兎海「明日が来るぞ!気をつけろ!」
観月「明日?明日って何かありましたか?」
新 「ウソだろ……まさか……」
豊 「そうか、明日か―――」
兎海「明日はついにバレンタインデーだッ!!」
次の日
兎海「……バレンタインデーです」
兎海「誰からチョコもらえるかな~」
豊 「現実見ろよ」
兎海「あべしっ!」
新 「……それならもう一人呼ぶべき人物が居るのでは無いのだろうか?」
兎海「そうだな。確かに呼んだのだが―――」
フゥハハハーハァー!!
兎海「な、なんだ!?」
観月「あ、あそこ!」
一世「おはようございます!!愚民どもぉ!」
兎海「な、なんだあのオーラはッ!!」
豊 「ちょ、チョコだ!アイツ。チョコを持っていやがる!!」
新 「ダニィ!!?」
一世「こいつはくせえッー!チョコ以下のにおいがプンプンするぜッーーーーッ!!」バァーン
兎海「そんな・・・!! あ・・・あの壁は・・・・・・ご・・・50m・・・だぞ・・・・・・」
新 「…………リア充だ」
観月「何してんすか?マジで」
一世「いや~困っちゃうよな~」
一世「まあ別にチョコは好きじゃないけど?もらえるってんなら貰いますよ?」
一世「あっはっはっはっは~」
兎海「パルパルパルパルパルパルパッルパルーーーー!!」
一世「おまいら、僕の勝ちだ」
新 「ヽ(゚∀゚)ノ パッル☆ヽ(゚∀゚)ノ パッル☆」
豊 「なんだか正気を取り戻してきた……」
一世「貴様は今まで貰ったチョコの枚数を覚えているのか?」
新 「2枚……俺は和食だ……(泣)」
豊 「毎年5つぐらいは貰えるから……80枚ぐらい?」
新 「( ゜Д゜)」
豊 「え……?」
新 「( ゜Д゜)」
一世「( ゜Д゜)」
新 「ま、まさか敵兵が潜んでいただとッ!!」
豊 「ちょ、ちょっと待てよ!俺はこの幻想郷で一枚もチョコなんて貰ってないぞ!!」
新 「そ、そうか。そうだよな!過去なんて関係ない!!大切なのは今現在だ!!」
新 「だから今の敵はお前だけだ!!」
一世「(この俺が今回貰ったのが初めてだというのに……私と同等だと……!?40倍だと……!?)」
兎海「笑えないなぁ?」
一世「ッ!?」
兎海「貴様は傲ったのだ。傲りすぎた……そのため反動が大きい……貴様の心の芯はブレブレだ」
兎海「(あとひと押しで勝てるッ!!)」
一世「そ、そういうお前はこれまで貰ったのがチョコの枚数を覚えているのか!?」
兎海「わ、私は和食はだぜ?」
一世「……」
兎海「こまけぇこたぁいいんだよ!!」
一世「……0?」
兎海「ぐっ……違うぞ、断じて!!」
兎海「1枚だッ」
一世「(゚∀゚)人(゚∀゚)ナカーマ」
兎海「くッ!!」返り討ち
新 「( ゚д゚)」
豊 「新!?新大丈夫か!?」
新 「( ゚д゚)」
豊 「へんじがない ただのしかばねのようだ」
観月「結局一人足らずまともなヤツがいないじゃないか」
一世「それが運命ならばそれに従うぜ」
新 「( ゚д゚)」
豊 「……誰か助けてやって」
兎海「混沌なり」
さとり「長いっ!三行で」
こいし「んな無茶な」
兎海「誰か チョコを ください!」
こいし「うわッ!?」