豊 「さて、丸○くん俺の『流れに乗る程度の能力』ってのはどんな能力何だ?」
にとり「やめてあげなよ…丸○くんがw可哀想だろwwww」
紫 「」ギロ
にとり「ヒエッ」
紫 「ゴホンッ。さて、豊。貴方の能力のことだけどね」
豊 「おう」
紫 「あんまりよくわからないのよ」
豊 「え?」
紫 「まあ、大体の能力は人に教えてもらうものなんかじゃないから、そこら辺は自分で考えて頑張ってね」
豊 「・・・」
紫 「ばいば~い」
豊 「・・・俺の、能力」
~回想
親友「なあなあ、豊!お前異世界に行くとするならどんな能力持って行きたい?」
豊 「え?何だよいきなり」
親友「なんか、能力とかさ・・・自分だけの必殺技とか憧れねぇ?」
豊 「・・・うーん」
親友「俺はもう決まってんだ~」
豊 「どんなのだよ・・・」
親友「聞きたい?聞きたいか?」
豊 「やっぱいい」
親友「なんでだよ~」
豊 「異世界に行けたら聞いてやるよ」
親友「おーなんかカッコイイなそれ!」
豊 「そ、そうか?」
親友「そっだ、豊はどんな能力がいいんだ?」
豊 「お、俺か?」
親友「うん」
豊 「・・・そうだなぁ、俺は他力本願な能力がいいなぁ・・・」
~回想
豊 「随分とピンポイントな話題だな・・・」
豊 「でも、わかった。俺の能力」
豊 「『流れに乗る程度の能力』ってのがどんなものか・・・!」
一世「うっわ~酷いなこれ」
神奈子「家が半壊してるじゃないか」
諏訪子「・・・まず、こんな所に人が落ちてきて無事なの?」
こいし「(それ、今までの流れだと完全にわたしのセリフなのに・・・!)」
にとり「お、皆さんお揃いで何か?」
神奈子「この近くに人が落ちてこなかったかい?」
にとり「それなら、きっとあいつのことだと思いますよ…」
神奈子「そうか、その落ちてきた人。とやらはどこに・・・」
にとり「一人、300円になります・・・」
神奈子「へ?」
にとり「入館料・・・」
諏訪子「・・・」
神奈子「・・・」
こいし「・・・」
一世「10円に負けてくんない?」
にとり「200円」
こいし「(謎の戦いが始まった・・・!)」
一世「11円」
にとり「150円」
一世「12円」
こいし「(一世の金額のあげ方がみみっちい・・・)」
にとり「100円!」
一世「5円」
こいし「(何故ここで更に下げる!?)」
一世「なんか、無駄な時間だった気もするな」
こいし「絶対無駄だよ・・・」
豊 「そうだな」
こいし「なんで、ナチュラルに会話に入ってくるの!?」
豊 「・・・駄目なのか?」
こいし「いや、別に・・・」
一世「別に駄目ってわけじゃないけどな」
豊 「?」
一世「んじゃ帰るか」
こいし「ええ!?もう?」
一世「落ちてきた者の確認は出来た!それで十分だ」
こいし「・・・はぁ、じゃあ帰る?」
一世「おう」
豊 「何だったんだアイツ・・・」
こいし「結局いくらまで下げたの?」
一世「え?それは只の文字数稼ぎだから、特に意味はない!」
こいし「あ、そう・・・」