かてきょーリリカルREBORN   作:BREAKERZ

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無印編
大空の約束


海鳴の朝の5時近く頃

 

ドガッ!

 

ツナ「あで!?」

 

リボーン「いつまで寝てやがるダメツナ、とっとと起きやがれ。」

 

寝ているツナの頭に容赦ない蹴りをお見舞いするリボーン。

 

ツナ「痛ぇぇ、リボーン!あれここは?・・・そうか俺達なのはちゃんの家の道場に泊まったんだっけ?」

 

リボーン「目が覚めたなら行くぞ。」

 

ツナ「行くってどこだよ?」

 

リボーン「決まってんだろ、泊めてもらったんだせめて家の前の掃除位はしておけ。」

 

ツナ「分かったよ、ん?ナッツ!?」

 

ツナの枕元に未来の科学の結晶「匣兵器《ボックスへいき》」(今はツナのボンゴレリング改めボンゴレ・ギアになってるが)の「天空ライオンverボンゴレ」の「ナッツ」が寝ころんでいた。

 

ナッツ「ZZZ」

 

リボーン「思わず出てきちまったんだな。しょうがねぇ、おいツナ、ナッツは取り敢えず畳んだ布団の上にでも置いておけ行くぞ」

 

ツナ「う、うん」

 

寝てるナッツを畳んだ布団の上に置いて掃除に向かうツナとリボーン。だが。

 

ナッツ「ガ?ガァァァウゥゥ~(のび~)」

 

丁度二人がいなくなってすぐナッツは目を覚ましツナを探して高町家を歩き回る。

 

ナッツ「ガゥ?」

 

ある部屋の前に着いたナッツはその中に入ってしまった。

 

朝6時過ぎ掃除を終えたツナとリボーンは道場に着くと士郎と恭也と美由紀と出会った。

 

士郎「やぁ、ツナ君リボーンおはよう、昨日はよく眠れたかい?」

 

恭也「おはよう」

 

美由紀「おはよう!ツナ君!リボーン君!」

 

ツナ「お早うございます、よく眠れました」

 

リボーン「ちゃおっす、士郎、恭也、美由紀、昨日は中々よく眠れたぞ」

 

士郎は紳士的に恭也は素っ気なく美由紀は元気に挨拶し、ツナとリボーンもそれに答える。

 

ツナ「士郎さん達は剣道をやってるんですか?」

 

士郎「まぁね、ツナ君達は朝早くから玄関前を掃除をしてたようだけど」

 

リボーン「まぁ、一宿の恩義って奴だ、次は一飯にもなりそうだしな。」

 

高町家の居間から美味しそうな匂いが漂う。

 

士郎「もうすぐ朝御飯かツナ君、悪いがなのはを起こしてきてくれないかい?」

 

ツナ「あ、はい分かり「にゃぁぁぁぁぁぁ!!!」!?なのはちゃん!?(ダッ)」

 

突然なのはの悲鳴が聞こえなのはの部屋に向かうツナ達、なのはの部屋に着いた一同が見たのは。

 

なのは「にゃぁ~、カワイイ~(スリスリ)」

 

ナッツ「ガァゥゥゥ~(スリスリ)」

 

ユーノ(何だアレ?)

 

リボーン「おぉ。」

 

士郎「何だ?あの動物は?」

 

恭也「猫か?」

 

美由紀「やだ!カワイイ!」

 

ツナ「な、ナッツ!?」

 

ナッツを抱き締めて蕩けた笑顔で頬擦りするなのはとなのはに甘えるナッツの姿だった。

 

ー高町家居間ー

 

士郎「ツナ君のペットのライオン?」

 

恭也「これがライオン?どう見てもライオンに見えないぞ?大体何時来たんだ?」

 

桃子「きっとツナ君が恋しくて並森から来たのね」

 

美由紀「ほらほら~おいで~、お姉さんが抱っこして上げるよ~」

 

なのは「お姉ちゃん、ナッツが怯えるからやめて」

 

ナッツ「(ブルブル)」なのはの後ろに隠れる

 

美由紀「何で!?」

 

リボーン「気にするな美由紀、ナッツはツナに似て臆病な所があるだけだ(モグモグ)」

 

ツナ「何でこんなことに・・・」

 

高町家で朝食を食べながら、ナッツの紹介し終えたが美由紀がツナに質問する。

 

美由紀「そういえばツナ君、昨日の夜どうしてなのはと一緒にいたの?並森に住んでる筈のツナ君が隣町の海鳴に来る用事でもあったの?」

 

