犠牲者の多い幻想郷   作:海猿

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395年組 レミリア先生

395年組 レミリアセンセー!!

 

 

 

ガラガラ

 

 

レミリア「おはよう」

 

 

 

フラン「あ、レミリア先生。おはようございまーす」

 

 

 

観月「おはようございます」

 

 

 

咲夜「お早う御座います」

 

 

 

小悪魔「Good morning」

 

 

 

美鈴「zZZZZzzzZZZZ」

 

 

 

レミリア「……パチュリーさんはまた風邪?」

 

 

 

咲夜「今日はインフルエンザらしいです」

 

 

 

レミリア「そ、そう……」

 

 

 

レミリア「んで……美鈴さんは」

 

 

 

咲夜「寝てます」

 

 

 

レミリア「咲夜さん、お願いできる?」

 

 

 

咲夜「はい」シュッ

 

 

 

美鈴「グハッ」

 

 

 

美鈴「い、イテテテ…‥」

 

 

 

美鈴「あれ?ここはどこ?私は誰?」

 

 

 

レミリア「……美鈴さん、変な言い訳は止めなさい」

 

 

 

美鈴「あれ、バレちゃいました?」

 

 

 

レミリア「その程度の演技で私を欺けるなんて思わないことね」

 

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

 

レミリア「……さてと、HRはじめましょうか」

 

 

 

咲夜「起立、礼、着席」

 

 

 

おはよーございまーす

 

 

 

レミリア「おはようございます」

 

 

 

――1時間目――国語

 

 

 

レミリア「そこで私のスカーレットシュートがピチューンと!」

 

 

 

咲夜「先生。その話は前聞きました」

 

 

 

レミリア「あら、そうだったかしら?」

 

 

 

レミリア「それじゃあ、私の幼きデーモンロードの幼虫が孵化した時の話でもしようかしら」

 

 

 

観月「授業をしてくださいよ……」

 

 

 

美鈴「zZZZzzzZZZZzzzZZZZ」

 

 

 

 

 

――2時間目――算数

 

 

 

レミリア「今回は特別講師を呼んでるわ」

 

 

 

フラン「特別講師?」

 

 

 

レミリア「そうよ、とても優秀な先生らしいからね」

 

 

 

観月「やっとちゃんとした授業を受けれるんですね」

 

 

 

レミリア「それじゃあ、お招きしましょう……」

 

ガラガラ

 

チルノ「みんなぁ~! チルノの算数――」

 

ガラガラッ

 

レミリア「……」

 

 

 

咲夜「せ、先生?」

 

 

 

レミリア「……さっきの話は無し」

 

 

 

観月「……」

 

 

 

美鈴「ZZZzzzZZZzzzZZZ」

 

 

 

 

 

――3時間目――社会

 

 

 

レミリア「話をしよう、あれは今から36万・・・いや、1万4000年前だったか、

     まぁいい、私にとってはつい昨日の出来事だが、君たちにとっては多分明日の出来事だ

     彼には72通りの名前があるから、なんて呼べばいいのか

     確か最初に会ったときは、ハクレック、そうあいつは最初から言う事を聞かなかった。

     私の言うとおりにしておけばな、まぁいいやつだったよ」

 

 

 

小悪魔「That's a lot of fun.Would you please be a guarantor if you do not mind」

 

 

 

美鈴「ZZzzzZZZZZzzzzZZZZZzぜっと」

 

 

 

咲夜「」シュッ

 

 

 

美鈴「グハッ!」

 

 

 

――神は言っている、ここで死ぬ運命ではないと――

 

キュィィィィン

 

咲夜「」シュッ

 

 

 

美鈴「…甘い!!」

 

 

 

咲夜「!?」

 

 

 

美鈴「ふふふ……何度もナイフを食らうような私じゃありませんよ」

 

 

 

咲夜「……いつからそれがナイフだと錯覚していた?」

 

 

 

美鈴「な、何……!?」

 

 

 

咲夜「シアーハートアタック」

 

  

ドッカーーン!!!

