ー設定ー
出雲;素早さ攻撃力特化の中近距離タイプ ちなみに貧乳
天月;思考能力をフル回転して効率的に攻撃を回避する全距離網羅型
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どうも、旧人名無しです。
今回ようやっと移動、だと思います!
それでは、どうぞ ノシノシ
天月は、出雲に向かって
「んじゃ次は頼むよ、頃合いになったら起こしてくれ」
そう言うと答えも聞かず胡坐のまま眠りに入った。
出雲も少し呆れながら
「座って寝るのかよ、まぁ聞こえてはいないか」
どっちもどっちである
出雲と天月は、睡眠・・・休養の重要性を理解して、その重要性からこの二人は『早寝早起き』を自然に習得していたのだ。
イリスとゴルドはその二人の信頼感に感心していた、すると出雲が
「二人も寝たほうが良いぞ、この仕事は私とコイツだけで十分だ」
と二人に促した。
ゴルドは言葉に甘えて
「おう、じゃあ遠慮なく寝かせてもらうぜ」
というと豪快に寝転がっていびきをかきながら寝た。
イリスはというと、出雲の話相手をしていた。
「そいえば、貴方達はパーティーなのよね?」
「ん?ああ、まぁそうだな、いわゆる相棒ってやつだ」
「それじゃあ役割とかはどうしているの?」
「どういうことだ?」
イリスは返答に少し悩んで丁寧に教えることにした
「そいえば貴方達には言ってなかったわね、ギルドに入るには、まぁ目安でしかないけど役割、いわゆるジョブがあるの---」
要約するとギルドには職業という概念があり、、ギルドに自己申告することでギルドカードに記載されるようだ。
使用用途としては臨時パーティーを組む時にそれを参考にして招待や募集を掛けるという使い方をするらしい
職業には
『戦士』『騎士』『狩人』『魔導士』で分けられ、その細々と別れているものをジョブという
簡単に各職業を説明すると
『戦士』、近接主体、ゴルドは腰に帯びた剣を使う『剣士』らしい。大きな盾と斧を使って戦った方が
『騎士』槍、盾、魔法も多少駆使する、器用b(なんでも出来るジョブである。
ちなみに戦士の職業にも『槍術士』なるものもある、まぁ結構そこら辺は自由なのだ。
『狩人』弓、罠、ナイフなど、結構自然で生きるタイプ。これのジョブには『暗殺者』などの暗器を使ったり『スピーダー』という斥候を主にしたりするジョブもあるようだ。
『魔導士』これは名のとおり魔法に精通した者がやるジョブ、
ついさっきイリスがギルドカードを見せてくれたイリスは『補助魔導士』という肉体強化、治癒に特化した某RPGの僧侶的ジョブらしい。
他にも各属性(水や火など)に特化したジョブや詠唱魔法に特化した者、はたまた魔法と武器で近接職をする『魔道剣士』などもいるらしい。
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そんな説明を聞いていると予想以上に時間が経ってしまったようで、空は段々明るくなっていた。
イリスは微笑みながら
「話し込んでしまいましたね」
と恥ずかしそうにしていた、イリスは話すことが好きなようだ。
『やはりどの世界の女もお話しが好きなんだな』と、途中で起きていたが寝たふりを続けていた天月は思っていた。
その気配を察していた出雲は天月を見て
「お前起きてたな?」
と言う、イリスはそれに少し驚きつつもふとゴルドの方を向いた、ゴルドは爆睡していた。
その大口開けて寝ているゴルドに呆れつつイリスはゴルドを起こす。
「起きてください、ゴルド」
イリスはゴルドを揺すってみるが、ゴルドは起きる気配が無い。
出雲も呆れたが、少し考えて悪い笑みを浮かべた。
「イリス、私がやる」
イリスは出雲を見て、
「出来るんですか?ゴルドは爆睡すると早々起きませんよ」
天月も出雲の黒い笑顔を見て「何するつもりなんだ・・・」と小声でつぶやく
「こうするんだよ」
ゴルドの顔の上におもむろに手をかざすと
ジャバババババババ
結構な勢いの温水がゴルドの顔面に直撃する。
ゴルドはすぐに起きて
「あづッ!?アヅッ!あづい!なにg・・・ゴフッ」
温水がおもむろに口に入り咽る、出雲はそれを見てスッキリとした表情で温水を止める。
