今年もこのような駄文に目を向けて頂き誠にありがとうございます。本年も「かてきょーリリカルREBORN」をよろしくお願いいたします。
ー温泉宿ー
海鳴の郊外の山にある温泉に旅行にやって来た高町家となのはの友達のアリサ&すずかそして恭也の恋人ですずかの姉の「月村忍」も同行し、一同は温泉宿に入ると先に来ていたツナ達ボンゴレファミリー+αと合流したが。
「ぐぴゃぁぁぁ~~!」
「ちょっとそこのあんた!何こんな小さい子を泣かせてんのよ!」
「そうですよ獄寺さん!ランボちゃんを泣かすなんてハルが許しません!」
「うるせぇ!せっかく十代目の為に買ってきた菓子類をこのアホ牛が盗み食いしたからだろうが!しかも完食しやがって!」
「ご、獄寺君落ち着いて、ランボだって悪気は・・・多分なかったと思うし」
「まぁまぁ獄寺」
「極限に落ち着かんか!」
「ハルちゃんも落ち着いて」
「アリサちゃん、抑えて抑えて」
(うわ~、大変な事に)
「どうどうアリサちゃん」
「どうどうってわたしゃ馬か!」
「牛の子大丈夫?」
「ランボも悪い!」
「ランボが皆のお菓子を食べちゃうからだよ」
着いた早々早速ランボが悪さをして獄寺からお仕置きをされたのだが、それを見たアリサがハルと一緒に獄寺を糾弾し売り言葉に買い言葉で獄寺と口喧嘩をはじめツナ・山本・了平は獄寺を抑え、京子はハルを抑え、アリサはすずかとなのはが抑えていた(ユーノはなのはの肩に乗っていた)、泣きじゃくるランボはクローム・イーピン・フウ太が宥めていた。
「やれやれ、着いた早々に賑やかになったな」
「まぁそう言ってやるな、アリサとすずかも結構打ち解けてるぞ」
「いつもこんなに賑やかなの?」
「えぇ、大概賑やかね」
「うふふ、皆すっかり仲良しね」
リボーンと保護者一同は呆れや微笑ましさで見つめていた。
「ふ~ん、あの人が恭也の初恋の人の「奈々」さんね」
「し、忍!何故その事を!?」
「美由紀ちゃんに教えてもらったの♪」
「美由紀~!」
「あ、あはは、ごめ~んつい口が」
ツナに素っ気ない態度を取っていた恭也の理由は初恋の人の息子に対する複雑な感情の裏返しだった。
お互いに自己紹介が終わり(獄寺とアリサは火花を散らせてたが)一同は早速温泉に入ろうとしたがユーノはツナ達と男湯に行こうとし、女性陣と一悶着があったがユーノはツナに必死に頼み込みツナとリボーンが女性陣を説得し男湯に行けるようになった。士郎と恭也を獄寺達と先に男湯に行かせながら(獄寺は今度は恭也と火花を散らせ)ユーノと小声で会話をしていた。
「ありがとうございますツナさん、リボーンさん、あのまま女湯に入ってたら僕は何か大切なものを失ってました」
「良いよユーノ、あんなに必死な目をされたらね」
「俺は女湯に行かせた方が面白いと思ったがな」
「リボーンさん勘弁してください」
「まぁこれで京子の裸を見ずにすんだな」
「(ぴく!)き、京子ちゃんの裸///」
「(ぴく!)き、京子さんの裸///」
顔を赤くしてオタオタする二人をリボーンはニヤニヤと笑うリボーンであった。
だが次の瞬間後ろから声が。
「ツナ君?」
聞き覚えのある声に振り向くツナが見たのは。
「え、炎真!」
なんとそこには現在敵の位置にいる炎真がいた。しかも浴衣姿で。
「来てたのか?」
「うん」
「他のファミリーの人達は?」
「今は皆で卓球大会してる」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
お互いに無言だが相手の目をしっかりと見つめるツナと炎真
(リ、リボーンさん)
(黙ってろユーノ、此処で騒ぎを起こすほど炎真はバカじゃないツナに任せておけ)
小声で話すリボーンとユーノ、そして炎真が口を開いた。
「あのさツナ君」
「何?炎真」
「僕はフェイトちゃんの力になりたい、フェイトちゃんはお母さんの為にジュエルシードを集めているんだ、僕はその手助けをしたいんだ。」
(そんな!ジュエルシードは危険なンギャ!)