 

 

 

美鈴「ふ…不覚……」バタッ

 

 

 

観月「もう何が何だかわからない……」

 

 

 

 

――4時間目――理科

 

 

 

レミリア「芸術は爆発だー!!」

 

 

 

咲夜「おー!!」

 

 

 

レミリア「ニューヨークへ行きたいかー!」

 

 

 

咲夜「おーーー!!」

 

 

 

観月「美鈴さん? 美鈴さん!?」

 

 

 

美鈴「」チーン

 

 

 

観月「へんじがない。ただの しかばね のようだ。」

 

 

 

レミリア「それじゃあ『相対性理論』と『特殊相対性理論』の違いについて説明していきましょうか」

 

 

 

咲夜「はい!」

 

 

 

レミリア「まあ、簡単なことよね。1+1が2であるように相対性理論は平凡な感じ

     特殊相対性理論は1+1は10とか言ってる⑨のような感じよね」

 

 

 

咲夜「なるほど。勉強になります」カキカキ

 

 

 

観月「わからないなら話題に持ってこないでください」

 

 

 

 

 

――5時間目――体育

 

 

 

レミリア「よーし! ドッチボールするよー!!」

 

 

 

観月「先生、ドッ"ジ"ボールです」

 

 

 

レミリア「うるせえエビフライぶつけるぞ!」

 

 

 

観月「何だこいつ」

 

 

 

ドッジボール開始

 

  ピーッ

 

 

 

観月「なんで俺が審判なんですか」

 

 

 

レミリア「うるせえエビフライぶつけるぞ!」

 

 

 

観月「」

 

 

 

フラン「クランベリートラップ!!」シュッ

 

 

 

レミリア「甘いわよ!!」ガスッ

 

 

 

レミリア「あ……」

 

 ピーッ

 

観月「レミリア先生。OUT」

 

 

 

レミリア「……」

 

 

 

 

 

 

フラン「レーヴァテイン!!」シュッ

 

 

 

咲夜「その程度の弾速で私を倒せると思っていたのか!?」

 

 

 

咲夜「ザ・ワールドッ!!」

 

 

 

フラン「くっ! チョロチョロとよく避けるわね!」

 

 

 

咲夜「そんなお喋りをしている暇があるのですか?」

 

 

 

咲夜「殺人ドール!」

 

 

 

フラン「う、避けきれないっ!!」

 

 

 

どっかーん

 

 

 

フラン「ま、負けたわ……」

 

 

 

美鈴「……後は私だけですか」

 

 

 

咲夜「私と美鈴の一騎打ちね」

 

 

 

美鈴「……この1球で終わらせてあげますよ」

 

 

 

咲夜「……ふふふ、貴方の全てを私にぶつけてみなさい!」

 

 

 

美鈴「いきますよ! 咲夜さん!!」

 

 

 

咲夜「幻世「ザ・ワールド」!!」

 

 

 

美鈴「彩符「極彩颱風」!!」

 

 

 

レミリア「めーいりーん!! パース!!」

 

 

 

美鈴「えっ……」カス

 

ぽーんぽーん

 

咲夜「……」ボールキャッチ

 

 

 

美鈴「……」

 

 

 

観月「(空気読めよ)」

 

咲夜「(空気読めよ)」

 

美鈴「(空気読めよ)」

 

 

 

観月「結果。美鈴 レミリア 小悪魔 さんチームの勝利!」

 

 

 

レミリア「イェェェェェイ!!」

 

 

 

咲夜「負けたわ……流石ね美鈴」

 

 

 

美鈴「いやいや、咲夜さんも凄かったですよ」

 

 

 

咲夜「ふふふっ」

 

 

 

美鈴「あははは」

 

 

 

レミリア「こうして、彼女たちの青春の1ページに素晴らしい思い出が追加されましたとさ」

 

 

 

レミリア「おしまい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

観月「……以上がレミリアの夢の中ですね」

 

 

 

フラン「へー……なんか THE・夢! って感じだよね」

 

 

 

観月「かなり……」

 

 

 

フラン「それに夢の中でもお姉ちゃんのカリスマブレイクは健在なんだねぇ」

 

 

 

観月「もうそれがデフォルトですから」

 

 

 

フラン「それもそうねー」




フラン「そのお姉様の夢が幻想郷中に噂され、一時レミリアのあだ名が「レミリア先生」になったことは言うまでもない」



観月「何してるんですか」



フラン「んー? 未来予知」



観月「未来予知……でもそんな簡単に夢の内容が幻想今日中に広まりますかね?」



フラン「それなら大丈夫!」



観月「それは何故?」



フラン「あそこに……ホラ」



観月「……文さん?」



文 「あややや……見つかっちゃいましたか」



フラン「お姉様の夢を新聞にして幻想今日中にばらまくのよ!」



観月「フラン……恐ろしい子!」 

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