【完結】星矢になりました   作:しらいし

30 / 43
30.ヒルダとフレア

フレアと二人でワルハラ宮を目指してきゃっきゃうふふしながら歩いていると、ヒルダが六人の神闘士を連れて現れた。

 

「フレアよ!何故聖闘士などと一緒にいる!」

「お姉様!?お姉様!聞いて下さい!お姉様は間違っています!それに一緒にいるのは星矢さんですよ!」

「星矢?...う、頭が」

「ヒルダ様!ヒルダ様をワルハラ宮にお連れするのだ!」

「おーい!ヒルダー!」

「...なんだ?聖闘士」

「そのワルキューレの装束似合ってるよー!」

「うぅ...な、なんだ!頭が...割れそうだ!」

「早くヒルダ様をワルハラ宮に!アルドリッヒ!ミーメ!フェンリル!この場で奴を始末してフレア様をお連れするのだ!」

『はっ!』

 

ジークフリードの奴、相変わらず過保護にしてるな。ヒルダがちょっと行き過ぎてて怖がってる事を教えたら倒れそうな気もするけど。ヒルダの洗脳完璧じゃなさそうだったのは一安心かな。

 

「貴様が星矢だな!俺は」

「グレートホーン!」

「ぐわぁぁぁ」

「何!?アルドリッヒが一撃だと!?ちっ、このフェンリ」

「ただの腹パン!」

「ぐはぁっ」

「な、なんて奴...受けよこのミー」

「更にただの腹パン!」

「...無念」

 

 

「星矢さん、せめて最後まで言わせてあげても...」

「いや、時間勿体無いし」

 

これでオーディンサファイア4つだね。楽勝楽勝。

 

 

 

「フレア様!」

「ハーゲン!聞いてハーゲン!今のお姉様は普通じゃないの!」

「おのれ星矢!ヒルダ様だけでなくフレア様までたぶらかしよってぇぇぇ!」

 

おいハーゲン。命令無視してこっち来やがったな。まぁフレア大好きだろうからしょうがないね。ていうかフレアの話聞いてやれや。お前がちゃんとフレアの話聞いてやってたらちょっとは話違ったやろ。

 

「星矢!お前は許さない!受けよベータ星メラクのハーゲンの拳を!グレート・アーデント・プレッシャー!」

 

いやいやいやいや後ろにフレアいるのに炎の拳打つ?お前アニメで氷河と闘ってた時もやったな。積尸気開きしようかなと思ったけど、薔薇のせいで毒が充満してて冥界の入り口なのに既に地獄みたいになってたし、なんとなく爆発しそうな気が...ん?問題無いか。

 

「積尸気!」

「な、俺の拳が吸い込まれるだと!」

 

ていうかこんな雪原だと威力半減だろその技。アニメみたいに溶岩あるとこでやれ。わざわざそんなとこ行かないけど。

 

ボオオオオン

 

あっ。

 

やっぱり積尸気の穴の中で爆発音がした。俺は何も見てない。積尸気そっ閉じ。

 

とりあえずハーゲンに腹パンかまして気絶させ、オーディンサファイア剥ぎ取ろうとしたけど死んでなかったからか取れなかったので、神闘衣の一部ごと無理矢理剥ぎ取ってやった。フレアがハーゲンから拳を向けられた事にショックを受けてたので、この後めちゃくちゃ慰めた。ハーゲンざまぁ。




技すら使わなくなってきた?残当
いつもの星矢で書いてるほうも安心だわ

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。