観月「どう思ってるか――ですか？」
パチュリー「そうよ」
観月「うーん……妹とかですかね」
パチュリー「……主人でしょ？」
観月「ああ。そうでしたね」
パチュリー「…………はぁ、まあいいわ」
観月「あ。終わりですか」
パチュリー「ええ、もういいわよ」
観月「それじゃあこれで……失礼しました」ｶﾞﾁｬﾘ
パチュリー「まあ、そうでしょうね……」
１
レミリア「ロイヤルストレートフラッシュ」ﾊﾟｻｯ
観月「……フルハウス」ﾊﾟｻｯ
レミリア「勝った」ﾄﾞﾔｧ
観月「さっきからそれしかあがってないじゃないですか」
レミリア「ふふん、運命を操る私にポーカー勝負なんて片腹痛いわ」
観月「やろうっていい出したのレミリア――」
レミリア「それじゃあ、次は大富豪でもしましょうか！」
観月「……はいはい」
―――
――
―
観月「……でも、二人だと少々つまらないですね」ﾊﾟｻｯ
レミリア「そうねー。ババ抜きなんてどっちかJOKERもってるか丸わかりだし」ﾊﾟｻｯ
観月「そうですね」ﾊﾟｻｯ
レミリア「と、言っても……最近皆遊びに付き合ってくれないのよねぇ……」ﾊﾟｻｯ
観月「そうなんですか……あ、革命です」
レミリア「なぬ？！」
レミリア「今そんなことされたら――この鬼畜！！」
観月「勝てばよかろうなのですよ」
レミリア「ふっ、なんてね……革命返し！！」
観月「！？ まさか、そんな――」
観月「レミリア……これ裏の柄が明らかに違うんですけど」
レミリア「え？ いやいや、そんな訳ないじゃな、ない？」
観月「いや。さっき使ってたのは赤ですけど、これ青で――」
レミリア「ま、まあ百均のだしね！ それぐらい普通よ普通」
観月「百均に喧嘩売らないでください」
観月「まあ、いいですけど――革命」
レミリア「エエエ！？」
レミリア「ちょ、え！？ 革命2連続！？」
観月「イカサマじゃないですよ」
レミリア「な、なんで……なんで2連続で」
観月「ふふふ……」
レミリア「しかも、なんで私が出した9よりも高い数字で革命返せるのよ！！」
レミリア「じゃあ、最初の革命は強くなる方の数字から出していったって事なの！？」
レミリア「そんな不合理なことが……」
観月「ふっ、合理性はあくまでレミリアの世界でのルール……そんな縄じゃ俺は縛れないんですよ」
レミリア「っ……もう一回よ！！」
観月「はいはい」
レミリア「私のターンドロー！！」
観月「そんなことしてないでドロー4分早くとってください」
レミリア「クックック……そんな事言えるのもここまでよ――」
レミリア「喰らいなさい！ ドロー4！！」
観月「はいもう一枚」ﾄﾞﾛｰﾌｫｰ
レミリア「――――」
レミリア「のぉぉぉぉぉおおおおおおお！！！」
レミリア「チェーーーック！！」ｺﾞﾄﾝｯ
観月「はい」ｺﾄｯ
レミリア「む、こっちか」ｶﾀｯ
観月「……」ｺﾄｯ
レミリア「チェック！」ｺﾄｯ
観月「はい」ｶﾀｯ
レミリア「ふふっ……これで決めるわよ！ チェーック！！」
観月「はい、チェックメイト」
レミリア「ええっ、うそ！？」
レミリア「うぅ……」ｼﾞｰｯ
レミリア「――」
レミリア「ああ、本当だわぁ！！」
観月「これで9勝1敗ですね」
レミリア「くっ。まだよまだまだ！」
レミリア「次は――……」
レミリア「ポーカーよ！！」
観月「さて……１まで戻るっと……」
レミリア「ふっ。勝った、勝ったわ！！」
観月「おめでとうございます」
レミリア「ふふん。私を甘く見ないことね！」
観月「はいはい」
フラン「……あれ？ 二人共、何してるの？」
レミリア「あらフラン、起きたの？」
観月「あれから５０戦ずっとポーカーです」
フラン「あれから？」
レミリア「あ、あれからね……」
観月「あれからですねｗｗ」
フラン「？」