(黙ってろ)
思わず声を出しそうになったユーノを押さえるリボーン、ツナも炎真に話す。
「俺もなのはちゃんの手助けをしたい、なのはちゃんは一人でもジュエルシードを集めようとしているんだ。炎真、君がフェイトっての力になりたいように俺もなのはちゃんの力になってあげたいんだ」
「うんでもこの前みたいに僕達が戦うとまた「奴等」が」
(確かにな前にコイツら戦っているとき「アイツら」が出てくる黒い渦が出ていた、あの時は戦いがすぐに終わったから「アイツら」もすぐに消えたが・・・)
リボーンも「奴等」の恐ろしさを知っているが故にまた以前のような事が起きないか警戒していた。
「だったらお前らが戦わないようにすりゃ良いじゃねえか?」
「リボーン?」
「確かにお前らが戦うと「アイツら」がしゃしゃり出てくる可能性が高い、只でさえジュエルシード集めは大変なのに「アイツら」まで関わってくると余計ややこしい事になるそこでだ。ツナ、炎真、お前らシモンファミリーとツナ達ボンゴレファミリーはなのはとフェイトって奴の手に負えなくなった事態にだけ手助けするようにしたらどうだ?」
「「え?」」
「ツナ、お前は炎真達がなのはを傷付けるのが心配だからなのはの手助けをするんだろう?」
「あ、あぁ」
「炎真、お前はフェイトが心配だから手助けするんだろう?」
「う、うん」
「だがお前らが戦うのは本意じゃない、ならお前らが手助けするのはあの二人の手に負えなくなる事態になった時だ。もしなのはとフェイトが戦う事になってもお前らは手助けなしだ」
「で、でもリボーン・・・」
「ツナ、なのはの言った言葉を思い出せ。」
「あ」
はじめてフェイト達と出会った日の帰り道でなのはの言葉を思い出すツナ。
『私、あの子とちゃんと話がしたいんです。』
その言葉を思い出したツナは何かを決めた顔になり炎真に向けて話す。
「炎真、俺もなのはちゃん達が戦ったら手出ししないようにしようと思う」
「ツナ君」
「なのはちゃんはフェイトって子とちゃんと話がしたいんだ。拳でも魔法でも何でもいい、お互いに本気でぶつからないと解り合えないんだ、俺達がそうだったように」
「!」
その言葉に炎真もハッとなった、自分達も誤解やすれ違いや「ある男」の陰謀でお互い敵同士になったが本気でぶつかり合って和解する事ができた。なら彼女達もと思い炎真は。
「できるかな?フェイトちゃんって不器用な所があるから」
「なのはちゃんも結構不器用だよ」
「なら大丈夫だな、アイツらはお前らよりしっかりしてるしな」
ハハッと少し笑いあった二人。
「炎真、君が此処にいるって事は」
「うん、ジュエルシードもこの近くにあるよ。今は皆で少しの間の旅行を楽しんでるところ」
「分かった、俺達も少ししたら捜索するよ」
「じゃ僕達はもう少し旅行を楽しむよ」
「うん、それじゃ」
「またね」
そしてお互いに背を向けて歩き出す二人だった。
「リボーン、これで良かったんだよな」
「さあな」
「さあなって」
「取り敢えず、炎真となのはが戦う事が回避されたことを喜んどけ、ユーノも納得しただろう?」
「はい、僕もあの人が強いと言う事は前に理解しましたから」(僕達の魔法を覆すほどの人達がいる世界、「管理局」はこの世界の事を知らないのか?)
風呂場に到着したツナ達、だがそこでは。
「ぐひゃはははは!ランボさんのシャンプー攻撃だもんね!」
「ランボ!やめてよ!」
「このアホ牛が!!」
「うわスゲェ!温泉が泡風呂になった!」
「これでは泳げんではないか!」
「イヤ、泳ぐなよ!どうするんだこれ!」
「皆!すぐに泡を掬い上げるんだ!」
カオスになっていた。
「「「・・・・・・・・・・・・」」」
「ツナ、逝ってこい」
「字が違うだろソレ!」
「ツナさん、グッドラックです」
「ウソ~ん」
温泉でリフレッシュするはずが逆に疲れてしまったツナであった。
ーオマケ シモンの卓球ー
「ただいま」
卓球場に戻った炎真はそこで見たものは
「結局お前のせいで負けたではないかジュリー!!」
「なにいってやがる、お前がアーデルの揺れる胸やフェイトちゃんのスリットに鼻血を出したからだろうがよ」
「二人とも喧嘩はだめだよ~」
「たくっコイツらはよ」
「次は私しとっぴちゃんとアルフのペアとアーデルとフェイトちゃんのペアで決勝♪勝ち上がったアルフを抱きしめスリスリ♪」
「ぎゃあ!やめろよしとっぴちゃん!」
「フェイトちゃん、今のスマッシュ悪くなかったわよ」
「あ、ありがとう、アーデルさん」
かなり楽しんでいた。さっきまでツナ達と結構シリアルしていた炎真も思わず笑ってしまった。
「あ、炎真!」
自分に気付き近づいてくる少女の笑顔を見ながら炎真は思う。
(必ず守るよフェイトちゃん、以前フェイトちゃん達が言っていた「管理局」が相手だろうと守って見せる「真美」の時見たいにはさせない!)
人知れず炎真は決意の炎を強くするのだった
今回此処まで。次回までの構想はできてるのだか文章に纏められるか不安です!文才please!