新世紀エヴァンゲリオン 連生   作:ちゃちゃ2580

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7.She doesn't know the pain of others.

 早朝から重役みたいな通学をして、我等が二年A組へ到着。

 毎度御馴染みの白い視線も、そろそろ『ああ、二年の碇か』程度になっているように感じました。クラスメイトに至っては、木崎さんの事を『渋い』だとか、『ダンディー』だとか、そんな風に言っている子すらいます。頬を赤らめて彼を見詰める一部の女子生徒には、左手の薬指を見ろよと思いますが。

 

「おはよー」

 

 そうして目立った登校風景の末、更に目立つような教室に入ってすぐの挨拶。もうそろそろこれも必要ないんじゃないかと思えますが、既に習慣化しているので止めるとなればそれはそれで目立ちそうです。

 が、今日に限ってはわたしに向いてきた視線も、すぐに別なところへ向けられるご様子。その方向は一定して、教室の後ろ側でした。ちらりと見て、わたしを怪訝そうな顔付きで見てきていた男子生徒と視線が合います。

 

「…………」

「…………」

 

 あまり手入れをされていなさそうな短髪。精悍な面構えを思わせる長い眉、細い目。そして何よりも彼の特徴だと思わせる――黒のジャージ姿。今は両腕共に肘まで捲っていて、その手を互いの上腕に当てています。

 向けてくる視線は何処か懐疑的に見え、値踏みされているようにも感じました。

 

 鈴原トウジ。

 その人です。

 

 隣には相田くんが居て、彼もわたしを横目に見てきていました。

 その視線は何処か申し訳なさが垣間見えた気もしますが、わたしは彼よりも鈴原くんをしっかりと見返します。

 

 そして一拍。

 わたし達三人以外には、何気ない一時。

 

 何時とも無く、わたしは顎を下げて、浅い会釈を返します。

 それは何を言及するでもなく、初対面の誰かと会った時に交わされるような、挨拶を後回しにする挨拶。すると彼はぷいと明後日の方向を向き、小さく舌打ちをしていました。

 

 疑う余地すらなく、わたしを敵視しているようです。

 そう察しました。

 

 

 そしてそれからは大した悶着もなく、授業へ。

 ヒカリちゃんと彼が誰なのかという話をしたり、綾波ちゃんにお弁当を渡したりはしましたが、殆んど毎朝行われている馬鹿騒ぎは――こういう日に限って、ありませんでした。

 

 やけにゆっくりとした、静かな時間が過ぎ、わたしは早朝から感じていた眠気に襲われます。

 

「――そして数千種の生物と共に、人類の半分が永遠に失われたのであります。これが世に言う、セカンドインパクトであります」

 

 初老の教師が並べる知識はただの常識で、わたし達からすれば知りたくなくても何度も教えられた事。クラスメイトの大半は、その講釈を聞き流していたことでしょう。

 わたしだって聞き流していました。

 寝るつもりはないけど、何を考えて聞くつもりも無いのです。

 

 だからこそ、不意に机の上に開いてあるラップトップが通知を示したその時、わたしは思わずびくりと震えたのです。

 

『碇さんがあのロボットのパイロットというのはホント? Y/N』

 

 その通知を開けば、そんな事が表示されました。

 思わず目をぱちぱちと瞬かせて、朧気だった意識を取り戻します。

 と同時に、ああ、こんな一件もあったなぁ……と、そう思い起こしました。

 

『ホントなんでしょ? Y/N』

 

 そして更なる催促。

 宛先は不明ですが、わたしは知っています。これはクラスメイトの大半がグルになって、送りつけてきているのです。これに『イエス』と答えたシンジくんは、授業中にも関わらず、質問攻めにされました。

 

 ふむ……。

 どうして答えたものか。

 

 イエスと答えてはいけない。

 でも、ノーと言って嘘吐きになるのも嫌だ。

 

 そんな事を葛藤して――ふと、妙案が浮びます。

 

――此処で否定すれば、わたしの疑い晴れるんじゃね?

