傭兵異世界転生記   作:旧人名無し

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よろしくお願いします!
今回はプロローグと概要説明みたいな感じです。

ー軽い設定ー
出雲 透(いづも とおる);勝気 黒髪黒目 女性

天月 伊郷(あまつき いごう);余裕ありげ系男子、グレーの髪に灰目 男性
 
ーーーーー
それではどうぞ ノシノシ


第一発 プロローグ神様転生

一人の女が自暴自棄に近い嗤い声をあげつつも呟く

 

「さすがにもうダメかね?」

 

「ですねぇ」

 

それに達観した表情で答える男

 

 前に広がるは狂気的なまでに士気を高めた兵士

 

「これは金積まれてもやるんじゃなかったな」

 

女は後悔する様子もなく言って見せる、男はそれに呆れながら

 

「まったく・・・俺はやめたほうがいいって言ったのに・・・」

 

女は爽やかな笑みを浮かべ

 

「まぁ、いいじゃねえか」

 

男は呆れながら微笑み

 

「今更ですしね」

 

女は深呼吸をする。そして目の前の兵隊を見据え、

 

叫ぶ

 

「行くぞゴルァアア!!」

 

男もそれに呼応する

 

「はい!!」

 

 

 二人の男女は一騎当千の戦いを見せつけ任務を完遂する。

だが報酬を受け取ることもなく二人は・・・消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 白い空間、そこにはついさっきまで敵兵を砕き、切り裂いた男女が立っていた。

 身体中に血塗れの化粧をした二人は呆然としている。

すると白い空間から男とも女ともつかない者が現れる、

二人は一斉に銃を構え銃身をその者に向ける、

その者は驚きつつも嗤いながら、

 

「や、やめてくれよ~君に危害を加えるつもりなんてないからっ」

 

その者はゆっくりと無抵抗の意志を示すように両手を手を挙げる。

二人は警戒しつつもゆっくりと銃を下ろす。

その者は腰のナイフに手を当てる二人に呆れつつ

 

「まぁ、それくらいは仕方ないか」

 

と吐き出す。

 男はそのものに思っていたことをぶちまける。

 

「貴方は誰ですか?ここは・・・」

 

その者は男のその言葉を手で制止して

 

「どうも、僕は神様と言われる者だ」

 

男は怪訝な顔を浮かべつつ

 

「そうですか。で、その神様とやらの要件は何です?」

 

神様は「あ、驚かないんだね」とか言いつつ本題に移る。

 

「まぁ、君達的な表現をするなら」

 

神様はここで一旦言葉を切り、息を吸って

 

「異世界転生をしてみないかい?」

 

男女は少し驚いた顔をすると、その顔を好奇心の色に変える。

 男は瞳をうっすらと輝かせつつも、冷静を装い神様に問う。

 

「どういうことだい?」

 

「まぁ、先に理由を言うなら、君たちが異常な程に異常だったから。というべきかな」

 

男女は頭に?を浮かべつ神様の話を聞く。

 

「いやね、君たちの身体能力、知恵やらが常識、いや、異常値すら超えてしまったんだ。

 それはとてもとても駄目・・・とは言えないけど可笑しい事な訳だ。

 そして僕の同僚が提案してくれたんだよ

 『他の世界に送り込めば非常識も問題ないんじゃね?』

 って、いやぁ~僕には同僚が天才に見えたよ、うん。

 まぁ、そんなわけで、って言われても納得してくれないよね?」

 

饒舌にジェスチャーを交えつつ神様は男女に確認するように話しかける。

男女は顔を見合わせると・・・

 

「「問題ない」」

 

神様は滅茶苦茶驚く、それはもう『mjd(マジで)?』って感じで

 神様は落ち着くために一度深呼吸をすると・・・

 

「いいの?」

「「いいよ」」

 

と男女は即答する。

 

即答に動揺しつつも神様は概要を説明し始める。

 

「あ、ああ。それじゃ君たち、出雲(いづも) (とおる)ちゃんと天月(あまつき) 伊郷(いごう)くんが行く世界について説明しよう」

 

女・・・出雲がちゃん付けされることに不満だったのか神様を睨み付ける

 

