かてきょーリリカルREBORN   作:BREAKERZ

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注意:戦闘描写稚拙です。あとデバイスの声は日本国です。


大空と星光の出会いⅡ

異形の怪物はツナにむかって触手で攻撃するが。

 

超ツナ「行くぜ!」

 

超ツナはグローブの炎を噴射し、触手が届く前に怪物の懐に一瞬で近づき正拳突きを叩き込み怪物の身体を数メートルまでぶっ飛ばす。

 

超ツナ・リボーン以外『!?』

 

怪物もなのはもイタチも驚いた今目の前にいた少年が一瞬で怪物の懐に到達しオレンジ色の炎を纏ったグローブで攻撃し怪物をぶっ飛ばした出来事に。

 

『大空の7属性』の中でも最も推進力を誇る『大空』の炎ならこのぐらい当然だと、リボーンは考えているがその事を知らないなのは達は唖然としていた。

 

そして怪物も目の前にいる少年の認識を改めた、目の前にいるコイツは自分の縄張りに入った「獲物」ではなく、自分を倒す「敵」であると。

 

モゾモゾモゾモゾ・・・・ゴバッッ!!

 

超ツナ・なのは・リボーン・イタチ『!?』

 

突然触手の数をさっきの数倍にした怪物の姿に全員が驚くが、ツナとリボーンはすぐ冷静さを取り戻しツナは襲いくる触手をかわし、炎の手刀で切りながら炎を纏った拳を怪物の身体に連打・手刀・遠心力を乗せた蹴りで攻撃するが怪物は受けたダメージと焼き切られた触手を再生させて攻撃をする。なのはを守りながら怪物を観察し能力と攻撃パターンと弱点を分析していたリボーンは言う。

 

リボーン「これはヤベェな」

 

空中を縦横無尽に翔びオレンジ色の炎で舞うように戦う超ツナの姿に見惚れていたなのははリボーンの呟きを聞き我に返り問う。

 

なのは「ヤバいってどうゆうこと?えっと「リボーンだ」リボーン君?だってあの人すごく強いよ」

 

リボーン「アイツの再生能力が厄介だ、あのままじゃ先にツナのスタミナが切れちまう。」

 

そう単純な実力ならツナの圧勝だがどれだけダメージを与えても怪物はすぐに再生してしまうので時間をかけるとツナのスタミナがなくなりやられてしまう、その事に気づいたなのはも焦る。

 

なのは「じ、じゃどうすればいいの?」

 

リボーン「ヤツの再生が追い付けない程のダメージを一度に与えれば勝てるが・・・・。」

 

なのは「どうしたの?」

 

リボーン「その時はこの森が吹き飛ぶ。」

 

なのは「!?な、なんで!?」

 

イタチ?「!?」

 

リボーンの言葉に驚きを隠せないなのはとイタチ。

 

リボーン「ツナの持つ大技ならヤツに強力なダメージを与えられるが威力は大砲みたいなものだ、ヤツは倒せるかも知れねぇが、ヤツの後ろにある森やその向こうにある民家にも被害が出る、ツナもその事が分かってるから攻めきれないんだ。」

 

なのは「何か、何か森やお家の人達を舞い込まない方法はないの!?」

 

リボーン「ツナもその方法を考えているが、その方法を思い付くのが先か、ツナのスタミナが切れるのが先になるか分からねえな。」

 

リボーンの言葉に言葉をなくすなのは、その時なのはの足元から声が。

 

イタチ?「方法ならあります!」

 

リボーン・なのは「!?」

 

リボーンは少しだがなのはは突然イタチが喋ったことに驚いた。

 

なのは「フ、フェレットさんが喋ってるーーー⁉」

 

フェレット?「フェレットじゃありません!」

 

リボーン「じゃオコジョか?」

 

オコジョ?「オコジョでもありません!僕はユーノって名前があります!」

 

リボーン「じゃユーノその方法ってのはなんだ?」

 