 

 と……。

 

 しかしそう答えた場合……を考えると、不意に綾波ちゃんの事が気になりました。

 別段、彼女はこういう事に興味を持たないでしょうけれど、仮に此処でわたしが否定したら、綾波ちゃんが疑われる可能性があるのではないかと思ったのです。

 

 実際に彼女は使徒戦の前後を休んでいて、明けてからは大怪我をして登校してきているのです。綾波ちゃんはこのクラスの誰とも関わっていないようですし、休んでいた理由が吹聴されていた様子もありませんでした……ただ、元々休みがちだったらしく、何かしら特別視されていた様子もあります。ここでわたしが否定すれば、ミステリアスな彼女を持ち出して、『やっぱあのロボットの搭乗員は綾波レイなのかも』ってなる可能性は、否定出来ません。

 

 となると、イエスと言う他は無いようです。

 

 ですが、そのままイエスと言って、シンジくんみたいに神輿台に乗せられるのは嫌。となると程好く誤魔化す事が望ましいでしょう。

 無理のある誤魔化し方をして、違うと言いつつも暗に『そうだ』と言っている事になる感じにしましょうか。幸いなことに知識ばっかりは豊富にあるので、すぐには解けない方法なんて簡単に思いつきました。

 

 ふうと一息吐いて、わたしはキーボードを叩きます。

 

『Even if I am the pilot of the automaton, easily cannot it be affirmed. Alhough difficult to deny the facts related with it, still I want to spend my time as a junior high school student.』

 

 そして送信。

 

 すると教室内のあちらこちらから「はぁ?」だの、「えっ?」だのといった反応が返って来ました。

 やはりというか、クラスメイトの大半がわたしの返答を待っていたようです。

 

 とはいえ、中学生には難解な英文。すぐには解けないでしょう。

 まあ、わたしの知識はサードインパクトの時に補完されたものなので、これが正しい英文かはわたし自身も分からないんですけどね。思いついたものを脳内で翻訳して、浮かんだものをそのまま打っただけなので。

 

 ただ、効果は覿面(てきめん)だったようです。

 すぐに次の通知が来ました。

 

『はぐらかさないで教えてよ』

 

 相変わらず宛先は不明。

 ですが、何処からかごくりと喉を鳴らすような音が聞こえたような気がします。

 

 授業受けろよ、お前ら……。

 わたしも人のこと言えないけどさぁ……。

 

 溜め息混じりに、再度キーボードを叩きます。

 

『第三新東京市に来るまでは普通の中学生生活をしてたよ。此処に来たのはロボット事件のあった日のお昼頃。電車は途中で止まった。ロボット事件があったらしいのは夕方から夜にかけて。それはOK?』

 

 そして送信。

 すると、即座に返信が来ました。

 

『つまり?』

 

 溜め息しか出ねぇ……。

 つまり頭の良い人しかNOと思わないようなYESだよ馬鹿野郎。

 

 もう面倒臭いものを扱う気分になって、わたしは大して考えもせずに文章を打って、送信しました。

 

『秘密を話したくなるぐらいの友達になれたらいいね』

 

 とことんまでの皮肉。

 ちらりと近場のクラスメイトを見てみれば、黒なのか白なのか、とりあぐねているような微妙な顔付きをしていました。まあ、この言い分じゃわたしがパイロットであるとも、パイロットと関わる重鎮の娘ともとれるでしょうしね。悩みたきゃ悩めばいいんじゃないでしょうか。

 

 ただ……横目に見た相田くんは、にやりと笑った顔付きで、わたしを見ていました。

 

 奴には通用しなかったようで。

 

 

「おう、転校生……。ちぃと面貸せや」

 

 そして案の定、お弁当を机に出した頃合になって、そう呼び出されました。

 睨み付けてくる鈴原くんの双眸は明らかに怒りに満ちていて、褐色の肌に皺が寄っている程、敵意剥き出しの状態でした。

 