「怖い顔しないでよ、出雲さん」

 

神様は少しおびえた表情になりつつもひきつった笑顔でなだめようとする。

 

男・・・天月も、「まぁまぁ」なだめるように肩に手を掛ける

出雲はため息を付くと「続けて」と促す。

神様は心得たといわんばかりに説明を続ける。

 

「進行うまくできなくてゴメンネ。

んじゃ、説明するね

まぁ、君たちが知っている異世界転生みたいなファンタジーな世界だ。

君たちの世界と文明的に違うところが多々あるけど・・・

そこら辺は君たちが見て読んで身に着ける法が君たちの好みだろう。

んじゃ魔法について説明するよ。ファンタジー世界だからね魔法は勿論ある。

そうだな、まず魔法の種類には3つある

一つは創造魔法。

いわゆる普通の魔法だ、炎を出したり水を出したり。

これは自分のイメージを具現化するものなんだ。

工夫の仕方によっては便利なものがより便利になったりする。

例えば『魔力がある限りインクの尽きない万年筆』みたいな芸当もできる。

ただし、生命体は作れない、『生命体のような”もの”』は作れてもね

二つ目は強化魔法。

身体強化、感覚強化等の魔法だ。回復魔法もこれに当たる。

とはいえ身体強化や感覚強化は自分の体を傷つける可能性もある。

気を付けてね。

あとこれは応用になるけどの創造魔法と掛け合わせて「炎の剣」みたいなエンチャントみたいなことも出来る。いろいろ試してみてよ。

さて、最後三つめは詠唱魔法だ

召喚魔法や降霊術みたいな他の生物等を使うものはこれに分類される。」

 

とここで神様は言葉を切る、そして神様は確認するように

 

「わかった?」

 

天月はある程度理解して簡潔にまとめる

 

「創造魔法・・・ある程度何でもできる

 強化魔法・・・ドーピング

 詠唱魔法・・・召喚

 って感じでいいか?」

 

「理解してくれて助かるよ、」

 

そして神様は「あっ」というようにして説明を続行する

 

「忘れてたけど君たちが行く世界はある魔法や魔道具で知ることが出来る

 lv《レベル》という概念がある。

 まぁlvはそこまで気にすることじゃない

 lvが上がったところで突然強くなる訳じゃない

 身体や知能の成長によって自然に上がる物だ、肉体の老化でlvが下がることもない

 身体能力は下がってるかもだけどね。

 まぁ、レベルってのはどこまで強くなったかのバロメーターみたいなものだ

 ついでに、説明するけどレベルが上がることによってスキルに影響が出るよ、

 まぁ、あまり気にしないでねぇ~」

 

ふぅ・・・と神様が一息つく

 

そしてようやっと転生の準備に移る

「まぁ、ここまでのは事前知識、あとは君たちで紐解いて楽しんでくれ。

  さてと、今から君たちの肉体、精神、知識などなどの能力に応じたlvと

 身体に見合った魔力内包量を決めるよ。」

 

 そうして、ようやっと現実味(と言っても最初から現実っぽくはない)

を帯びてきて二人は息を呑む。

二人の身体を光が包む、暖かいような安心感のある光。

 その光が収まると二人の前に大きな扉が現れる。

その上に神様が座ると「行ってらっしゃい」と手を振る、

 扉は徐々に開いていく

二人はその扉を見つめながら好奇心に満ちた笑みを浮かべる。

扉が開き切ると二人は扉へ向かって歩を進めた。

 

 

 

「いやはや、君たちはこの世界でも異常なようだ」

神様は二人の身体に見合うように設定した数値を眺めて、そう呟いた。




傭兵二人の転生記は、まだ始まったばかり。




どうも、此処まで見て下さり誠に有難うございます。

いやはや、概要説明の長文が予想以上に長くなってしまいました
見にくかったら申し訳ない(´・ω・`)

まぁ、始まってしまいましたから。頑張って書いて行きたいです。
とはいえプロットや道筋が完全に決まっているわけでは無いので
だらだら更新になってしまいますが(苦笑)

それではまた、いつか

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