不幸な憲兵が提督に!?   作:A・Dson

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皆さんいかがお過ごしでしょうか。

プロレスはいいぞ。Dsonです。

安定の隔月投稿ですが何とかやっていきましょうね・・・
さて今回は提督中心のお話をしようと思います。数名オリジナルキャラが出ますのでご了承ください。

今度、アイマス系の短編を書くかもです。多分ヤンデレになるのかな・・・。
お楽しみに。(いつにとは言ってない)
では、投稿します!


第三十九話 不幸な提督は会合へ!

島風の一件の翌日。空のもとに大本営からの通達が来た。

 

「提督同士の会合ねぇ・・・つーかこれ三日前に送るかよ!」

文字通り提督どうしで交流するというものだ。最近の戦況ではあまりないが過去には他の鎮守府との連携による作戦が多くその時に開いていたものの名残である。

 

「同伴者は艦娘かそうではないかを問わず2名までみたいね。」

「うおっ、いつの間に。」

「あんたが無駄に集中してたんでしょ。で、どうするの?」

「いや、これは行くしかないだろ。曲がりなりにも大本営からだしな。」

「それくらいわかるわよ、誰を連れてくかってことよ。」

「そうだな・・・」(俺が鎮守府を空ける以上、メンバーの指揮をとれる叢雲、赤城、扶桑は除外。深海戦艦の襲撃も考慮すると戦艦、空母の火力は欲しいところだ。なら・・・)

考えること数秒、

「よし、楓と神通を連れてくか。」

「決まりね。じゃあ神通さんに伝えておくわ。」

「頼んだ、会合は三日後に横須賀でやるから明後日に出れるように準備を頼む。」

「わかったわ。」

「さて、俺も「先輩!!明後日に出れるように準備ですね!!」・・・お、おう」

楓(天井から頭だけだしてる)にひきながらなんとか話す。まさに神出鬼没、どこのy2jだ。

 

因みに空はメンバー考慮の中で一つだけ大きな見落としをしている。そしてそれは本来防げたことであるが、空がそれに気づくのは三日後の事だった。

 

そして三日後、横須賀にて。

 

「やっぱでけえな。」

大本営の大きさに感嘆しながら会場へ向かう。途中楓が憲兵隊にあいさつするために離脱し、空と神通の二人で廊下を歩いていると、

「風林君ではないか。」

「っ!!」

神通が刀の柄に手をかけるが空が住んでのところでそれを制す。

「神通、その手をおろせ。失礼しました。元帥。」

「なに、かまわんよ。彼女はいい目をしてる。いずれ素晴らしい戦果を挙げることを期待しているよ。」

そう言って元帥は立ち去った。

「楽しみにしているよ。猟犬の残滓がどこまでやれるのかをね。」

その言葉が空に届くことは無かった。

 

「提督、あの人は危険です。」

「いや、それはわかるがこの場でそれはヤバいだろ・・・」

(いや、わかっていてもそうしなければならないと感じたのか・・・)

 

緊張の糸が張り詰めたまま二人は会場入りした。

 

~~~会合会場~~~

会合と言ってもそこまでかしこまったものではないようで皆、思い思いに話をしていた。

人が多く心なしか視線が集まっているため若干気後れしてる空だったが、

「あんたが風林提督?」

一人の男に話しかけられる。

「は、はぁ。」

「俺は呉鎮守府の高藤広也っていうんだ。最近有名な、風林提督と話してみたくてね。」

「ゆ、有名?俺が?」

「あんた、提督界隈では結構有名なんだぜ?ブラック鎮守府をつぶした英雄ってさ。」

「お、おう・・・」

「階級も同じだし、お互い頑張ろうぜ?あと連絡先くれない?今度飲もうよ。」

話し方が若干挑発気味だが、性格が空と似ているためあっという間に打ち解けた。

「あぁ。作戦の合間にでもどうだ?」

「いいねぇ。場所は・・・サイ〇リヤとかどう?」

「なんで飲みに行くのにファミレスなんだよ・・・」

 

一度誰かと話して警戒心が溶けたのかそのうちいろいろな人と話すことができた。

大半は他愛のない内容だったが、いくつか役立つ情報も手に入った。

 

 

そして、少し落ち着いてきたころ。

「風林提督、ちょっといいか?」

「あぁ、」

 

別の若い提督に呼ばれ人ごみを離れる。

「で、なんだ?」

「急に悪いな、俺は大湊鎮守府の岡本っていうんだ。あんた確か陸軍出身だったよな。」

「あぁ、そうだが・・・」

「気を付けてくれ。あんた含め、あんたみたいな陸軍出身者や穏健派の人間を狙ってるやつらがいる。」

「・・・急進派の奴らか?」

「流石に知っているか。あんたは特に急進派に目を付けられてる。あんまり急ぎ過ぎるなよ。あと、近くの鎮守府と先にコネクションを用意しとけ。近々大規模作戦が開始されるらしい。その時周りと組めばだいぶ楽になるからな。」

「助かるぜ。あんたも頑張ってくれよな。」

「あぁ、お前もな。」

その後も急進派についての対策などについて話していたが、

「先輩!!」

「楓か。急にどうした?」

「鎮守府詰めの憲兵隊との連絡が途絶しました。」

「何・・・!?」

 

 

岩川鎮守府に危機が迫る・・・!?




いかがだったでしょうか。
今回は導入なのでただでさえ短い文量がさらに短くなっておりますがご了承ください・・・。

11月になればに少しは時間が空くので投稿ペースが上がると・・・いいな。
今回登場した提督のモチーフは友人と制御不能なあの人たちです。
今後ちょくちょくプロレス要素が入ると思いますが気楽にお楽しみください。

次回予告はお休みです。
では、次回の投稿まで、トランキーロ!あっせんなよ。

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