「良いけど」

 

 さしたる問答は必要無いでしょう。

 彼の隣に居る相田くんは意外そうな顔をしていましたが、わたしは立ち上がるなり、先に踵を返した彼の後を追いました。

 

 そして、校舎裏に。

 木崎さんが少しばかり離れた位置に着いて来てくれているようでしたが、道中で首を横に振って『気にしないで』とは合図しておいたので、手出し口出しはしてこないでしょう。……流石に私情で彼に助けを乞うのは違う気がするので。

 

 よし。といった風に、わたしの護衛が離れた所に居ることを確認した相田くんは、鈴原くんに頷きかけました。

 すると彼はひとつ頷いて、こちらに向き直ってきます。

 

「……先に確認したいんやけど、ワレがあのロボットのパイロットでええんか?」

 

 そして、シンジくんの記憶よりずっと低い声で、問い掛けてきます。

 わたしはふうと息を吐いて、彼の細い目をジッと見返しました。

 

「先に自己紹介してくれない? んで、何があったのかを説明してくれると有り難い。……物々しい雰囲気は察するけど、理由なく殴られたりすんのは嫌だ」

 

 そう告げて、片手で拳を握ります。

 問答無用で殴りかかって来たら、即座に反撃するよと、態度で示しました。

 

 すると鈴原くんは小さく溜め息を吐きます。

 

「……鈴原トウジ。ワレがこの街に来た()うとった日から、暫く休んどったわ」

「そう。わたしは碇レン。その数日後に転校してきたよ」

「おう。こいつに聞いとるわ」

 

 相田くんを顎で示して、腕を組む鈴原くん。

 含む所を隠そうともしていないのか、眉の間には皺が寄っていました。

 対して、相田くんは……何処か罰が悪そうな雰囲気でした。まあ、多少なりわたしに情は持っているのでしょう。この状況を作りだしたくせに。卑怯者。

 

 まあでも、どうやら話は聞いてくれそうです。

 

「……で、どう見ても怒ってるみたいだけど、その理由を聞かせてくれる?」

 

 ならば直球。

 そのまま問い掛けます。

 

「ロボット事件のことは知っとるな? さっき問答しとったの、ちゃんと見してもろとったさかい。……で、単刀直入に聞くが、ワレがそのパイロットなんか? って聞いとるんや」

 

 すると、わたしが問い掛けた理由についてを省いて、本題に入ろうとする鈴原くん。

 わたしはあからさまに溜め息を吐いて、目付きを醜悪に変えながら彼を睨みます。

 

「ああ? ちゃんと聞こえてないの? 理由(わけ)を話せって言ってんだろうが」

 

 突如変わったわたしの態度に、鈴原くんの眉がぴくりと動きます。

 隣に立つ相田くんが、大袈裟な程に身を引いていました。

 

「お前がパイロットなら話したるわ。それでええんちゃうんか?」

 

 静かな声で、鈴原くん。

 

「魂胆が見え見えだつってんのよ。何があったかも聞いていねえのに、殴られてやれるかって言ってんだよ。わたしは」

 

 普段よりもずっと低い声を出して、苛立ちを顕にしてみせるわたし。

 

「…………」

「…………」

 

 互いに言葉を失う。

 

 鈴原くんはきっと、鬱憤晴らさぬうちに相手に弱みを見せたくないと思っているのでしょうが……何だろう、すげえ()()()()。こっちはちゃんと調べて来てやってんのに、何でこんなやり取りをしなくちゃいけないんだ。

 

――なんか、イライラする。

 

 わたしは舌打ちをひとつ。

 

 それが切っ掛けになったのか、鈴原が肩を揺らしながら歩いてきて――。

 

「ああ、もう面倒臭いわ」

 

 今に腕を引こうとしていた彼に、そんな言葉を吐き捨てながら、わたしは足を振り上げて、彼の右足を引っ掛ける。そのまま体当たりをして、体勢を崩した彼を押し倒した。

 

「トウジ!」

 

