レミリア「困ったわ……」
観月「どうかしましたか?」
レミリア「最近ね……」
レミリア「お小遣いが少ないのよ」
観月「そうですか。それじゃあ」スタスタ
レミリア「ちょっとは関心を持ってよ!!」
観月「それで……?」
レミリア「お小遣いアップして欲しい」
観月「それは咲夜さんに言ってください」
レミリア「もうすでに言いました」
観月「……それで結果は」
レミリア「ゲンコツされた」
観月「どこぞの5才児みたいですね」
レミリア「どうにかしてお小遣いが増えないかなぁ~」チラッチラッ
観月「……美鈴さんからカツアゲしましょう」
レミリア「それだ!!!」
観月「(……冗談だったんですが)」
紅魔館→門前
レミリア「目がぁぁぁぁぁぁぁッ!!!目がぁぁぁあぁぁあぁぁぁああぁあぁぁぁぁぁぁッ!!!!」
観月「日傘を差さずに外に出るから……」
レミリア「ふぅ……死ぬかと思ったわ」
レミリア「それじゃあ行くわよ!!」
観月「はいはい……」
美鈴「ZZZ」
レミリア「ふふふ……寝てる寝てる……」
観月「(カツアゲなんてしなくても、このまま盗れるんじゃ……)」
レミリア「めーりん!」
美鈴「ZZz」
レミリア「美鈴!!」
美鈴「Zzz」
レミリア「うーん。起きないわね」
観月「美鈴さん起こす時はコレを使うんですよ」
ナイフ
レミリア「なるほど!それっ!!」
グサッ
美鈴「ぎゃっ!!はっ。咲夜さん!?いやコレは……ってあれ?」
レミリア「おはよう美鈴?」
美鈴「お、お嬢様?!何故ここに!?」
レミリア「ふふふ……貴方、今寝てたわよね」
美鈴「はっ。ゴメンナサイ!」
レミリア「私は別に良いのだけれど。咲夜に知られたらどうなるか……」
美鈴「ヒエッ。咲夜さんにだけはどうかご内密に……」
レミリア「ぐふふ……黙っていてほしければ……」
レミリア「……美鈴って給料貰ってないの?」
観月「みたいですね」
レミリア「まさか……紅魔館がここまでヤバイ状況だったとは……」
観月「この前、妹様が寺子屋全壊させましたし……」
レミリア「………こうなれば……最終手段」
観月「?」
紅魔館→里
レミリア「恵まれない子に愛の手を!!」
観月「(超最低な事してるー!!)」
慧音「お、募金活動か。いい心がけだな!」チャリン
観月「(ヤバイ。心が痛い)」
~~数時間後
レミリア「かなり溜まったわね!!」
観月「は……はい」
レミリア「……なんだか不服な顔ね」
観月「ま、まあ。こんな方法でお金を……ってか詐欺じゃぁ……」
レミリア「大丈夫!募金活動ってのは完璧に勝手にやっていいことなのよ!だから『私は貧乏なのでお金ください募金』でも良いのよ」
観月「完璧に恵まれない子に愛の手をって言ってましたよね」
レミリア「多分大丈夫!」
その後、楽勝でバレて里中を謝りに回ったそうです。
完
紅魔館
レミリア「うーうー」
^^募金箱^^
観月「……何してるんですか?」
レミリア「うーうー」
観月「なんですかこの箱」
レミリア「うーうー」
観月「」チャリン
レミリア「うー☆うー☆」
観月「……」
観月「(ネタが無いなら無いと言えばいいのに……)」