犠牲者の多い幻想郷   作:海猿

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輝夜の生きがい

輝夜「ひまねぇ……」

 

 

 

新 「あーそうだな……あ、そういえば最近妹紅が里でバイト始めたみたいだぞ」

 

 

 

新 「だからお前も少しぐらい……って輝夜?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妹紅「いらっしゃいませー!」

 

 

 

妹紅「3名様ですね。こちらの席へどうぞー」

 

 

 

妹紅「あ、いらっしゃいま――」

 

 

 

輝夜「一人よ」

 

 

 

妹紅「い、いらっしゃいませ……こちらの席へどうぞー」

 

 

 

輝夜「プッw」

 

 

 

妹紅「?」

 

 

 

輝夜「『いらっしゃいませ』だってwwwはいはい、いらっしゃいましたー! さっさとこの輝夜様を席に案内しなさいよwwwwww」

 

 

 

妹紅「ぐっ……早く来いよ」

 

 

 

輝夜「あらららら? 客に向かって何その口はぁ? お客様は神様でしょぉ???」

 

 

 

妹紅「……」イラッ

 

 

 

輝夜「アッラー? 今度は無視? まったくここの店員はどんな教育受けてるのかしらねー(超大声)」

 

 

 

妹紅「この…………」イラッ

 

 

 

妹紅「はい。それではお席の方へご案内いたします。」

 

 

 

輝夜「……アッハッハッハwwwww最初っからそうしときゃいいのよwwwwwこんの竹林ホームレスwwwwwwwww」

 

 

 

妹紅「」イラッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

輝夜「」ピンポーン

 

 

 

輝夜「……」ピンポーンピンポーン

 

 

 

輝夜「妹紅!! さっさと来なさい!!」ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン

 

 

 

妹紅「はい、ご注文は……」

 

 

 

輝夜「アンタねぇ……これが鳴ったら2秒で来なさいよー……全く頓間ねえ」

 

 

 

妹紅「ぐっ……そ、それでご注文は……」イライラ

 

 

 

輝夜「あ、呼んだだけだから。次は2秒で来なさいよね」

 

 

 

妹紅「…………」ピクピクッ

 

 

 

妹紅「死ねッ!!」ドガッ

 

 

 

輝夜「痛ッ!? 何よ! やろうってんの!?」

 

 

 

妹紅「ごめんなさいねぇお客様ww頭に蚊が止まってたもんで……」

 

 

 

妹紅「ああ、ここにもいますねぇwwwぶっ殺してやりますよぉ!!」ドッカンバッカン

 

 

 

輝夜「ちょ、やめ――」

 

 

 

妹紅「このまま消え去れ!!!」

 

 

 

輝夜「やったわね!! もう言い逃れできないわよ!!」

 

 

 

妹紅「ああ、もう我慢の限界だ!! このままお前をドリンクバーに突っ込んでやるよ!!」

 

 

 

輝夜「アッハッハッハ!! やれるもんならやってみなさい!! 返り討ちにしてやるわ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新 「……ここのおはぎ。うまいんだぜ、食えよ」

 

 

 

妹紅「……さんきゅー」

 

 

 

新 「それで、結局バイトは――」

 

 

 

妹紅「聞くな」

 

 

 

新 「あ、うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

輝夜「ひまねー」

 

 

 

新 「またか、お前もいい加減妹紅を見習ってバイトでもしろよ。アイツ次は甘味処で――ってやべっ」

 

 

 

新 「あ、おい輝夜! ドコ行くんだよ!! 輝夜!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妹紅「いらっしゃいませー!」

 

 

 

妹紅「そうですね、最近はこちらのチーズケーキが大変人気で――」

 

 

 

妹紅「ありがとうございましたー!」

 

 

 

妹紅「あ、いらっしゃいま――」

 

 

 

輝夜「くるしゅうない。おもてをあげい」

 

 

 

妹紅「休憩入りまーす」

 

 

 

輝夜「ちょ、待ちなさいよ!!」

 

 

 

妹紅「はい。なんでしょう」

 

 

 

輝夜「接客をしなさいよ。ここの店員は(ry」

 

 

 

妹紅「あーはいはい。それで? 注文は?」

 

 

 

輝夜「ふん! それじゃあそのチーズケーキ……」

 

 

 

妹紅「売り切れです」

 

 

 

輝夜「な、何よ! そこにあるじゃない!」

 

 

 

妹紅「売り切れです」

 

 

 

輝夜「チッ、それじゃあショートケーキ」

 

 

 

妹紅「いちごが入ってないですけどいいですかー?」

 

 

 

輝夜「駄目に決まってるでしょ!!」

 

 

 

輝夜「って何よその態度は!! 店長いないの?! 責任者出しなさいよ!!」

 

 

 

妹紅「ふっw今日は私一人さ」

 

 

 

妹紅「私がルールだ!!!」

 

 

 

輝夜「な、何よ!! それならこっちにも作戦があるわよ!!」

 

 

 

妹紅「ふっ、いい加減負けを認めるんだな」

 

 

 

輝夜「」ピッ

 

 

 

輝夜「もしもし、○○甘味処のチーズケーキを食べたんですけどぉ……あれからお腹が痛くて痛くて……もしかしなくても食中毒になっちゃったんじゃないですかねー」

 

 

 

妹紅「あ、おいお前! やめろ!」

 

 

 

輝夜「」チラッ

 

 

 

妹紅「ぐっ……この……わかったよ! チーズケーキ一つか?」

 

 

 

輝夜「け・い・ご♪」

 

 

 

妹紅「ち、チーズケーキのお買上げですね……ありがとうございました……」

 

 

 

輝夜「くっくっくっ……あーいえ何でもないです。なんか全然違うことでした。それじゃあ失礼しまーす」

 

 

 

妹紅「……ズルいぞ」

 

 

 

輝夜「それじゃあこのチーズケーキは貰っていくわねーwwww」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新 「え、それで終わりじゃないの!?」

 

 

 

妹紅「その後、店員の対応が悪いってクレームが何千件も入ってきてな……全部名指しで」

 

 

 

新 「え……それでバイトは……」

 

 

 

妹紅「聞くな」

 

 

 

新 「あ、うん」

 

 

 

 












新 「輝夜……何のためにあんなことしたんだよ……」



輝夜「あんなこと? ……ああ、あれね」



新 「お前……今の今まで忘れてたんじゃ…………」



輝夜「決まってるじゃない……」



輝夜「私の生きがいよ!!」まさに外道

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