傭兵異世界転生記   作:旧人名無し

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どうも、旧人名無しと申すものです。
それじゃ、やっていきましょうか
ー設定ー
出雲透(いづもとおる);冷静なバーサーカー
天月伊郷(あまつきいごう);器用貧乏(高水準)
(実は結構二人ともオタク)
ーーーー
じゃ、どうぞ ノシノシ


第二発 魔法行使

 扉を抜けると・・・

 

「樹海、だな」

 

「樹海、ですね」

 

そこは樹海、森だった。

 

「まぁ、そんなもんか。異世界転生って」

 

 出雲の言葉に天月は付け足すように続ける

 

「まぁ、街中で突然こんな状態の二人が現れたら・・・ねぇ?」

 

 出雲はふと自分の装備を見る。

自動小銃とバリスティックナイフ、腰にマグナムとデザートイーグル、しかも血塗れ。

天月もそうだ。

同じく自動小銃と背中に対物ライフルを担ぎ

レーザーサイト、サプレッサーの付いた重厚感のあるハンドガンとサバイバルナイフ

そして出雲ほどではないがこっちも血塗れ

この状態で街に出れば大騒ぎだろう。

 

「どっかで洗い流したいな」

 

出雲が付着した血液を見つめながら呟く

天月も同調してため息をつきながら

 

「ですな」

 

「んじゃ水場を探すかぁ・・・」

 

出雲はめんどくさそうに零す。

 

天月はふと思ったことを口に出す

 

「魔法で水出せるんじゃね?」

 

出雲は目を見張る

 

「お前・・・天才か?」

 

出雲は言葉をつづける。

 

「早速やってみようぜ!」

 

「ですね」

 

天月は答える、そして神様に言われたことを思い出す

 

「確か、『イメージを具現化する』だっけ」

 

天月はそれっぽく念じる。

 

ドパァ

 

水があふれ出る。結構な勢いで

 

「「おお!」」

 

二人は声を上げる。

ふと、出雲は重要なことに気付く

 

「あ、水入れるものがない」

 

その言葉に天月は( ゚Д゚)ハァ?って顔しながら渋々水を止める。

出雲は「ごめんごめん」と笑いながら

 

「んじゃ作るか」

 

出雲は当然のごとく言い出し、

 

バキッ

 

割と大きめの木を出雲は蹴り倒す。

 

「その攻撃力なんだよ、まったく」

 

天月は呆れながら言う。

 

「まぁ、よかろう。それのおかげで入れ物が作れる訳だし」

 

天月は「まぁな」と言いつつ何時もの事だと慣れたような顔をしている

 

出雲は蹴り倒した木を見つめ、思考する。

そして、何かをするつもりなのか目を閉じる

 すると。

数個の木製バケツがその木を生贄に作られた。

出雲は得心した表情で

 

「こんな感じで作ることも出来るんだな」

 

出雲は少し考え込むともう一度目を閉じる。

だが今回は何も起こらなかった

 

「創造魔法には少し制限があるようだな。」

 

少し残念そうな顔して呟く。

 

「まぁ、そこまで期待しても楽しめないさ」

 

と天月は諭すように言い聞かせる

 

「まぁね~」

 

と悟ったように言うと、すぐについさっき作ったバケツを用意する

 

「ささっ、洗い流そうぜ。血」

 

バケツを構える。

 

「お前でも出せるだろ。絶対」

 

と言いつつ念じる。今回は少し工夫したようだ

 

ジャー

 

蛇口から出るように手のひらからお湯が流れる

 

「ほほう、お湯もできるのか」

 

感心しながら次々とバケツにお湯を溜める。

 

全部のバケツにお湯を入れると。

 

「ちょっとここら辺探索するから先洗ってや~」

 

と、出雲は目を輝かせる。

その厚意ともとれる言動を素直に受け取り

 

「んじゃお言葉に甘えて」

 

装備を脱ぎながら、言う

 

出雲は「おう」と一言のこすとサッと森の中に入っていった。




ここまで読んでいただきありがとうございます。

本来はここで会敵しようかとも思いましたが、出来ませんでした。

慣れていないのもあって可笑しいところが多々あります。(´・ω・`)

次は会敵回になると思います。

それでは、またいつか ノシノシ

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