不幸な憲兵が提督に!?   作:A・Dson

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皆さんいかがお過ごしでしょうか?
E4を突破したもののE5の難易度の高さに豆腐メンタルが現在進行形で崩されている作者です。
ヲ級改flagがトラウマになりそうです(-_-;)
予想以上に時間が空いたので投稿します。

82式指揮通信車さんからのご指摘がありましたので内容を一部変更しました。
作者は軍事系統の知識が薄いためこれからも問題が出てくると思います。そういったものを見つけた場合は生暖かい目でスルーするか感想欄でのご指摘をお願いいたします。

では投稿します!


第四話 不幸な提督、鎮守府に着任す。

岩川鎮守府へ向かう空。その手には辞令の書類が握られていた。

 

「はぁ・・・陸軍を首にしてまでこっちに引き込んでくるとはなぁ。俺、そんなにすごいことした覚えはないんだがな・・・」

 

そう言いつつ、階級章に目を向ける。

「しかも少佐って・・・昇格してるし。飼い殺す気の人間にやることかよ・・・。」

最も、少佐の前に「新米」がつくが。

 

「・・・考えても始まらねえか。さっさと後任に後を託して陸軍に戻りたいぜ・・・まあ、戻れるかどうかもわかりゃあしねえがな。ったく、ついてねえぜ。」

 

岩川鎮守府まで、あとわずか。

 

 

~~~~~数十分後~~~~~

 

「・・・ここに来るのも久しぶりだな。」

書類によると、もともとここにいた艦娘の大半は現在精神療養中らしく復帰まではしばらくかかるとのことである。また、代理ではあるが新規着任ということで初期艦の艦娘を派遣しているとのことである。

 

「お?あれか・・・初期艦ってのは?」

鎮守府正門に一人の艦娘が立っていた。

 

「あんたが司令官ね。私は特型駆逐艦の叢雲。ま、せいぜい頑張りなさい?」

 

「お、おう。俺は風林 空だ。陸軍からの出向みたいなもんであんまり乗り気じゃねえんだが、お前たちを無茶して沈めさせたりする気はないからよろしく頼むわ。」

 

「乗り気じゃないって・・・あんた、酸素魚雷をくらいたいのかしら?」

 

「おっと、気を悪くしたら済まねえな。乗り気じゃないとはいったが、真面目にやるからよ。」

 

「ふん、まあいいわ。さっさと行くわよ。いろいろやらなきゃいけないこともあるしね。」

 

「おーけー、それじゃあ、提督業、始めますか!」

 

そういって彼は鎮守府に入っていった。

 

その後、門が無機質な音を立て閉じられた。

 

 

 

~~~~~一時間後~~~~~

 

「」死ーん

 

「ちょっとあんた!!まだ一時間しか経ってないじゃない!へたばるの早すぎない!?」

 

「だから~、俺は陸軍出身だからこういうのわかんねえんだよ。なんだよ、資材搬入とか食料以外にも種類があるし、つーかボーキサイトってなんだよ。そんなん知らねえぞ。」

 

「・・・・・・はあ。私もついてないわね。いい、ボーキサイトっていうのは・・・」

 

「ほお~、航空機とかの原料にね・・・」

 

~~~~~さらに二時間後~~~~~

「お、終わったぜ・・・」真っ白

「お疲れ様、って言いたいところだけど、明日からはもっと書類が増えるわよ?」

「・・・・・・」

「・・・返事がない。ただの屍のようね。ほら、起きなさい!」

「おう・・・現実逃避してたわ。」

「ほら、しっかりしなさい。さもないと酸素魚雷をくらわせるわよ?」

「はいはい、わーったよ。で、次は何をするんだ?」

「次は、装備の開発をしましょうか。とりあえず全部の資材を最低値で工廠の妖精さんに渡してきなさい。」

「妖精?そんなのいんのか・・・」

「・・・あんたまさか妖精の存在も知らなかったの・・・?」

「・・・おう。」

「呆れた・・・いい?妖精っていうのは・・・」

「なるほどね。そんじゃ叢雲は茶でも飲んで休んでてくれ。じゃ、行ってくるわ」

 

~~~~~工廠~~~~~

「おーい、妖精さん」

「ナンデスカ?」

「これで装備開発頼むわ。」

「(`・ω・´)ゞ」

 

その後・・・・・・

「b」

「お、出来たか・・・ってこれドラム缶じゃねーか。いらね。廃棄で。」

「(´;ω;`)」

「いや、お前を責めてるわけじゃねえんだ。ありがとな?」

「ドウイタシマシテ!」

 

 

・・・この後叢雲から怒られたのは言うまでもない。

 

~~~~~夜~~~~~

「さて、執務も片付いたし、飯にするか。」

「そうね、さすがにおなかが減ってきたわ。」

 

「失礼します!」

 

「ん?」

「お、お久しぶりです、憲兵さん!!金剛型2番艦、比叡改めてここ、岩川鎮守府に着任しました!」

「おお、比叡か久しぶりだな!ま、積もる話は後にして、歓迎するぜ。」

「比叡さん?司令官と親しいみたいだけど・・・それに着任って・・・」

「ま、まあいろいろあったんだよ。」

「そ、そうなのよ。あ、憲兵さん、ご飯食べましたか?」

「いや、まだだけど。」

「良かったー、私、カレー作ってきたんです。一緒に食べましょう!!」

「お、いいじゃねえか。叢雲もそれでいいか?」

「ええ、構わないわ。」

 

~~~~~では実食~~~~~

「「「いただきます」」」

 

・・・・・・

「」死ーん

「」死ーん

「」死ーん

 

 

 

・・・・・・気づいたら朝だった。当然比叡は調理場出禁になった。

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?
・・・ぐだつきっぷりがやばい(-_-;)
因みにドラム缶の件は作者がリアルでやったことです(笑)
やったことある人いたりしないかな~|д゚)
ここからは作者が実際にプレイしたことにある程度沿って進んでいきます。
ヒロイン候補も出てくるかも・・・?

次回予告を試験的にやります。是非についてはご意見お待ちしてます。

次回!
この鎮守府、想像以上にぼろかった!
「しゃあねえ、日曜大工クオリティ、見せてやるぜ!!」
空は見事にこの鎮守府を劇的ビフォーアフターできるのか!?
そして、艦娘たちも少しずつ戻ってきて・・・?
「ハラショー、こいつは力を感じる。」
次回、「不幸な提督のビフォーアフター!?」
お楽しみに!では、次回の投稿でお会いしましょう!

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