天月も口元を抑えて笑いをこらえている模様。
そんな中イリスだけは少し驚いたようであった
「あなた、魔法つかえたの?」
理由は単純で出雲が魔法を使うような性格に見えなかったというのもある
そしてこれだけの量の温水を発生しても疲れる様子もない出雲に驚いていた。
「ああ、一応だけどな」
出雲はそう返答する。
ゴルドは温水をぶちまけられ咽ながら上体を起こし
「ゴホッんな!?、誰だゲホッゲホッ!敵襲か!」
イリスは冷めた目でゴルドを見ると
「あなたが起きないから、出雲さんが起こしてくれたのです、あなたは本当にちゃんとしてください、そんな状態ではいつかモンスターに殺されますよ。」
ゴルドは「うっ」となりつつも言い返そうとするが
「まぁまぁ、また夜になる前に森を出たほうが良いでしょう?」
と天月は抑える、ゴルドは少し不服そうな顔をしながらも
「まぁ、そうだな。」
と天月の意見に賛成する、イリスも問題ないという体で話しを進める
「それじゃあゴルドが一応先頭を務めて帰還します、お二人は付いてきてください」
二人は少し顔をしかめてえっ?ゴルドが?みたいな顔をしたがすぐにそれを戻して了承する。それにはイリスも苦笑いを浮かべつつも仕方ないといった表情であった。
そんな事をゴルドは知る由もなく先頭を堂々と歩く
出雲は少し呆れつつも
「そんなに堂々と歩いてていいのか?周囲の警戒は出来ているのか?」
「大丈夫だよ、ここはそんなに危ないとこじゃねえからな!」
と余裕たっぷりでゴルドは言う、イリスはそれに付け加えるようにして
「まぁ、実際そこまで強いモンスターは出現しません、でも油断しているのはあまり・・・いや全くもってふざけていますね。」
イリスはゴルドに向かって冷ややかに言い放った。
天月は最早ゴルドがかわいそうにすら思えてきたがまぁ、自業自得なので気にしないことにした。
ゴルドを先頭に出雲、天月、最後尾はイリスの順で並んだ四人は随分と進んだ所で。
プガァアアアアアアアアアアア
大きな鳴き声が響く、4人は周囲を警戒する。
すると猪(仮)が一匹現れる
イリスは驚愕して皆に向かって
「逃げてください!」
出雲と天月は微妙に脱力した状態でその叫びに
「「なんで?」」
と問い返す、その答えにイリスは
「何言ってるんですか!あれはC+の
天月は出雲に「そんなにヤバイやつだった?」と問う出雲は
「いや、そうでも。というかアイツやっぱ猪なんだな」
出雲は眠そうな目で猪を見る。
イリスは引っ張ってでも行こうとしたが、もう遅かった。
剛緑大亥はこちらへ突進してきていた。
イリスは仕方ないとばかりに魔法を用意する。
が、それは無意味であった。
バキュウウウン
天月は背中に斜めに背負われたライフルを抜き構えて、撃った。
その弾丸は剛緑大亥の脳天をぶち抜いていた。
イリスとゴルドはそのあまりの衝撃音に腰を抜かす
出雲は予め、創造魔法による遮音をゴルド、イリス含めて全員に使用したがそれでも慣れていない、しかも行き当たりばったりの遮音だったため流石にすべてを遮音することはできなかった。
天月は平然とした様子で貫通した弾丸と、そしてその後ろで被害にあった木を見つめた。
「やはりこのイノシシ、硬いな」
「だな、普通だったらもう少し木を貫通してた」
と出雲も話に加わる、そして
「にしても・・・いきなりぶっ放すのは無いわ。
遮音出来たからいいものの・・・出来なかったら耳から血がダラダラしてただろうよ」
と天月に言い放つ
「いや、どうしても試してみたかったんだよ。
まぁそんなことはどうでもいい、重要なことじゃない。
確かこいつC+か、Bの輩にはあまり効かないかなぁ。」
「そうだな、小銃の方も何とか使ってC+ってところか」
「だな、次は魔法攻撃の事を調べてみなきゃな」
イリスは口をぱくぱくさせ・・・
「なんなのよ・・・あなたたち」
そうつぶやいた。
此処まで読んでいただき有難う御座います。
ええ、だんだんgdgdが顕著に表れてきていますね(´・ω・`)
とはいえ今回はようやっと、銃(アンチマテリアルライフル)の威力とこの二人のチートっぷりを再確認できればいいなぁ(´・ω・`)と思っています。
それでは、また、いつか ノシノシ