鉄血の魔法少女オルフェンズ育成計画   作:露湖ろこ

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ルーラが好きです。
ルーラとスイムスイムのキャラソンのためだけにCD買いました。
あと16人の日常も買いました。
やっぱりルーラが好きです。
だけど今回の話はけっこうねむりんメインな感じがします。
あれれ~?おかしいな?なんでだろう?
でもねむりんも好きだからこれでいいかって感じですね、はい。



妬心の渦中でルール変更のお知らせ

 木王早苗は鉄華団に何故入ろうと思ったのか?

それは自分の価値が解る人間のいる場所だと知ったからだ。

初めてこの会社にやって来てオルガ・イツカと話をした時、ここは自分のことを田舎の名物社員として、イベントの時にだけ頼りにするような場所ではないと確信できた。

そして、初めてこの会社に来た時から二日ほど後にもう一度ここを訪れた時に一つ問題点を見つけ改善策をオルガに提案をした。

するとオルガは早苗の言葉にしっかりと耳を貸し、改善しようと言った。

オルガの話によればここでは会社に貢献すればするほど、それに見合った報酬が与えられる。

家族のために頑張っているのならそれなりの報酬がないといけないと言っていた。

オルガの言う家族がどんなものなのか理解はできなかったが、ここでなら自分を生かすことができる。

そして早苗は鉄華団の面接を受けた。

面接から三日後、鉄華団から採用の通知が届いた。

来週の月曜日から自分の新しい生活が始まり、やっと認められる。

自分一人しかいない部屋の中でそう思いながら早苗はマジカルフォンを取り出すとチャットルームに集合しろとファブからのメッセージが届いていた。

 

 

 

 今日ファブが言ったことによれば、18人いた魔法少女の内、グレイズという魔法少女が事件に巻き込まれ死亡しこの週の脱落者はでなかった。

あのままのランキングでいくのなら最下位は自分で脱落するのは自分だったと少し安心しながらも複雑な気持ちに三条合歓はなっていた。

だか明日、合歓はついに就職することを決意し現在急成長中の鉄華団の面接を受けることにした。

止まっていた時計がまた動き出すように合歓の人生もまた動き出す。

そうすれば今までのような生活には戻れなくなるかもしれない。

合歓の母が部屋に入って来て言った。

「合歓、まだ起きてるの?明日面接でしょ?早く寝なさい」

合歓は軽く返事をし母が部屋から出た後、手元に置いていたマジカルフォンを掴み、魔法少女に変身をする。

「ニート辞める前に最後に仕事をしておこうかな?」

そう言って合歓が変身した魔法少女、ねむりんは様々な夢の中から面白そうな夢を探す。

一人の少女がお姫様を見つめている夢だった。

その少女はお姫様の従者になりたいと言っていたが、ねむりんはあなたがお姫様になればいいと言った。

その言葉に私がお姫様になれるのか?と言う返事を少女はした。

ねむりんはその少女に「女の子は誰でもお姫様候補なのさ」と言った。

とてもいいことをした、そう思いねむりんはそろそろ自分も寝ようと思いその少女の夢から出て変身を解き就寝する。

 次の日の月曜日、合歓は魔法少女の姿ではなく人間の姿でこの鉄華団のビルにやって来た。

自分の面接の順番を待っている時、隣に居た木王早苗と話した。

「面接ってなんだか緊張しますね」

「そうですか?」

「なんだか学校で自分のテストの成績を見る前の時みたいに緊張します」

「ごめんなさい。私それはちょっとわからないです」

「勉強とかはお得意なんですか?」

「まぁ一応」

「いいですね羨ましいです」

「そうでか」

合歓と早苗は面接の順番が回ってくるまでそんなたわいもない話をした。

合歓が今回初めての面接だということ、早苗は前一流企業に勤めていたこと、魔法少女育成計画をやっているということ、色々な話をした。

そんな話をしながら楽しいと感じ合歓はこんな人と一緒に仕事が出来たらいいなと思う。

そして、自分の一つ前のハッシュ・ミディが面接を終えて扉を開けて退室するのを見ると合歓は「じゃあ私面接受けてきますね」と言って席を立ち面接に挑む。

 それから三日後に採用の通知が届いた。

その喜びに浸りながらふとマジカルフォンを取り出すとファブからチャットルームに集合しろとメッセージが届いていた。

 

 

