新 「餅つき大会……今日だな!」
妹紅「ああ、そうだな」
慧音「そうだな……」
新 「まっだかな~?」
妹紅「新、お前……」
新 「ん?」
妹紅「なんでそんなに元気なんだよ!!」
新 「えぇ……?」
妹紅「今日までず~っと徹夜で作ったんだぞ!?」
新 「それは……誰かさんが『どうせなら里の奴等の全員分作ってやろうぜ!』って言ったからじゃないか!」
妹紅「うぐっ…………それでも、お前は賛成したよな!?そのくせ自分だけ寝やがって!」
新 「…………寝るのは別にいいだろ!」
妹紅「駄目だよ!!」
慧音「ほらほら、くだらない喧嘩はそれくらいにして」
新 「寝るのは別にいいだろ……」
妹紅「別にみんなに一つづつ、臼と杵があってもいいだろ……」
慧音「はいはい」
新 「そろそろ時間か~」
妹紅「慧音、私もうダメだ……眠い」
慧音「このタイミングでか!?」
新 「おーっと。妹紅選手ここでギブアップか~!!?」
妹紅「うるせ――――もうだめ、、、寝る……」
慧音「妹紅――!」
新 「……輝夜は3徹、普通だぞ」ボソッ
妹紅「眠く……ない」ムク
慧音「妹紅!無理をするな!」
妹紅「大丈夫だよ慧音」
慧音「クマが凄いぞ!?」
新 「妹紅、調子はどうだ?」
妹紅「一周回って目が覚めたよ……」
新 「そうか、水持って来たのに残念だ……」
妹紅「……そのバケツいっぱいに入った水をどうするつもりだったんだ?」
新 「いやぁ……あはははは」
新 「お。だんだんと人が集まってきたぞ?」
妹紅「ほんとだな、里のほとんどの人が来てるな」
新 「お?なんだかあっちに人集りができてるぞ?」
妹紅「あー?」
新 「行ってみようぜ」
妹紅「あ、ああ」
にとり「よってらっしゃい見てらっしゃい!今回ご紹介するのはこれ!!」
にとり「餅焼き機!これを使えば餅を美味しく焼けますよ~!」
里の人達「おおー」
新 「餅焼き機だってさ妹紅!」
妹紅「……私でも焼けるぞ」
新 「それ妹紅だけだから」
妹紅「でも便利そうだよな……」
新 「すいませーん、これいくらですか?」
豊 「あ、5,990円で―――!!」
新 「おお!?豊!!?」
豊 「よう、新」
新 「ひっさしぶり~!」
豊 「おー」
新 「……豊よ」
豊 「何だ?」
新 「300円に負けてくんない?」
豊 「ああ、いいよー」
にとり「おおぃ!!何してんだよおお!!働けぇぇ!!」
豊 「はーい……ってことで後でな」
新 「おう!」
慧音「妹紅、これ見てみろ!餅が焼けるんだってよ」
妹紅「慧音も買ったのか……」
慧音「これ、凄いんだぞ、焼き加減も色々調整出来るし」
妹紅「私のほうが上手く焼けるし……」
慧音「何故機械に妬いてるんだ……」