犠牲者の多い幻想郷   作:海猿

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心が読める妖怪

さとり「皆さんは心、読みたいですか?」

 

 

 

さとり「今回のお話は心が読める故に心を閉ざしてしまった女の子のお話……」

 

 

 

さとり「ってコレじゃあ主人公がこいしになるじゃない!!」

 

 

 

さとり「この設定じゃ駄目ね……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さとり「皆さんは心、読みたいですか?」

 

 

 

さとり「心を読むならさとり心理術!」

 

 

 

さとり「今ならさとりの『心の読み方100選』税込み8800円!」

 

 

 

さとり「って高いわ!!」

 

 

 

さとり「……」

 

 

 

さとり「どうしましょう……何すれば良いのか全くわからないわ」

 

 

 

さとり「もう、一人でノリツッコミなんて狂気の沙汰じゃない……」

 

 

 

さとり「主人公になったものの何をすれば良いか分からないなんて……」

 

 

 

さとり「やっぱり、私に主人公の資格なんて無いんじゃ……」

 

 

 

???「諦めたらそこで試合終了だよ――」

 

 

 

さとり「…!安西せんせ――」

 

 

 

???「When you give up, that's when the game is over.」

 

 

 

さとり「!?」

 

 

 

???「???? ????? ?????? ??? ????? ????????」

 

 

 

さとり「!!?」

 

 

 

???「It Once rinunciare cui la fine del gioco」

 

 

 

さとり「……翻訳すんな!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さとり「ハッ!まただわ……」

 

 

 

さとり「いつの間にかギャグ方面へと誘われてしまう……」

 

 

 

さとり「私は、世にも奇○妙な物語みたいなシリアスな話にしたいのに……」

 

 

 

さとり「これ以上。作者の好きにはさせないわ!」

 

 

 

さとり「もう自分の小説の音読でもなんでもやってやるわよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さとり「みんな~さとりの読心教室始まるよ~」

 

 

 

さとり「………やめよ」

 

 

 

さとり「はぁ……なんでかしら」

 

 

 

さとり「私は覚妖怪……人からも妖怪からも恐れられていた存在……」

 

 

 

さとり「いつも一人だった。一人には慣れているはずなのに……」

 

 

 

さとり「私の心は何を求めてるのかしらね……」

 

 

 

さとり「自分の心も覗けたら良かったのに……」

 

 

 

さとり「心が覗けたら良い…なんて生まれて初めて思ったかも」

 

 

 

さとり「あれもこれも、全部一世が来てから……」

 

 

 

さとり「……ううん。こんな湿っぽい話はヤメましょう!」

 

 

 

さとり「せっかくの主人公回なんだから」

 

 

 

さとり「前回の予告も使わないとね」

 

 

 

さとり「監督・私 脚本・私 主演・私 の世にも奇妙な物語!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ―お燐猫になる―

 

 

 

さとり「お燐ーお燐ー?いないのー?」

 

 

 

お燐「にゃあ」

 

 

 

さとり「お燐。そんな所にいたのね。最近……」

 

 

 

お燐「フニャア!」ヒッカキ

 

 

 

さとり「!?」

 

 

 

さとり「お燐?」

 

 

 

お燐「フニャアゴ」

 

 

 

さとり「大変だわ……」

 

 

 

 

 

 

 

一世「ナ、ナンダッテー」

 

 

 

さとり「まだ何も言ってないわよ」

 

 

 

こいし「お姉ちゃんどうしたの?お燐抱えながら走ってきて……お燐凄い嫌がってるけど」

 

 

 

さとり「お燐が本当の猫になっちゃったのよ!」

 

 

 

こいし「え?」

 

 

 

一世「え?」

 

 

 

さとり「ホラ」

 

 

 

お燐「にゃ~」

 

 

 

一世「さとり……まだエイプリルフールじゃないぞ」

 

 

 

さとり「別にウソついてるわけじゃないわよ!!」

 

 

 

お燐「にゃんにゃん♪」

 

 

 

一世「文字だけ見るとちょっと痛い人に見えるけど……」

 

 

 

こいし「どうやら本当みたいだね……」

 

 

 

一世「……猫になられたらガチでアウトなんだけど」

 

 

 

こいし「なんで……ってそうか猫アレルギーだったね……」

 

 

 

さとり「そんなことより、お燐をどうするのよ」

 

 

 

一世「もう、猫として飼っていけば?」

 

 

 

さとり「……キャラ崩壊の斜め上を突き破っていくわね」

 

 

 

一世「じゃあ野生に帰す」

 

 

 

さとり「こんな地底で野生もクソも無いわよ」

 

 

 

一世「じゃあ………犬として扱う」

 

 

 

さとり「意味分かんないわよ!」

 

 

 

こいし「まず元に戻す前提で話してあげて!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さとり「……もう文字数1000超えたから終わっていいわよね?」

 

 

 

こいし「ここで!?ここまで書いといて続き無いの!?」

 

 

 

さとり「いや、続きは出来れば書きたくな――ゴホン。書きたいんだけどね……」

 

 

 

こいし「なんか言わなかった?」

 

 

 

さとり「このままだと、話は長くなるわ分割するにしても2~3話使うわ。だから……終わろかなって」

 

 

 

こいし「意味がわからないんだけど……」

 

 

 

さとり「つまり……一話に長い話を詰め込むのは好きじゃない。と言っても私のパートは一話限りって話だから……もう終わり!」

 

 

 

こいし「……まあお姉ちゃんが満足したなら良いけど」

 

 

 

こいし「でも本音はめんどくさくなったんだよね?」

 

 

 

さとり「次回はパルスィ回ね!」

 

 

 

こいし「おい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こいし「長かったね~今回の話」

 

 

 

さとり「そうね……」

 

 

 

さとり「……そうだ。こいし」

 

 

 

こいし「ん?どうかした?」

 

 

 

さとり「最近の私のキャラがぶっ壊れてるわよね」

 

 

 

こいし「……ソウダネ」

 

 

 

さとり「こんな姉だけど……これからもよろしくね、こいし」

 

 

 

こいし「……え?い、いきなりどうしたの!?」

 

 

 

さとり「ふふっ」

 

 

 

こいし「なになに!?恐いんだけど!」

 

 

 

さとり「恐いって何よ!」

 

 

 

こいし「あははは。ごめんごめん……こちらこそ、よろしくねお姉ちゃん!」

 

 

 

さとり「う、うん……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一世「(まだマイク切れてないって言わないでおこう……)」

 

 

 

 

 

 

 

 


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