幻想馬酔木唄   作:kant_0728

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初投稿作品です。にわかなので口調がおかしかったりすると思いますが、生暖かい目で見てください。


第一章 part1

さあさあ、急にこの物語、タイトル的に言うと幻想馬酔木唄が始まる訳だが。

まずは自己紹介からだよね。

俺は馬酔木美郷、まあ見ての通り「馬に酔うに木と書いてなんて読むの??」が人生で質問された回数トップの17歳だ。(因みに馬に酔うに木と書いて"アセビ"って読むんだぜ?知ってたか?知らねえだろ?な?な?)

あとはあれだな、男なのに名前に美が入っているからバカにされたよ。(特に小学生のころはね…)

あと、俺は普通だ。ラノベの主人公見たいにゲーム上手いわけでもないし、ひねくれてもいないし、

友達もい無いわけではない、浅く広いわけでもなく、深く少ないわけでもない、普通の友達が普通の人数居て、入学時からの親友が一人居るくらいだ。それに妹ともちょうど良い距離をとって生活している、

勉強も特筆して出来るわけでもないが、出来ないと言うわけでもない。

喧嘩もさほど強くないし、弱いわけでもない。

美少女の幼馴染も居ないし、

イケメンでもブサイクって訳でもない。とにかく普通だ。そんな生活に不平不満を感じているわけでもなく、かといって満足感としては100%中80%位だ。

そんな俺が体験した普通とは程遠い位の不思議な 神秘的な 幻想的な話がこれの作品だ。

じゃあ、もう少しで本編始まるから俺はそろそろ消えるよ。

因みに本編ではこんなメメタァな話出来ないので、メタ馬酔木君とはここでお別ry

おっと誰か来たようだ、それでは本編starrrt!

 

 

 

 

 

 

 

夏だ。毎年来るこの季節。暑苦しくむさ苦しく、身体が汗でベタベタにある最低の季節である。

 

「相変わらずお前は夏嫌いだよなぁ 夏和休みだぜ?今年は補習かからなかったんだからテンション上げろよ?な?」

 

そう言うこいつは俺の高校に入ってからずっとつるんでる友達の奥宮勇気だ。しかしながらこいつ、勇気って名前の癖にへたれである。先生と喋るのも嫌らしい。

まあそれは誰しも一緒か?今年は二人そろって補習と言う夏休み最大の敵を撃破したので、噂の美人巫女が居るらしい博… 博なんとか神社に行ってる最中だ。と言っても乗り気なのは奥宮の方で俺はさっさと家にかえってエアコンガンガンの部屋で眠りにつきたいのである。

しかしながらその美人巫女17歳と同い年なので彼女募集中の俺には取り合いず顔だけでも見ておきたいので付いてきてしまったのだ。熱い暑い篤いぃぃい!!

 

「は?お前は解らないのか?!この苦しみを!この身体を焼き付くす灼熱の炎に抱かれる苦しみを!」

 

「はいはい、オケオケ。俺は暑いのより寒いの方が嫌なんだよ。アンダースタンドゥ??いたい!殴るなよ!」

 

と言う寸劇を繰り返しているうちに例の博なんとか神社に来たみたいだ。

 

「ここだろ?その…博なんとか神社は?」

 

「博麗神社な。これから会いに行く巫女さんに初対面でなんとか神社とかいっちゃったら即嫌われるぞ?」

 

「別にいいから。俺はお前みたいに彼女に飢えてないんだよ。嫌われたら嫌われたで良いんだよ。」

 

「んだよぉぉ、お前は彼女欲しくねえのか?今年のクリスマスを男同士のむさ苦しいパーティーで良いのか?」

 

「いつの話してんだよ。まだ夏だろ。良いじゃん、今年もマリカーとかスマブラやろうぜ?」

 

それにしてもこの神社の石階段やけに長いな、もう何段目だ?軽く5分は登り続けてるぞ。

てかなんでこいつはこんなに元気なんだよ!そんなに女が欲しいか?!とか考えていると

 

「ああぁ、なげえよ!長すぎるよこの階段!!どんだけ歩かせる気ッッ!!?」ズリッ

 

「おい!美郷ぉ!」

 

手を伸ばすが捕まらない。足を滑らしてしまった。コケで転けたか、やばいギャグ行ってる場合じゃないな。これたぶん病院行きだな…

 

「おい!おい!美郷!大丈夫か?!救急車呼ぶからな!しっか……ろ…おぃ……!」

 

こう言うときは割としっかりしてるやつだちゃんと救急車呼んでくれるだろ。

と、考えているとだんだん意識が薄れて行く、まあ、目覚めたら病院だろ。

安心して意識を失う。暗転

 

 

 

 

 

 

目覚めると

 

「ここは……病院?じゃない?どこだここ森のなかか?」

 

取り合いず起きよう。なんだよあいつ救急車呼ばずに逃げたのかよ!!

