」

 

 太一にそう言われ二人は思い出した

 シャルルを太一の部屋に呼び出し正体を問い詰めた後、太一は束にデュノア社の再調査を依頼していたのだ

 その時は太一は理由までは二人には話さなかった

 

『そうだよ、本当はとっくに終わってたけどそっちが忙しかったみたいだから報告出来なかったんだけどね。』

 

太一

「そうか、その報告は後で聞かせてくれ。」

 

『それはいいけど…あんな会社調べてどうするの?たっくんの頼みだから調べたけど、あそこって裏は真っ黒だよ?』

 

コロモン

「裏が黒って事は表は白って事だよね?」

 

『え?うん、まぁそうだったけど…』

 

太一

「なら上手くいきそうだな…」

 

コロモン

「うん!」

 

千冬

「お前達何を企んでるんだ?」

 

太一

「なに、束にスポンサーを付けようかと思っただけだ。」

 

全員

「スポンサー!?」

 

 太一の予想だにしなかった『スポンサー』と言う言葉に全員が驚きの声を上げた

 

太一

「詳しくは報告の時に一緒に話す。」

 

 一先ず太一は全員を落ち着かせると管制室から理事長室に移動する事にした

 理事長である轡木も入れて今後の相談をする為だった

 ただし、真耶にはシャルルを医務室に運んで貰い、後から合流する様に頼んだ

 尚、対策を考える時間を稼ぐ為、シェルターに避難させた生徒や来賓達は安全確認の為と言う名目でもう暫くシェルターの中にいて貰う事にした

 

 




 <予告>

 轡木理事長も交え話し合いを再開する太一達

 話を進める中、更なる問題も浮上しそれの対策も考える羽目になった

 そして遂に太一の企みが明かされるのだった



 次回!《ISアドベンチャー 聖騎士伝説》

 緊急デジモン対策会議・後編

 今、冒険が進化する!


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