今日は凍結されに宝瓶宮に行く日です。師匠(?)の魔鈴さんの所にカミュが「私も星矢に指導する事にした」って伝えたとき「あ、はい」と2つ返事で快諾だったよ。後で「お前一体何してるんだい?」と聞かれたから、グレートホーンでぶっ飛ばされたりダイヤモンドダストで氷漬けにされてるって答えたら、ドン引きされた。解せぬ。
魔鈴さんマジ優しいので「もう午前中も自主訓練でいいよ」と完全に何もしてくれなくなったので、黄金聖闘士に「自主訓練増えたわー」と口が滑ってしまった結果、なら暇な日は一日中相手をしてやろうと言われました。ヤメテクダサイシンデシマイマス。
アルデバランに修行を付けてもらうのは無人の白羊宮を通るだけだったが、カミュ相手だとそうはいかないので、二人に連れられて黄金聖闘士全員に挨拶周りをしました。なんかみんな「ほう...お前か」みたいな反応なんですが、貴方達なんか余計な事言ってませんかねぇ?
「こんにちはー。星矢です。宝瓶宮まで行きたいので通りますねー」
「...待て」
あれ?いつも無言で通してくれるのに。
「お前に一度聞きたい事があった」
「どうしたのさ?ミロ?」
ミロはカミュと仲が良い。たまに宝瓶宮に行くとミロも居たりする。まぁ氷漬けにされてるのを見てるだけなんですがね。
「お前は何故強くなろうとしている?何故アルデバランにカミュまで師と仰ぎ学んでいるのだ」
「あー、二人に指導受けてるのは、成り行きって言うか偶然なんだけど...強くなりたい理由ね」
原作通り死にたくないからです本当に私欲です。
「...俺さ、まだ(青銅)聖闘士には実力が足りないのは分かってるけど、わがままだからさ。守りたいんだよ」
「...何をだ?」
「(主に自分の命とか)仲間を。そしてアテナを。指導してくれてる魔鈴さんもアルデバランも、カミュも。欲張りだからみんな守りたい!」
「フッ聖闘士にもなってないヒヨッコ同然のお前が黄金聖闘士も守りたいだと?」
あれ?なんか触れちゃいけないとこ触れた?だって...アルデバラン冥界編でほぼ出番無く死んでしまうんだぜ?こんなに世話になってるのに。死んで欲しくないんだよ。冥界編で黄金聖闘士みんな死ぬのは分かってるし、嘆きの壁を破壊するにはそれしかないのは分かってるんだけど。
「よし、決めた」
「いやそれはヤメテクダサイ」
「ん?まだ何も言っていないぞ?さぁ一緒にカミュの所に行こう」
やべぇ予感しかしねぇ。しかも大体当たるよね鬱だ死のう。なんか多分死んだような顔をしながらミロに引き摺られたんだろう。シュラが微妙な顔してこっち見てた。
「カミュよ!今日からこのミロも星矢に指導する事にした!」
「...何?」
「この星矢はな、候補生の分際で俺達黄金聖闘士も守りたいと抜かした。面白い。大体今更二人も三人も変わらんだろう」
「フッ」
フッじゃねぇよ助けてアルデバラーン!
「話は聞いたぞ!」
「アルデバラン!?」
え?このタイミング良すぎぃ!何故現れたし。何にせよ助けて!
「ミロから念話で既に聞いている」
「アルデバラン!じゃあ」
「星矢!お前の心意気、嬉しいぞ!お前に実力が伴うよう俺達がしっかり鍛えてやる!」
違うんですー。ミロまで加わったら今まで死ぬ確率50%くらいかなーだったのが70%くらいなるわまじで。しかも技が地味。これ重要。技が地味。
「このミロ、今まで何人か弟子を取ったが、全員深紅の衝撃には耐えられなかったのだ。お前は耐えて見せよ星矢。我がスカーレットニードルをな!」
「はっはっは!星矢は頑丈だからな!」
アルデバランお前そればっかやんか!やっぱ死ね!ミロがウキウキして笑顔が隠せてない。やべぇ笑顔で殺される。お前カミュは隠せてたぞ。なんかウキウキしてはいたけど。
「喰らえ!深紅の衝撃を!スカーレットニードル!」
「ぐわあああ」
痛すぎて降伏しますって言えずに14発撃ち込まれました。多分偶然死ななかっただけです。いや、死にかけてたのかな?目が覚めたら処女宮でシャカに小宇宙を送り込んで貰ってました。なんか三人めっちゃ焦ってた。
「馬鹿者!無理なら無理と言わんか!」とか言われたけど、痛すぎて喋れなかったんですって。あー立ち上がったのが悪かったのか。しかし根性があるとか、やはり志は本物だとか話し合ってる黄金聖闘士超怖い。
「フッ話は聞いたが君は面白いな」
え。シャカまでほんとヤメテ。
悪乗りは加速していく!
なんだこのUA多くね?と思ったらルーキー日間に初めて載ってた!感想や誤字報告に評価、本当にありがとうございます!
勢いだけで書いてるけどね!駄作でも完結させたほうがいいって誰か言ってたので、この感じで最後までやるつもりです