犠牲者の多い幻想郷   作:海猿

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儲かったぜ……ぐふふ

にとり「豊、話をしよう」

 

 

 

豊 「(何言ってんだコイツ……)」

 

 

 

にとり「前回の(というか新編の5話目)にとりショップで稼いだお金がこちらになります」ジャラ

 

 

 

豊 「結構あるな」

 

 

 

にとり「じゃ、7:3ってことで」

 

 

 

豊 「ちょっと」

 

 

 

にとり「はい?」

 

 

 

豊 「7:3?」

 

 

 

にとり「7:3」

 

 

 

豊 「おかしくね?」

 

 

 

にとり「な。何が?」

 

 

 

豊 「せめて5:5ぐらいだろ」

 

 

 

にとり「あ、はーい、じゃあ5:5で」ジャラジャラ

 

 

 

豊 「おいおい、その量は確実に8は持ってってるだろ」

 

 

 

にとり「……」

 

 

 

豊 「逃げるなよ?」

 

 

 

にとり「異議あり!」

 

 

 

にとり「よくよく考えてみてください?」

 

 

 

にとり「作ったの私」

 

 

 

豊 「それ以外俺」

 

 

 

にとり「……」

 

 

 

豊 「それに制作も半分手伝っただろ」

 

 

 

にとり「……」

 

 

 

豊 「……」

 

 

 

にとり「じゃ、6:4で」

 

 

 

豊 「5:5の選択肢は無いのか」

 

 

 

にとり「それは諦めて?」

 

 

 

豊 「なんで?」

 

 

 

にとり「あ!!」

 

 

 

豊 「ん?」

 

 

 

にとり「逃げる!!」ダダダッ

 

 

 

豊 「あ…………アイツ、馬鹿か」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

にとり「ハッ!お金置いてきた!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

にとり「……ただいまぁ」

 

 

 

豊 「おかえり」

 

 

 

豊 「ほら、にとりの取り分」

 

 

 

にとり「畜生……ってコレ」

 

 

 

豊 「仕方ないから6:4にしといてやった」

 

 

 

にとり「キャー豊イッケメーン…………」

 

 

 

にとり「って私のほうが4かよ!!」

 

 

 

豊 「ははは、ウソウソ。ほらにとりの分」ジャラジャラ

 

 

 

にとり「あ、ありがとう」

 

 

 

豊 「……4の方は返せよ?」

 

 

 

にとり「うげっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

豊 「しっかし半分以上持ってって何をする気なんだか……」

 

 

 

みとり「知りたいのかい?」

 

 

 

豊 「うわッ!?……なんだにとり―――じゃない!?」

 

 

 

みとり「お初にお目にかかる……私はみとり、にとりの姉です」

 

 

 

豊 「あ、姉!?」

 

 

 

みとり「まあ嘘だけど」

 

 

 

豊 「なんだ嘘かー……嘘!?」

 

 

 

みとり「まあ嘘というか嘘じゃないと言うか」

 

 

 

豊 「不審者だー!!」

 

 

 

みとり「あ、ちょっと……まって?」

 

 

 

豊 「不法侵入者が居るぞ―ー!!」

 

 

 

みとり「ちょ、ちょっとぉ……待ってよぉ」グスン

 

 

 

にとり「うっるっせえぇぇぇぇ!!」

 

 

 

にとり「ってお姉ちゃん」

 

 

 

みとり「に、にとりぃぃぃぃ!!」ポロポロ

 

 

 

豊 「けいさつさーん!!不法侵入者がーー!!」

 

 

 

にとり「あ、コレ面倒臭いやつだわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

にとり「よしよし」

 

 

 

みとり「……」グスッ

 

 

 

豊 「……ごめん」

 

 

 

にとり「で、なんでいきなりお姉ちゃんが帰って来てるの?」

 

 

 

みとり「え……?」

 

 

 

にとり「花嫁修業を完遂するまで帰ってこないって言ってたのに……」

 

 

 

みとり「そ、それは―――」

 

 

 

次回に続く!!




兎海「……ここが妖怪の山k」



椛 「だ、誰だ!」



兎海「へ、ああ。椛か」



椛 「な、何故私の名前を知っている!?(やった~噛まずに言えたよ~!)」



兎海「なぁに、ちょっとした挨拶に来ただけだから大丈夫――」シュッ



椛 「それ以上進めば容赦はしない……わかったら立ち去れ」



兎海「ちょ、ちょっとぐらい良くない?」



椛 「……二度目は無いぞ」



兎海「く、こうなったら……」



兎海「えーいままよ!!」ダッシュ



椛 「あ、待て!!」



兎海「ヘイヘイ!鬼さんこちら手のなる方へ!!」



椛 「くっ、待て!!」モウダッシュ



兎海「(ヤバイ煽るんじゃなかった)」




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