 戸惑う相田の声。だけどわたしが横目で睨みつけたら、彼はすぐに臆して言葉を失くした。

 

「何さらすんじゃワレェ!!」

 

 思わぬ攻撃だったようだけど、女の子の膂力(りょりょく)では押し倒したくらいじゃ負うダメージなんてたかが知れていたらしい。鈴原は目をひん剥いて、大口を開けて、怒鳴ってきた。……ほんと、野蛮。

 彼の身体に圧し掛かるわたしは、「うっさい!」と一喝。胸倉を掴んで、怒りを顕にした彼と、面と面を突き合わせる。

 

「妹のことよね? 知ってるよ」

 

 静かな声で告げてやる。

 すると、ピクリと身体が震えて、彼の抵抗が静まった。

 映る表情は、奇異なものを見る風だった。

 

「昨日相田が馴染みない奴の名前出してたから、もしかしたらと思って調べといたよ」

 

 そして付け加える。

 何で知っていると言っているかのようだった彼の表情が、怪訝な風から再度怒りが燃えあがるようになる。頬までも真っ赤に染まって、ギリギリと音が聞こえそうな程に歯を噛み締めていた。

 

「だけどお門違い。確かにわたしはパイロットだけど、わたしが搭乗するよりも前に、あんたの妹は怪我をしていた。時間の確認は確か。あんたの妹のカルテと照らし合わせた」

「…………」

 

 言葉を失くす鈴原。

 だけどその身体には、より一層の力が籠もっているように思えた。

 顔を真っ赤にして震えだすその姿は、最早行き場の無い怒りを押し殺せないといった風だった。

 

――間違っているくせに、それを認められない。んで、今尚わたしに八つ当たり紛いの怒気を含む顔付きを見せてくる。……何様よ? こいつ。

 

 その子供染みた姿に、わたしのイライラはより一層増していく。

 もうどうせだしついでにぶちまけてやれ。

 

「……ねえ、それより知ってるー? あの敵がこの街に来るまでに、戦自のN2兵器で街ひとつ吹っ飛んでるんだよぉ? あんな爆発なら、シェルターとか意味無いねぇ? 怖いねえ?」

 

 態とらしく、惚けた風を装って告げるわたし。

 醜悪な笑みを収めないままに、彼の視線を相田へと促した。

 

 すると、震えた状態でこくり、こくりと頷く相田。

 ふふ、よく出来ました。

 

「……ごっつムカつくわ。お前」

「はあ? むしろ感謝なさいよ。わたしが戦わなきゃ、どうなってたかも分からないの? 仮にあの兵器がこの街にぶち込まれてたら、妹もあんたも仲良くお陀仏だったのよ?」

 

 虫唾が走る。

 そう言わんばかりに、わたしを睨んでくる鈴原。

 

 はん。ムカつくのはこっちの台詞だ。

 女に手を上げようとするクズに言われたくねえよ。

 

 

「レンさん。そこまでにして下さい」

 

 

 と、するとそこでひとつの声。

 ハッとして顔を上げれば、耳に手を当てて、インカムを確認している様子の木崎さん。

 

 彼はジッとわたしを見詰め――ゆっくりと唇を開いた。

 

「非常召集です。行きましょう」

「……うん」

 

 どうやら、第四の使徒が襲来した様子。

 確かにシンジくんの時も、絶妙なタイミングだったのを覚えている。

 あの時は……綾波ちゃんが呼びに来てくれたんだった。

 

 消化不良は否めないけど、まあ、いいや。

 鈴原(こいつ)を見てると、吐き気がする。

 さっさと行こう。

 

 わたしは立ち上がって、踵を返す木崎さんに続いた。

 

 すると、やり場の無い怒りを、負け犬の遠吠え宜しく、怒号で表す鈴原の声が背中に掛かってきた。

 それを聞いたわたしは、もうほんとムカつく限りだったけど、去り際に一度だけ振り返っておく。

 