ツナ「そ、それは「言わなくていいよツナ君」士郎さん?」

 

どう答えようか迷っていたツナに士郎と恭也は同情しきった目を向ける。

 

士郎「大方リボーンが何か無理難題な訓練かトラブルでもやらかして気がついたら海鳴に来ていたんだろ?」

 

ツナ「よく分かりましたね!?」

 

恭也「(やっぱり)俺も父さんもリボーンさんには散々な目に遭わされた経験があるからな、苦労しただろう。」

 

ツナ「えぇ、そりゃぁもう。(げっそり)」

 

渦潮に飲まれかけたり、鮫に襲われたり、巨大亀に襲われたり、マフィアの戦争に巻き込まれたりと散々な目にあった過去がフラッシュバックしたのか少しやつれるツナと何かを思い出したのか同じようにやつれる士郎と恭也。

 

なのは「ツナさん、何かげっそりしてるの」

 

桃子「お父さんに恭也もやつれてるはね~。」

 

美由紀「リボーン君、一体なにやったの?」

 

リボーン「大したことはしてねぇぞ(ニヤリ)」

 

ツ・士・恭(何が大したことないだ!こっちは何度も死にかけたわ!!)

 

ニヤリと笑うリボーンに三人の心のツッコミがシンクロする。

 

 

なのは「いってきま~す!」

 

ツナ「行ってらっしゃい!」

 

小学校に向かうなのはに向かって手を振るツナ、恭也も美由紀も学校に行き、士郎はリボーンと話があると言って道場に向かい。

 

ツナは桃子に翠屋での仕事を教えてもらってる(一飯の恩義を返すため)。

 

桃子はエプロンを付けてお店の掃除をするツナに言う。

 

桃子「ツナ君」

 

ツナ「は、はい」

 

桃子「なのはをお願いね」

 

ツナ「え?」

 

桃子「なのはが私達に何か隠しているわね、そしてそれをツナ君とリボーンさんは知っているでしょう?」

 

ツナ「(ギクッ)な、何で分かったんですか?」

 

桃子「うふふ、なんとなくね。あの子(なのは)は父親に似て辛いことや苦しいことを人に教えない水くさい所があるから。でもツナ君にはある程度甘えてるようだし、勝手を承知でお願いするわ、あの子の力になってほしいの。」

 

その真っ直ぐな目にツナは昨晩魔導師になったなのはの目が重なる。

 

ツナ「(あぁ、なのはちゃんはお母さん似だな)俺に何ができるか分かりませんけど、約束します。俺がなのはちゃんを守ります。」

 

その迷いない目に桃子は。

 

桃子「(あの目、家光さんによく似てるわ)よろしくお願いします(ぺこ)」

 

ツナ「か、顔を上げてください!?」

 

桃子「うふふ」

 

ツナ「ア、アハハ」

 

カランカラン

 

ツナ・桃子「あ、いらっしゃいませ!」

 

お客の来店に挨拶をするツナと桃子、そこには。

 

???「あら~、ツッ君ったら翠屋でアルバイト?」

 

???「十代目!貴方の右腕が馳せ参じました!」

 

???「よ!ツナ!」

 

???「極限だーーー!!」

 

???「ボス、エプロン似合う」

 

???「ガハハ!ランボさん参上だもんね!」

 

???「イーピンも参上!」

 

???「ツナ兄!」

 

???「以外に似合ってるわよエプロン」

 

???「はひ!ツナさんのエプロン姿です!」

 

???「ツナ君、似合ってるよ」

 

桃子「あらあら、千客万来ね♪」

 

ツナ「んなーーーー!!母さんに皆!?」

 

来店したのはツナの母親 沢田奈々

 

ツナの「嵐」の守護者 獄寺隼人

 

「雨」の守護者 山本武

 

「晴れ」の守護者 笹川了平

 

「霧」の守護者(代理?) クローム髑髏

 

「雷」の守護者 アホ牛ことランボ

 

将来有望の殺し屋 チャイナ娘のイーピン

 

「ランキングフウ太」ことフウ太

 

「毒蠍」と言われる殺し屋にして獄寺の姉のビアンキ

 

自称ツナの恋人候補の三浦ハル

 

了平の妹でツナの憧れの女の子 笹川京子

 

物語はここから始まる。

 

 

 




こんな駄文を見てくれる人達に最大級のありがとうございます!!

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