剣の帝の異世界冒険   作:アルクロ

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第三十五話「悪神の悪心」

あらすじ

ロキの足止めとしてリアスとその眷属達が名乗り出た、そして、その前に名乗り出ていたソーナとその眷属と共にロキの足止めに向かったリアス達が目にしたものはロキと殴り合いながら、高笑いをする剣帝だった

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~紫天の荒野~

 

剣帝「どうしたぁ?この程度かぁ?」

 

剣帝はロキを殴り続けている

 

ロキ「フッ、貴様こそこの程度で我を倒せると思っているのか?」

 

ロキは剣帝に殴られているのを気にも止めずに剣帝を殴り続けてる

 

剣帝(チッ、オイッ、魔力残量はどれ位だ、ドライグ!)

 

剣帝が体内に居るドライグにそう語り掛けると

 

ドライグ〈マズイな、俺の力だけでなく多くの魔力を消費して魔力の壁を作ったせいで殆ど無いぞ、このまま近距離で戦い続けるならばともかく、距離を開けられれば敗北は免れられないぞ〉

 

と返答が帰って来た

 

剣帝(やっぱりか…)

 

その返答を聞いてそう思いながら剣帝はロキを殴り続けていたが

 

ロキ「どうした?殴打の威力がさっきまでより落ちているぞ!それにどうやら息が上がっているようだな…フンッ!」

 

ロキはそう言い剣帝を殴り飛ばした

 

剣帝「しまっ!ぐはっ!!」

 

剣帝はロキはの殴打に対応出来ず、岩壁へ叩き付けられた

 

ロキ「あの方に創られたにしては貴様は随分と弱いな」

 

剣帝「ハァ…ハァ…黙り…やがれ…まだまだ…俺はやれる!」

 

剣帝はロキの発言に対して瓦礫から出て来ながらそう言い放った

 

ロキ「フンッ、その威勢が何処まで続くものか見物だな」

 

そう言いながらロキは大量の魔法弾を展開し、剣帝に向けて掃射した

 

剣帝「グフッ!…ガッ!…ウグッ!…グアァ!ち…畜生…」

 

剣帝は魔法弾に体を撃ち抜かれる度にうめき声を上げた

 

剣帝「ウグッ!…ハァ…ハァ…」

 

ロキの魔法弾が止んだ、剣帝はそれに合わせて残った魔力を手に集め爆炎の魔法弾を作り出した

 

ロキ「フッ、これだけ撃ち込んでもまだそんな事が出来る力が残っているとはな、ならばもう少し撃ち込むとするか」

 

ロキは剣帝が魔法弾を作っているのを確認すると再度魔法弾を大量に撃ち込み始める、そして、その内の一発が偶々剣帝の服の内側に仕込まれていた爆発性を有した武器に当たり、誘爆を引き起こした。その衝撃で剣帝の作った魔法弾は弾けた

 

剣帝「しまった!グアッ!」

 

ロキ「フッ、フフッ、フハハハハッ!弱い!やはり如何にあの方に創られたとはいえ所詮は元人間か、弱過ぎるぞ!」

 

ロキはそう笑いながら言いつつ、剣帝に近付いた

 

ロキ「どうした?近付いてやったぞ?殴りかかってはどうだ?」

 

ロキはそう言ったが、剣帝は殴れなかった、否、殴る事が不可能となっていた、何故ならば

 

ロキ「殴れる訳が無いか、両腕ともが吹き飛んでいるからな」

 

剣帝の腕はおろか肩から先が全て無くなっていた

 

剣帝「ウッ…ガッ…グッ…」

 

ロキ「まだ息はあるようだな、それにしても、この焼け跡からも見て取れるが己の武器の誘爆で腕が消し飛んだ様だな、これは傑作だ!己の武器で消し飛ばすようなヘマをやる様な輩が居ようとはな!」

 

ロキはそう言いながら剣帝を見下ろしつつ更に笑い始める

 

剣帝「まだ…終わってない……ぞ」

 

剣帝はロキの方を見据えながら魔法弾を再度生成しはじめた

 

ロキ「ほぉ?」

 

ドライグ〈辞めろ剣帝!死ぬ気か!〉

 

剣帝(ロキを倒せるなら死のうが問題はない!)

 

ロキ「撃たせると思ったか?雑魚が」

 

ロキは剣帝の行動を見て一瞬笑みを浮かべ、剣帝の胸、心臓付近を小さな魔力弾で撃ち抜いた

 

剣帝「グフッ……………」

 

剣帝は打ちぬかれた瞬間に口から血を吐きながら、絶命した

 

ロキ「フッ、所詮は雑魚、我の敵ではなかったな」

 

ロキはそう言いながら剣帝に背を向け、後から来たソーナ達の方向を向いた

 

ロキ「さぁ、掛かって来るが良い雑魚ども、さっき殺した男のようにお前達も一人残らず殺してくれる」

 

リアス達は戦闘態勢に入った、とある一命を除いて

 

リアス「ソーナ!早く身構えなさい!ロキが来るわ!」

 

リアスがそうソーナに向けて言い放ったが

 

ソーナ「嫌…剣帝様が死ぬだなんて…嫌…嫌…嫌ァァァァ!!剣帝様ぁぁ!!」

 

ソーナは泣き叫びリアスの声は届いていない様子だった

 

リアス(今のソーナの精神状況では戦闘は無理そうね、なら!)

 

リアス「ロキは私と私の下僕達でやるから貴方達はソーナを守っていてあげなさい!」

 

リアスは匙と椿にそう言ったが

 

ソーナ「私は貴方を許さない!剣帝様の仇!貴方は私が倒す!!」

 

ソーナはロキに向かって行ってしまった

 

リアス「あっ!待ちなさいソーナ!」

 

リアスはソーナを追いかけ止めようとしたが、相打ち覚悟で向かって行ったソーナに追い付けはしなかった

 

ロキ「ほぉ?次は貴様が我に向かってくるか、さっきの雑魚よりは楽しませよ?」

 

ロキはそう言いながら不敵な笑みを浮かべていた




よぉ!読者さん方よぉ、久し振りだな!無名さんだぜ!
っと早速今回の話について振り返らないとしばかれそうだけら、振り返るぜー……無駄にボコられたなぁ…まぁ、仕方無いか、弱くなってるし…まぁ良いや、今回は大雑把に行くとこんな感じだろ、そんじゃなー

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