新 「修行に修行を重ねついに!能力を自由自在に操れるようになったぜ!」
新 「何回死んだのかは100を超えたところから数えるのを辞めちまった・・・」
新 「でも死亡数の半分はあの喧嘩だからな」
新 「・・・まあいっか」
新 「いってきまーす」
新 「とりあえず、人間の里・・・に行ってみるか」
新 「あ、もこーう」
妹紅「新・・・何してんだ?」
新 「外出許可が出たから人間の里に行くんだ~」
妹紅「・・・で、その後は?」
新 「え?永遠亭に帰・・・」
妹紅「・・・」
新 「あー・・・」
妹紅「頑張れよ」
新 「え?助けてよ?」
===人間の里===
新 「ここが、人間の里か・・・」
新 「時代劇の中みたい・・・」
新 「スゲー何この店・・・」
新 「うん、そういえば俺、金持ってないわ」
新 「・・・あれ、俺何も出来ないんじゃね?」
新 「アレ?妹紅」
妹紅「お、新じゃないか」
新 「あれ?ここまでまっすぐ来たと思ってたのに・・・」
妹紅「何処に寄り道してたんだよ・・・」
新 「で、妹紅はなんでここに・・・」
妹紅「ここで待ち合わせだ」
新 「へー・・・誰と?」
妹紅「なんで"?"なんだ?」
新 「いやー妹紅って輝夜以外に友達いそうにな――」
妹紅「輝夜は友達じゃねえ!」
新 「ああ、そう?」
妹紅「それに、私にもそこそこ知り合いはいる・・・・・・」
新 「いる?」
妹紅「あ、慧音が来た!おーい、けーね」
新 「・・・」
慧音「妹紅、おまたせ・・・って誰!?まさか妹紅の・・・」
新 「あ、いや。そんなんじゃないですよ」
妹紅「コイツは新、最近噂の犠牲者ってヤツだ」
慧音「ああ、なるほど。よろしくな」
新 「よろしく」
妹紅「そういえば、新は何しにここに来たんだ?」
新 「俺は、この建物が目に入ったから来たんだ」
慧音「ここは寺子屋だ」
新 「寺子屋?って学校的な?」
慧音「まあ、勉強を教えてるぞ」
新 「へー」
妹紅「ところで慧音、何の用なんだ?」
慧音「そうそう、今回はちょっとやりたい事があってだな・・・」
妹紅「何だ?」
慧音「・・・これだ!」ピラッ
妹紅「・・・年明け餅つき大会?」
慧音「そうだ!年明けに里で餅をつこうかなと」
妹紅「ふーん、で?」
慧音「妹紅に杵と臼を作って貰おうかと・・・」
妹紅「私が作るのか!?」
慧音「ああ、駄目か?」
妹紅「まあ、作れるだろうけど・・・今から作るのか」
慧音「ああ、スマンなこんな時に言って」
妹紅「まあ確かに今日は・・・12月27日・・・何セットぐらいいるんだ?」
慧音「うーん、里の全員でやる・・・としたら、最低10セット・・・?」
妹紅「・・・多いな」
慧音「多いな」
新 「・・・(帰ったほうがいいかな)」
妹紅「じゃあ作るかぁー、新!」
新 「」ビックゥ!!
妹紅「手伝ってくれよ」
新 「い、いや。俺はもう帰ろうかな・・・と」
妹紅「あれ?一人で帰れるのか?」
新 「あ・・・」
妹紅「ふふん」
新 「手伝わせていただきます・・・」
慧音「私も手伝うぞ」
妹紅「さてと、やるか!」
新 「作るのか・・・素材って?」
妹紅「竹、とかでいいだろ」