ここはとある森の廃屋の中。

森の音楽家クラムベリーはピアノを弾きながらファブと話している。

「なぁどうする?ポン。やつら協力して全員生き残ろうとしてるぜ?ポン。こんなんじゃ面白くねぇ・・・ポン」

普段の口調とは全く違う話し方で語尾のポンは完全に添えるだけとなっている。

「そうですね。これでは面白くありませんね」

クラムベリーはそう言ってから少し考えてまた言った。

「ではギャラルホルンを吹きラグナロクを始めましょう。今いる魔法少女と戦わせるための魔法少女を集めましょう」

「わかったポン。何でも構わないポン!目茶苦茶にしてくれれば!ポン」

そう言ってファブは姿を消す。

クラムベリーはピアノを弾き終わりふと窓の外に目を向ける。

そしてふふと笑い「面白くなりそうですね」と呟いた。

 

 

「なぁガエリオ、鉄華団がテイワズと繋がっているという話しについてどう思う?」

現場に向かうパトカーの中警察官であるマクギリス・ファリドは同僚であり親友のガエリオ・ボードウィンに尋ねた。

「あぁ俺も鉄華団とテイワズは繋がっていると思う。鉄華団を支援しているエウロ・エレクトロニクス社は裏でテイワズと繋がっているらしいからな」

「やはり君もそう思うか。ではエウロ・エレクトロニクス社と同じく鉄華団を支援しているアドモス商会もテイワズと繋がっているのだろうか?」

「さぁな?だが一時期アドモス商会と協力関係にあったテラ・リベリオニスはテロ組織夜明けの地平線団と繋がっていたそうじゃないか」

「まったく社会の腐敗ここに極まりだな」

「あぁ全くだ」

「本件の被害者はどうやらテイワズと対立をしていた組だったらしいな」

マクギリスとガエリオが話をしていると被害者の谷岡の家に到着した。

現場には先に何人かの警官が到着していた。

その中には親友の一人カルタ・イシューもいる。

「来たわねマクギリス、それと」

カルタが途中まで言いかけたところでガエリオが「あぁ被害者はどんな感じだ?」と質問した。

「被害者は谷岡純一と娘の谷岡香苗、それと数人の男性。娘の谷岡香苗は何か鈍器のような物で殴られた後に銃を3発撃たれ死亡しているわ。だけど不可解なのは谷岡香苗だけ鈍器で殴られているということよ」

カルタは被害者について説明した後に自身が不可解に思ったことについても話した。

「よくもまぁこんな真夜中に銃なんか撃てたな」

「だが、犯人は自分達に関する証拠を全く残していない。カルタ谷岡香苗の遺体の場所まで案内してけれないか?」

マクギリスはカルタに谷岡香苗の遺体の場所まで案内を頼んだ。

遺体の元へたどり着いたマクギリスはふと何かを感じた。

それは鈍器で殴られた跡が今日の昼、銀行立て篭もり事件の犯人達と同じような跡だということだった。

「まさかこれは魔法少女がやったって言うんじゃないだろうな?」

マクギリスの顔を見て何かを感じとったガエリオが少し呆れた様子でマクギリスに尋ねた。

「そのまさかだ」

ガエリオは額に手を当てやれやれだという風に首を振った。

 その後事件の犯人についての証拠を掴むことができずに捜査は行き詰まっていた。

そんな時休憩室で今人気の魔法少女育成計画をしながら駄弁っていたマクギリス、ガエリオ、カルタの三人の前に突然ファブが現れて本物の魔法少女に選ばれたと言った。

「最近は魔法少女達が魔力を使いすぎてどんどんとこの土地が蝕まれていってるポン。中では悪事をはたらく者もいて困ってるポン。だから魔法少女達を懲らしめてほしいポン!よろしくだポン、グリムゲルデ、キマリス、リッター」

三人は魔法少女になった、今も平和のために警察官として働いているが、これからは平和のために魔法少女としても活動することになった。

 

 

ファブに呼び出され三日月達、魔法少女はチャットルームに集まっていた。

「大変だポン!魔法少女を襲う魔法少女が現れたポン!みんなで協力してなんとか悪の魔法少女を懲らしめるポン!」

ファブのあまりに唐突な言葉に一同騒然とする。

チャットルームを解散した後に三日月とスノーホワイト、そしてラ・ピュセルはいつもの鉄塔に集まった。

そして先程のことについて話し合っている3人に一つの影が忍び寄る。

「お前達が、魔法少女か」




ここに来て現在の流れを完全に変更して(前からやってるような気もするが)戦闘路線にしていきます。
なんだかギャグ要素いれるつもりがあまり入っていなかったと思っていたのでファブに財団のあのセリフを喋らせました。

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