犠牲者の多い幻想郷   作:海猿

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犠牲者の多い幻想郷

紫 「どうかしたの?」

 

 

 

兎海「いや、これ見てください」

 

犠牲者の多い幻想郷

 

UA     1,845

 

お気に入り 7件

 

 

 

紫 「……それがどうかした?」

 

 

 

兎海「人気でねぇなぁって」

 

 

 

紫 「そりゃそうでしょ」

 

 

 

兎海「え?!」

 

 

 

紫 「だって面白くないし」

 

 

 

兎海「まって、いくら紫さんが言おうが何しようがただの自虐になっちゃうからヤメて」

 

 

 

紫 「…どうしたらいいのよ」

 

 

 

兎海「どうやったら人気が出るんでしょうね?」

 

 

 

紫 「……テコ入れする?」

 

 

 

兎海「ど、どの方向に?」

 

 

 

紫 「そうねぇ……バトルとか?」

 

 

 

兎海「バトル……かぁ」

 

 

 

兎海「今のところバトルシーンを文字だけで表現とか出来ない」

 

 

 

紫 「それじゃあ、ラブコメ」

 

 

 

兎海「嫌です」

 

 

 

紫 「なんでっ!?」

 

 

 

兎海「だって……」

 

 

 

兎海「今6人のオリ主が居るでしょ?」

 

 

 

兎海「ソイツらは全員自分のテリトリーで恋愛することになるじゃん?」

 

 

 

紫 「う、うん?」

 

 

 

兎海「たとえば、一世だったら地霊殿メンバーと、新だったら永遠亭+α」

 

 

 

紫 「なるほど」

 

 

 

兎海「そしたらパターンを辿ると……」

 

 

 

紫 「辿ると?」

 

 

 

兎海「兎海編のヒロインが紫さんになっちゃうじゃないですかー」

 

 

 

紫 「なっ!?」

 

 

 

兎海「だから俺勇儀さんが良い―――」

 

 

 

ドンッ

 

 

紫 「…………」

 

 

 

兎海「何でいきなり殴るんですか」

 

 

 

紫 「なんとなくよ―――なんとなく」

 

 

 

兎海「まぁ、そんな感じでラブコメは無し!!」

 

 

 

紫 「……なんか釈然としないけど」

 

 

 

紫 「それじゃあ、ミステリー!」

 

 

 

兎海「ミステリー……」

 

 

 

兎海「それじゃあ推理小説みたいな感じにするんですか?」

 

 

 

紫 「ええ」

 

 

 

兎海「それだと幻想郷メンバーから一人死人がでますよ?」

 

 

 

紫 「そうね……それなら」

 

 

 

兎海「それなら?」

 

 

 

紫 「頑張ってね」

 

 

 

兎海「へ?」

 

 

 

紫 「貴方は良い奴だったわ……」

 

 

 

兎海「ちょ、ちょっと」

 

 

 

紫 「一生忘れない……」

 

 

 

兎海「俺が死ぬの?」

 

 

 

紫 「違うのー?」

 

 

 

兎海「死んでたまるか!!」

 

 

 

紫 「別に良くない?」

 

 

 

兎海「よくない!!」

 

 

 

紫 「死んだら映姫様に会えるわよぉ?」

 

 

 

兎海「え、映姫さま……?」

 

 

 

紫 「ええ。勿論」

 

 

 

兎海「……そうか死ぬのも悪くない」

 

 

 

兎海「死んで霊化して新章突入ってことですね!」

 

 

 

紫 「ええ」

 

 

 

兎海「でも……」

 

 

 

紫 「でも?」

 

 

 

兎海「もうすでにそんなキャラのアイデアがあるんですよー!!」

 

 

 

紫 「……」

 

 

 

兎海「死んで幻想郷に来た男の話」

 

 

 

紫 「……」

 

 

 

兎海「そっからその男は映姫さまに―――」

 

 

 

紫 「おっと、ネタバレネタバレ」

 

 

 

兎海「おっと、危ない危ない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兎海「まあそんなわけで」

 

 

 

紫 「うん」

 

 

 

兎海「こんなマイペース×マイペースな『犠牲者の多い幻想郷』をこれからも宜しくね!」

 

 

 

紫 「よろしく~」

 

 

 

ちゃんちゃん

 

 

 




紫 「兎海?」



兎海「何でしょう」



紫 「ちょっと聞きたいんだけどさ」



兎海「私は勇儀さん一筋なんで、ごめんなさい」



紫 「別にそんなんじゃないわよ」



兎海「?」



紫 「貴方、この小説のストーリーの更新順って決まってるの?」



兎海「……そ、それにはお答えできません」



紫 「なんで?」



兎海「……適当だから」



紫 「はぁ……んなこったろうと思ったわ」



兎海「でも一つだけ決めてることがある!!」



紫 「?」



兎海「兎海編に手を付ける時は他のストーリーのネタが無くなった時です!」



紫 「え、じゃあ今回……」



兎海「書き溜めも無くなり……ネタも思い浮かず」



紫 「……」



兎海「ってことでネタが無くなったらまた紫さんに相談します!」



紫 「あくまで兎海編は閑話なのね…………本編に出たいわぁ」



兎海「だが断る」



紫 「!!」

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