ときめき聖域学園メモリアル!第一話
「星矢ちゃーん!朝よー!起きなさーい!」
今日は聖域学園の入学式。星矢の幼なじみのペガサスクロスは星矢を起こしに星矢の家に来ていた。けど星矢はいくら呼び掛けても目を覚まさない。
「もう、しょうがないわね!えい!」
ドガアアアン
ペガサスクロスは自身のパンドラボックスを寝ている星矢に投げつけた!
「ぐわあああ!…あれ?ペガサス?」
「あれ?じゃないわよ星矢ちゃん!遅刻しちゃうわよ!もう、私先に行くから!」
身を翻し星矢の部屋から出ていくペガサスクロス。星矢は時計を見て青ざめた。
「やっべえ!遅刻だ!」
星矢は慌てて聖域学園のセイント科一年の制服である雑兵の服に着替え、用意してあったパンを口にくわえながら家から飛び出した。
「遅刻遅刻ー!」
まだ入学したての星矢はまだ音速で走る事が出来ない!このままでは遅刻してしまう!その時だった!
キキィー ドガアアアン
「ぐわあああ!」 セイヤダイーン
星矢は車に轢かれてしまった!いくらセイントと言えども体は人間と変わらない!音速や光速で動けて自身の発生させたソニックブームによる衝撃でまったくダメージを喰らわず、音速や光速で殴られてもネイマールがピッチで転げまわってるより痛くなさそうに立ち上がるくらいにしか人間と変わらないのだ!
「ちょっと君、大丈夫!?」
車の中から黄金に輝くクロスが慌てた様子で飛び出してきた。
「いてて…」
「あら?貴方…聖域学園の生徒?大丈夫?」
「あ、はい。…ケガは大丈夫みたいです。ちょっと車に轢かれただけだから」
「良かった。私は聖域学園三年のクロス科のサジタリアスよ。車に乗って?遅刻しちゃうわ」
「ありがとうございます…」
星矢はサジタリアスを見て綺麗なクロスだなと思った。クロスを前に強がりはしたが、やはり車に轢かれて少し痛かったので言葉に甘えて同乗させて貰うことにした。
「そう、貴方セイント科なのね。ふふ、セイント科は入学してからも競争が激しいわよ?」
「分かってます!でも俺、必ずセイントになってクロスを手に入れるんだ!」
「あらあら、じゃあ私も狙われちゃうのかな?」
「ええ!?」
「ふふ、冗談よ。頑張りなさい少年?」
「もう、サジタリアスさんったら」
そんな他愛の無い会話をしながら聖域学園に遅刻せず着く事が出来た。
「応援してるわ、頑張ってね星矢」
「はい、ありがとうございますサジタリアスさん!」
サジタリアスと別れ、自身がこれから過ごすセイント科の教室へ向かった。教室ではナルシスト金髪マザコン野郎や不細工なナルシストモヒカン野郎や似てないブラコン兄弟にドエムっぽい奴に熊を絞め殺す事だけが生き甲斐の奴など、なかなか個性的な連中ばかりでこれからの学園生活が少し不安になった。
入学式は特に何かあった訳でも無い。校長である城戸沙織という人が年齢多分同じくらいだなと思った事と同じクラスの邪武がその城戸沙織の馬の変わりを嬉しそうにこなしていたくらいである。
大丈夫かなこの学園。
その後うちのクラスの担任である魔鈴先生の挨拶が行われ、初日が終わった。
続く?
ノリで書いた。バレンタインだから。反省してない。続く?続かないと思う。