「そうそう。シェルターを抜け出そうなんて考えないことね? 見かけても助けないから」

 

 それを捨て台詞に、わたしは荷物を取りに教室へ向かった。

 

 まあ、別に挑発したい訳じゃないし、ヒカリちゃんにあの馬鹿二人を見張っておくよう、お願いしておこう。




どうもちゃちゃです。
文字数の関係でシャムまで進みませんでした。まあ、日常風景を削れば入るんですけどね。ぶっちゃけそれならエヴァじゃなくて良いよねって思うんです。平穏な日常と使徒戦の両立があるからエヴァは素敵なんです。言い訳じゃないです。違います。そんな目で見ないで下さい!(迫真)


やはり懲りずに解説します。
ついでにおまけで雑学入れてます。
長いので不要な方は飛ばしてって下さい。

・『卑怯者恥を知らず』
 卑怯者はレンのこと。
 恥を知らずとは過去の行いを省みながらも、トウジ(被害者)の心を汲まないこと。

・英題
 彼女は人の痛みが分からない。
 意図は上に同じ。

・レンの胸。乳。おっぱい。
 中学生では珍しいDカップです。
 ユイの娘が貧乳なら可笑しいよねって事で巨乳化。

・スマホ
 原作(アニメ版)はガラケーで、新劇はスマホだったかな。
 こればっかりは時代的なもので、おそらく作られた当時から想定した二〇一五年を意識したギミック(電気自動車等)が多々ありますが、残念ながら現代はその更に先を行っていたようですね。そんな独自解釈の末、此処は原作よりも現代に忠実な描写をしています。

・第三使徒迎撃から二週間
 誰かさんが「三週間」と言う場面がある。
 八月開始説の矛盾点。気にせず開き直っていきます。
 詳しくはおまけで。

・アスカの全裸は一回しか見た事がない
 AIRのは全裸じゃないのでノーカウント。その上で『読者向け伏線』の一つです。レン主観なので『物語的伏線』としては機能しません。

・サクラちゃん
 被害については半ば適当。ただ、旧劇を追う以上彼女の登場シーンは予定していない。また、旧劇なのでエヴァ2で出た名前、『ナツミ』の方が良い気もしたけど、親しみ深いのはサクラだろうと思ってサクラにしておいた。

・サクラちゃんの怪我の原因
 独自解釈。

・堕落したレン
 誰の影響かなんて言うまでもない。レンは幼い頃から、ミサトやアスカと暮らすシンジくんを見ていた。つまりミサト。

・英文
 私がパイロットであっても、簡単には話すことができません。 しかし、私はそれに関連する事実を否定することはできません。 それでも、私は中学生として過ごしたい。
 優しい読者様からご教示頂きました。


以下、おまけ。

・八月一四日開始説のあれこれ+α

 コアなファンの方ならご存知かもしれませんが、エヴァの時系列はメジャーな説と、マイナーな説があります。

 メジャーなのは六月二二日開始説。
 正史です。根拠は色々ありますが、シンジ君の声優である緒方様のツイートですね。

 対する八月説が存在する理由ですが……。
 答えは簡単。作中で描写があるからです。

 最終話のカットのひとつに、シンジくんの住民票が出てくるのですが、ここに『八月一五日』とあるのです。
 住民票は転出後二週間放置すると不定になる事を忠告される筈です。シンジくんの性格考えると二月も放置している筈はないですし、翌日に行ったのではないかという考察が成り立つ――つまりこれが八月説ですね。
 しかしながら、シンジ君の住所が違ったりしますので、エヴァにおいてよくある『適当な描写』のひとつだったと言われています。

 まあ、それを推して尚、本作で八月節を採用した理由は、本作を『一年間』にしたかったから。六月スタートだと、最低でも一四ヶ月は過ぎる事になって、『激動の一年』とは少し言い難い為。
 あくまでもそういう理由なので、細かいところは気にしないで下さい。どうしても気になる方は、レンが暑さで頭やられてるんだと思って下さい。

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