ん?て言うかここどこだ?まずこけた原因の階段がない。周りは見渡す限りの木、木、木しかない。ここはどうやら森のようだ。

 

「マジでどこだよここ、階段はない、建物もなくなってる。はぁ…どうしちまったんだよ、」

 

途方にくれていると、

 

「お兄さんは食べていい人なのかー?」

 

幼い幼女の声でそんなことを聞かれた。

そんな質問されても

 

「いや、良い訳ねえだろ。なに考えてんだお前は」

 

と答える以外ない。

 

「そーなのかー。お兄さんは何なのだー?」

 

何なのだー?と聞かれても、何でもないただの高校生と答えるしかない。

 

「んぁ?何って、ただの高校生だよ」

 

「こーこーせー??ってなに?」

 

は?こいつは高校を知らないのか?

そもそもここがどこかわからないし、まさかだが、俺の住んでる世界は別の世界かもしれないからそもそも学校とか言う物がないかもしれないまさかだが。まさかねぇ?

 

「次は俺から質問だ。ここはどこだ?それとお前の名前は?」

 

と聞くと

 

「ここは幻想郷。わたしの名前はルーミア。」

 

本当に聞かれたことしか返さねえなこいつ。

 

「幻想郷?日本のどこかの地名か?て言うか何で浮いてるんだよお前」

 

良く考えたらこいつ、宙に浮いてる。

もうさすがに驚く気力もない階段からぶっコケて目覚めたら知らないのか森の中でこんどは浮いてる幼女?

 

なんだこれ?

 

「にっぽん?だからここは幻想郷なのだー。何で浮いてるからわからないのだー。」

 

自分でも解らねえのかよ!

て言うか、ここ、たぶんマジで別世界だな、マジかぁ、まさかだったぁ、

取り合いず頭良さそうな人に会いたい。ルーミアはたぶん日本のこと知らないな。

 

「おいルーミア。お前ここらへんで博麗神社って知らないか?」

 

もしかしたら神社の呪いとかなんとかでここに来てしまったのかもしれない。取り合いず博麗神社があるのかだけ聞いておこう。

 

「博麗神社はあそこにあるのだー。」

 

彼女が指差す方向に微塵ながらも建物が見えている。

そうか、あれが博麗神社か、何か解る気がする。行ってみよう。

 

「ありがと。俺はそこに行くからじゃあな。」

 

「じゃあもう食べていいんだなー?」

 

「はっ?何言ってんのおま「グチャァ!」ぁあ……は?は?…イッッッ!!あ"あ"あ"あ"あ"!!だに…じでんだよっ!ぁぁ」

 

腹を貫かれ、質問したが答えを聞く間もなく逃げた。

走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る全速力で、

とにかく博麗神社に助かる希望を求めて。

走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る。

石階段をかけ登り後ろから聞こえてくる声に耳も貸さずに一直線に全身全霊で走った。さっき登ったときは長く感じたが。今はそんなもの感じない。

とにかく例の巫女が、助けてくれることを望みながら走る。

門が見えた。後ろの声が聞こえなくなってきたが知らない。

門を過ぎた時点でぶっ倒れる。もう無理だ死んだ、と思いながらまた意識を失う。

 

 

 

 

 

 

目覚める。本日二回目だ。

一度目の階段からぶっコケたのも大概だが、幼女に腹を貫かれることに比べたらだいぶ可愛いもんだ。

 

「あぁ…ここは?神社に…着いたのか…はぁ」

 

神社に着いたことの安心感でまた敷いてあった布団に倒れこむ。

そういえば腹の傷がない?気のせい?いやいやあれは絶対気のせい何かじゃない。もう幼女恐怖症になるレベルだ。

 

「あ、起きたのねあんた。」

 

あれは、たぶん例の巫女だ確かに美人だが性格きつそうな顔してるなぁ。

 

「あんたが巫女さん?」

 

「あれ?私のこと知ってるの?たしかに私が博麗の巫女だけど…」

 

「いや、俺が知ってんのはあんたが博麗の巫女だってことだけだ。名前は?俺は馬酔木美郷って言う名前。」

 

「わかったわ美郷。私は博麗の巫女 博麗霊夢よ。」




という事で今回は霊夢が登場したところで終わりです!どうでしたか?楽しんでいただけたら幸いです。うぷ主は最初からチート能力全開の主人公は嫌いなタイプなので、この作品の主人公ら苦しみながら努力しながら強くなって行く主人公です。

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