すぐ冷静になったリボーンはユーノと名乗る動物に聞くがなのははまだ少し混乱中。

 

ユーノ「その方法をやるには彼女の力が必要です。」

 

なのはを見て呟く。

 

なのは「わ、私?」

 

ユーノ「今の僕ではアレをどうにかする事はできません、でも彼女の力ならそれができます!」

 

リボーン「フム、なのはお前はどうする?」

 

なのは「え?」

 

リボーン「恐らく、あの怪物をどうにかするにはお前の力が必要のようだ、だが力を手にするとお前はこちら側の世界に踏み込むことになる、その覚悟はあるか?」

 

なのは「!?」

 

リボーンのその小さな身体から想像できない威圧感と言葉の重さがなのはの心にズシンと響く。なのははそっと自分を守る為に戦うツナの姿を見つめる、そしてリボーンの目を見て答える。

 

なのは「覚悟とかよく分からないけど、でも私を守って戦ってくれている人の力になれるなら、私は戦います。」

 

その真っ直ぐな目をみたリボーンはその答えで十分と言わんばかりに微笑み、ユーノに言う。

 

リボーン「(良い目をしてやがるこうゆう所は両親の遺伝だな)ユーノはじめろ!ツナがスタミナ切れ起こす前にアイツを何とかするぞ!」

 

ユーノ「は、はい!」

 

なのは「待ってて、必ず助けるから。」

 

決意を込めた目をツナに向けながらなのはは呟く。

 

不屈の翼は今羽ばたく。

 

ーツナ視点ー

 

ツナは内心少し焦っていた、怪物の実力は大した事ないが再生能力が厄介だからだ。

 

超ツナ(このままではジリ貧だ、こうなったら「ナッツ」の能力でヤツを石化させるか、いや「ナッツ」でもコイツの全身を石にするには時間が掛かるし、「ナッツ」がヤツの標的にされかねない。)

 

一か八かヤツを空中まで運びそこで大技をやろうと考えたがあの大技は時間が掛かる上にヤツが大人しくしているはずもないのでできないと判断した、他に方法がないか考えながら怪物の攻撃をかわしていたツナだが突然。

 

超ツナ「!?」

 

リボーンと少女がいた所で桃色の光が輝いた!

 

超ツナ「なんだ?」

 

怪物「!?」

 

ツナも怪物も突然の光に驚き戦闘をストップし、光の地点を見るとそこには、白いドレスを纏い赤い宝石が付いた杖を持った少女がいた!

 

超ツナ「あの子は!?」

 

ツナは驚いたさっき怪物に襲われそうだった少女が突然変身したのだ。少女はツナに向かって叫ぶ。

 

なのは「あの怪物さんの動きを封じてくださーーい!」

 

超ツナ「何?」

 

なのは「あの怪物さんにはコアがあります!そのコアを封印すれば怪物さんを止められます!」

 

少女の言葉に嘘偽りがない事を「直感」したツナは静かに頷き、怪物の周辺を旋回する。

 

超ツナ「X(イクス)・ストリーム!」

 

オレンジ色の炎の竜巻を巻き起こし怪物の身体を焼き付くすツナ、竜巻が止むとボロボロの状態だが何とか再生しようとする怪物の姿があった、ツナはなのはのそばに着地すると静かに言う。

 

超ツナ「今だ」

 

炎の竜巻に見惚れていたなのははツナの言葉に我に返り杖を怪物に向け叫ぶ。

 

なのは「レイジング・ハート!!」

 

L・H「封印」

 

杖から電子声と光の魔方陣が現れるとピンクのりぼんが怪物にまとわりつき怪物の姿は消滅し、光る宝石だけが残り杖の中に吸い込まれていく。

 

L・H「封印完了」

 

杖の言葉と共になのはの姿は白いドレスから私服に変わった、なのははふーと息を吐いた。

 

なのは「良かった~、何とかなったの」

 

ツナ「君、大丈夫?どこか怪我してない?」

 

