蟻兜side
蟻兜「...ん?...あれ...?」
蟻兜「意識が...あるぞ!?俺、生きてるじゃねぇか!!」
俺はすこし慌てながら目を開けて、勢いよく横たわっていた体を起こし、周りを確認した。
蟻兜「うわッ!なんだこれ!」
俺の着ていた私服が、自分の背からの出血の血で赤黒く滲んでいた。
蟻兜「...あれ、しかもないぞ。刃物で刺された傷がねぇぞ!」
蟻兜「そして、そう言えばここ...本当にさっきの博霊神社か?」
俺がさっきまでいた、心霊スポットになるほどのボロボロな神社だったが、今俺の目の前にある神社はさっきの神社とは違ってキレイだった。気のせいか、すこし前の神社の面影がある。
蟻兜「はぁ...とりあえず人を探して、ここがどこか聞いて見るか。」
蟻兜「おーい、誰かいないかー!!」
俺はこの辺に人がいないかと、神社を出ようと鳥居をくぐろうとしたとき。
タッタッタッタッ
神社を方から、誰かが走る足音がした。
俺がその足音に反応し、後ろを振り返ろうとした瞬間。
女の子「さっきから、うっさいわね!」
突然、可愛い女の子にすごい勢いがついた跳び蹴りを喰らわされた。俺は、そのまま流れるように勢い良くの神社の石段を転がり落ちた。
蟻兜「痛ってーッ!いきなりなんだよくそッ!」
蟻兜「...いくら女でもこんなことされたら許さんっ、一発ぶん殴ってやる!!」
俺は、ダッシュで長い石段を駆け上がり不意討ちしてきた女の子の前で来た。
蟻兜「はぁ...はぁ...さ、さすがに一気に階段を駆け上がると疲れるぜ。」
女の子「へぇ...あなた、なかなか頑丈ね。さっき石段に突き落としたのに、傷一つない。」
女の子は、少々不思議そうな顔して俺に近ずき自分のことを語ってきた。
霊夢「私の名前は、博霊 霊夢(はくれい れいむ)。博霊大結界をより強固にするために、あなたに協力してほしいことがあるの。」
蟻兜「訳がわからん、なんだ博霊大結界って?」
蟻兜「...ってそんな適当な事を言って話をそらそうとするな!てめぇいきなり不意討ちなんてしやがって、覚悟はできてんだろうなこのやろ!?」
俺は、彼女の横っ面を殴ろうとした。だが、俺の拳が彼女当たる瞬間、彼女は俺の拳を片腕で受け止め、空いたもう片方の腕で俺の顔面をおもいっきり殴ってきた。
蟻兜「グフゥッ!?な、なんだこの力わぁ!?お、女がだす威力じゃねぇぞ!」
霊夢「あら、いまので意識を飛ばすつもりだったのに。やっぱりあなた頑丈ね。妖怪でもけっこう頑丈な方よあなた。」
蟻兜「ん...ちょっと待て、今さっきおかしなワードが聞こえだが。」
蟻兜「確か霊...夢だったな...さっきお前さぁ、俺のことを「妖怪」って言ったのか。俺の聞き間違えだよなぁ?」
霊夢「聞き間違えじゃないわよ、言ったわよ。あなたのことを妖怪って、なんで聞き直してるのよ?」
霊夢の言ったことが、俺は全然理解できなかった。もしかや、さっき刃物で背中を刺されて気絶したことが原因か?
すぐに俺は霊夢に、今俺が置かれた状況を説明した。
霊夢「なるほどね...紫が考えた予定とはかなり違うわね。」
どうも、赭月です。やっぱり小説を書くのは、かなり難しいですね。
今回を書くのにも、いろいろネタはあったのですが。結局うまくまとまらず、断念したネタが多々ありました。
行動や、動きなどの表現も言葉で表すのも難しかったです。やっぱりもっと頑張らないといけませんね。
次回、「茶髪の男性」