ツナは超状態を解除し、なのはに怪我はないか聞く。

 

なのは「あ、はい大丈夫です。・・・あの~さっきのお兄さんですよね?」

 

戦っていた時の凛々しい姿から気弱そうだが優しい顔をした少年になのはは同一人物なのか聞く。ツナは苦笑いを浮かべ。

 

ツナ「あぁ、オレ戦っている時、性格変わるんだ、自分では自覚ないけど。」

 

なのは「そうなんですか?」

 

リボーン「今のコイツの姿が本来のコイツだ、見るからにダメっぽさが出てるだろ。(ニヤニヤ)」

 

二人のそばまで歩いてきたリボーンとユーノ。

 

ツナ「なんだよリボーン!そんな言い方ないだろ!」

 

リボーンに怒るツナ、だがリボーンは何処吹く風の態度、ギャーギャー言い合う(ツナが一方的に)二人を見ながらなのはは思う。

 

なのは(さっきの姿はカッコ良かったけどなんか近寄りがたい雰囲気があったな~、こっちの優しそうな姿の方が、って私何考えてるの‼)

 

ユーノ「なのは、どうしたの?顔が赤いよ?」

 

なのは「な、何でもないの!ユーノ君!!」

 

そうと言うユーノだがツナが自分を凝視している姿が目にはいる。

 

ユーノ「何ですか?」

 

ワナワナと震えながらツナはユーノを指差し。

 

ツナ「イ、イ、イタチが喋ってるーーーーーーー!!!!!」

 

忘れていたがツナだけはユーノが喋る事に今気づいたのだ。だがユーノは別の部分をツッコム

 

ユーノ「イタチじゃありません!」

 

リボーン「やはりオコジョか」

 

ユーノ「オコジョでもありません!」

 

なのは「やっぱりフェレットさんなの!」

 

ユーノ「違うってもう!ん」

 

ツッコミ疲れたユーノは何かの音に気づく、他の三人もなんの音なのか聞き耳を立てるが。

 

なのは「あの~、この音って・・・。」

 

ツナ「パトカーのサイレンだよね?」

 

リボーン「そりゃ、あれだけ派手な音と炎の竜巻とピンクの光が起こればパトカー位くるな」

 

リボーン以外は顔を青ざめて慌てる、何しろこんな夜中に赤ん坊と小学生と中学生が歩いているのだ、補導されるのは間違い無し。

 

なのは「ど、ど、どうしよう⁉お巡りさんに捕まっちゃう‼」

 

ユーノ「お、お、落ち、落ち着いてなのは!!」

 

ツナ「リボーン!ど、どうすんだよ⁉」

 

リボーン「ツナ、ソイツ(なのは)の家に行くぞ、元々ソイツの家に行くつもりだったしな。」

 

ツナ「え?この子がリボーンの知り合い?」

 

リボーン「その知り合いの娘だ、ほらとっとと行くぞ、警察に捕まると面倒だ」

 

ユーノを抱き上げツナの肩に乗るリボーン。

 

ツナ「う、うん、よしじゃ行こう。」

 

なのは「ニャア!?」

 

いきなりなのはをお姫さま抱っこで走るツナ。

 

なのは「あ、あのあの!?(顔真っ赤)」

 

ツナ「道案内よろしくね、えっと「なのはです!高町なのはです!」なのはちゃん(ニコッ)」

 

なのは「は、はい~(ポ~)」

 

シュンと大人しくなるなのは、そのようすをニヤニヤ笑うリボーンとなのはの状態を見ていたユーノ。

 

リボーン(いきなりお姫さま抱っことはやるなツナ)

 

ユーノ(もしかしてなのはって)

 

なのはの家まで走って行くツナ達、その頭上にある夜空の星々は一段と美しく輝いていた。

 

この出会いを祝福するかのように。

 

 




思った以上に長文になったかも、だが悔いはない!

次回のなのは編を終わらせたら、フェイト編とはやて編をやりますからお楽しみに~。

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